12月末閉館 東京ベイ東急ホテル 感謝の集い開く

2023年11月22日(水) 配信

岩本裕明総支配人

 5年8カ月の歴史に幕――。東京ベイ東急ホテル(岩本裕明総支配人、千葉県浦安市)が12月31日(日)、閉館する。7月に土地と建物の所有者が変更となったことが理由。11月21日(火)には150人の関係者を招き、感謝の集いを開いた。

 冒頭岩本支配人は、「これまでの多大なご支援に心より感謝申し上げます」と謝意を述べた。その後、2018年5月の開業から今日までを振り返り、「アップダウンの激しい状況ではあったが、『禍福は糾える縄の如し』、苦しい経験は次の成長の糧になる」と語り、従業委員一堂への今後の変わらない支援をお願いした。

ウイングルーム

 東京ベイ東急ホテルは、と日本航空