東伊豆町×杏林大学、「観光健康まちづくり講座」受講者募集

2025年8月15日(金)配信

9月4日(木)に2つの講座を実施する

 杏林大学(渡邊卓学長、東京都三鷹市)は9月4日(木)、静岡県の東伊豆町役場庁舎1階の大会議室で、地域経済活性化人材育成プログラム「観光健康まちづくり講座」を開く。開催時間は午後2時30分~6時(開場は2時)。参加無料、同日に2回の講座を実施する。

 同講座は、「東伊豆町における温泉資源を活かしたウェルネスツーリズムの可能性」「環境を活かした健康で活力のある生活と観光まちづくり」と題し、2つの講座で構成。受講者は両講座に参加できる。対象は観光関係や医療関係など事業従事者、行政関係者、一般など。

 第1回の「東伊豆町における温泉資源を活かしたウェルネスツーリズムの可能性」では、講師を外国語学部観光交流文化学科の小堀貴亮教授が務める。東伊豆町の誇る温泉資源をはじめ、豊かな自然・文化資源などの地域性を生かしたウェルネスツーリズムについて、その可能性を考える。

 第2回の「環境を活かした健康で活力のある生活と観光まちづくり~東伊豆町の良さを実感し観光に活かすには~」では、講師を保健学部リハビリテーション学科の石井博之教授・地域連携センター長が務める。生活環境を生かして運動を楽しみ、継続しながら健康を維持する秘訣を伝授する。

 申し込みは専用フォーム(https://forms.office.com/r/zS05sq4ddw)から受け付けている。申込期限は9月1日(月)まで。

200年以上続く伝統芸能「横尾歌舞伎」を体験 浜松市で9月7日に特別プログラム実施

2025年8月15日(金) 配信

特別講演のようす

 静岡県の浜松・浜名湖ツーリズムビューローは9月7日(日)に、浜松市・引佐地区で200年以上続く伝統芸能「横尾歌舞伎」を体験する特別プログラムを初開催する。舞台鑑賞だけではなく、衣装やおしろい、三味線などに触れることができる。

 プログラムでは、地元の役者や保存会メンバーが案内し、歴史や舞台裏の工夫を分かりやすく紹介。歌舞伎を初めて体験する人にもおすすめの少人数制という。

 会場は浜松市浜名区引佐地区のコミュニティーセンター「開明座」。午後1~4時までで、歌舞伎のレクチャーや一部演目の披露、各種体験が行われる。定員は20人。体験料金は1人6600円。申し込みはホームページから。

ホテル金沢、北陸の冬の味覚を厳選 JTB限定宿泊プラン発売

2025年8月15日(金) 配信

特別ディナーコース「金沢フュージョン」

 ホテル金沢(小嶋一夫総支配人、石川県金沢市)は9月16日(火)から、北陸の海の幸を堪能できる宿泊プラン「雪の章」をJTBの限定商品として売り出す。提供期間は12月1日(月)~2026年3月31日(火)まで。同プランのためだけに、和食を基本にイタリアンやフレンチの要素を織り交ぜた特別ディナーコース「金沢フュージョン」を提供する。

 今回の「金沢フュージョン」は、同ホテルの中野副総料理長と橋本和食料理長がタッグを組み、レシピ開発から手掛けた。北陸の冬の味覚の代名詞である甘エビ、カニ、ブリ、そしてノドグロといった厳選素材を、和と洋の枠を超えた新しいスタイルの料理として仕上げたという。

 前菜の「蟹とアボカドと金時草のアンサンブル」から、「金沢甘えびと寒ブリのセビーチェ」「フォアグラとふろふき源助大根 コンソメ仕立て」などのコース料理が並ぶ。メインディッシュは、ご当地ブランドの能登豚を使った「能登豚ロースト 加賀れんこん添え」。また、丸ごと1尾を丁寧に焼き上げた「のど黒の塩焼き」(要追加料金)も用意する。

追加料金で「のど黒の塩焼き」も用意

 さらにプランの特典として、レイトチェックアウトに加え、周辺の観光スポットで使える雪の章チケット、ホテル人気のパティスリーを滞在中に楽しめるチケット付き。

 客室タイプはダブル1室2人利用(禁煙)。予約や詳細については、JTBの宿泊予約サイトに9月16日(火)から掲載予定。

日本旅行とインバウンドテックが業務提携 DXとAI活用した事業推進へ

2025年8月15日(金) 配信

インバウンドテックの東間大社長(左)と日本旅行の吉田圭吾社長

 日本旅行(吉田圭吾社長、東京都中央区)とインバウンドテック(東間大社長、東京都新宿区)は8月14日(木)、DXとAIを活用した事業推進へ業務提携契約を結んだ。両社の事業基盤と先進技術の融合により、新たな価値創出を目指す。

 日本旅行は今年3月28日にインバウンドテックの株式を取得しており、両社の連携強化をさらに進めていく考えだ。

 業務提携によって、日本旅行が持つ観光業の知見や広範な顧客基盤に、インバウンドテックが保有するAI技術を活用した多言語対応力や、DX推進のノウハウを融合させ、インバウンド領域をはじめ、各事業分野において高品質で利便性の高いサービスを提供していく。

「旅先納税®」返礼品、地域外での「体験」で利用開始 沖縄・国頭村が全国初の取り組み 

2025年8月15日(金) 配信

知花靖村長

 沖縄県・国頭村(知花靖村長)はこのほど、全国で初めて「旅先納税®」の返礼品の電子商品券を、寄付先の地域以外の「体験」で利用できる取り組みを開始した。全国5施設の「コニカミノルタプラネタリウム」で上映中の「星結いの森₋沖縄・国頭村の星空₋」の鑑賞料金を同村の電子商品券「くにがみ村e街ギフト」で支払える。

 同村は2023年10月から、ギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用。ふるさと納税の一種である「旅先納税®」を導入し、寄付者に返礼品として寄付額の30%分の電子商品券「くにがみ村e街ギフト」を発行している。商品券が使える施設は村内の宿泊施設や飲食店などで、今回の追加により8月13日時点の加盟店数は74店舗となっている。

「くにがみ村e街ギフト」券面イメージ

 今回、追加されたプラネタリウムの映像コンテンツ「星結いの森₋沖縄・国頭村の星空₋」は、24年のふるさと納税の寄付金を活用して制作されたもの。同村の豊かな自然環境や星空の魅力を全国に発信し、ターゲット層の若年・女性層へ効果的にアプローチをすることを目指す。

 新たな取り組みの開始にあたり、知花靖村長は8月8日(金)に東京・有楽町のコニカミノルタプラネタリウム「プラネタリアTOKYO」を視察。本紙のインタビューに応じた知花村長は、今回の狙いについて、「上映を通して村の魅力を発信し、来村を促すきっかけにしたい」と語った。

 村の観光の魅力は何といっても知花村長が“宝物”と呼ぶ星空。村には人工の明かりが少なく、現在定められている全天88星座のうち、82の星座を観察することができるため、アストロツーリズム(星空観光)を推進している。現在、米国に本部を置くダークスカイ・インターナショナルへ申請を行い、星空保護区認定を目指している。日本では全国で4地域が認定されており、沖縄県では八重山諸島の「西表石垣国立公園」が日本初の星空保護区として2018年に認定を受けた。

 知花村長によると、日帰り観光客が多いことが課題となっており、星空の魅力を発信することで滞在時間を延ばすことを狙う。「星空は宿泊しないと鑑賞できない。夏の星空は一番おすすめだが、冬場の星空も空気が澄んでよく見える。プラネタリウムで鑑賞後はぜひ、本物の星空を見に村へ訪れてほしい」と呼び掛ける。

 ふるさと納税全体の寄付額は右肩上がりで増えており、返礼品として人気があるのは「マンゴー」で8~9割を占める。「旅先納税®」への寄付はさらに増やしていきたい考えで、今後も体験コンテンツの充実をはかっていく。

青森県・蔦沼、紅葉期は入場制限 オーバーツーリズム対策で

2025年8月15日(金) 配信

入場制限は10月23日(木)~11月3日(月・祝)まで

 青森県の十和田奥入瀬観光機構は10月23日(木)~11月3日(月・祝)まで、紅葉期のオーバーツーリズム対策として蔦沼展望デッキへの入場制限を実施する。期間中、午前5時~7時30分の早朝時間帯は事前予約制とし、渋滞対策・環境保全協力金の事前支払いが必要となる。

 蔦沼は蔦温泉から徒歩10分。ブナの天然林に囲まれ、特定の気象条件下でしか見られない秋の絶景「蔦沼の朝焼け」が人気を博している。一方、来訪者の集中による周辺エリアの混雑やトラブル、植生の破壊、渋滞・路上駐車の発生などの課題を抱えている。

 これら課題の解決と蔦沼の環境保全に向け、十和田湖周辺交通渋滞対策協議会は、早朝時間帯の事前予約制を導入。協力金の設置による来訪抑制、対策員の配置による蔦沼展望デッキ上や交通の混雑解消に取り組む。

 協力金は1人当たり2000円。自動車1台2000円、バイク1台1000円を追加で徴収する。予約はオンラインのみで、来訪日の前日午前10時まで。先着順で予約枠がなくなり次第終了する。1グループにつき入場人数は8人、自動車およびバイク1台まで。団体申し込みは受け付けていない。

 なお、期間中の午前7時30分~午後4時までの日中時間帯は自動車、バイク、バスの入場には渋滞対策・環境保全協力金の支払いが必要となる。協力金は自動車1台2000円、バイク1台1000円、バス1台1万円。予約不可で、現地での現金払いのみ受け付ける。バスは駐車できず、回送の協力を呼び掛けている。

NAAや国交省など、「成田空港第2の開港PJ」に 滑走路や新ターミナル建設の総称決定

2025年8月15日(金) 配信

 成田国際空港(NAA)と国土交通省、空港周辺9市町、千葉県はこのほど、成田空港に関する四者協議会を開き、第3滑走路新設の機能強化や既存ターミナルを統合するワンターミナル化など、複数のビッグプロジェクトの総称を「成田空港第2の開港プロジェクト」に決めた。4月18日(金)~5月23日(金)に公募を実施し、379点の応募があった。

 1978年に成田空港が開港して以来のビッグプロジェクトであることがわかりやすく、新滑走路の整備などにより、空港敷地面積が約2倍、発着容量も2024年度の約2倍である50万回となることから、「2」を効果的に使った名称として採用した。新名称は今後、プロジェクトについて触れる文書などで使われる。

 成田空港に関する四者協議会はNAAと、国土交通省、千葉県、成田市、富里市、香取市、山武市、 栄町、神崎町、多古町、芝山町、横芝光町で構成し、成田空港の機能充実と、地域との共生の推進に向けた課題を協議している。

タイミー、熱海商工会議所と連携協定 会員企業の人手不足解消へ

2025年8月14日(木) 配信

 タイミー(小川嶺社長、東京都港区)はこのほど、熱海商工会議所(内田進会頭、静岡県熱海市)と連携協定を結んだ。静岡県内の商工会議所では、初の連携協定の締結となる。スポットワークの導入をサポートし、会員企業などの人手不足解消をはかる。

 熱海市の2024年の年間宿泊客数は、コロナ禍前の19年以来5年ぶりに300万人を超え、3年連続で増加している。一方、人口減少や高齢化などで、人手不足が深刻になっている。

 これを受け今回の連携協定では、熱海商工会議所の会員企業をはじめ、地域の中小企業にセミナーや、スポットワーク導入に向けたサポートを行う。また、働き手には、地域のさまざまな業種でスポットワークを募集。好きな場所・時間に働けるスポットワークの利便性を生かすことで、一層労働力を確保していく。

高尾の森わくわくビレッジ、Limotと連携 レンタサイクルを導入

2025年8月14日(木)配信

高尾の森わくわくビレッジに「Limotレンタサイクル」を導入

 京王電鉄(都村智史社長、東京都多摩市)は8月25日(月)、合同会社Limot(香西俊吾社長、広島県広島市)と連携し、東京都八王子市の宿泊可能な体験型学習施設「高尾の森わくわくビレッジ」に、電動アシスト自転車の無人レンタサイクルサービス「Limotレンタサイクル」を導入する。

 施設利用者から手軽に利用できる移動手段整備の要望を受け、駐輪場スペースを活用し、電動アシスト自転車2台を設置してレンタサイクルの無人運営を行う。

利用フローイメージ

 Limotは、全国で約2万人の会員を抱える無人でモビリティの貸出・運行管理ができるプラットフォームを有している。エリア特性に応じて複数種類の移動手段から最適な交通手段を提案することが可能。同サービスの導入を通じて、施設利用者の周辺施設への回遊性向上や買い出しニーズの充足による利便性向上を目指す。

 なお、サービス導入後は初期段階で試行的に利用需要や活用事例の分析を行い、施設利用者により活用しやすいカタチでの運用を模索する予定。

 同サービスは8月25日(月)の午後1時から開始し、以降の利用時間は午前7時30分~午後6時(最終受付5時)まで。

 利用料金は税込で30分400円、60分700円、180分1800円。決済方法は事前登録したクレジットカード決済となる。

アニメツーリズム協会、26年版アニメ聖地の投票受付中 10月31日(金)までHPで

2025年8月14日(木) 配信

 アニメツーリズム協会(河森正治会長)は10月31日(金)まで、2026年版の訪れてみたい日本のアニメ聖地88の投票を同協会のホームページで受け付けている。

 同協会は2018年から、日本アニメの魅力を世界に発信し、地域創生とインバウンド需要の創出を目的に毎年、訪れてみたい日本のアニメ聖地88を発表。国内外のアニメファンを対象とした投票結果をもとに、権利者や地方自治体などと協議し、決定している。

 具体的には、かつて訪れたことがあるアニメの舞台のモデルになった場所や、これから訪れてみたい場所への投票を求めている。外国人からも応募してもらおうと、英語のページも設けた。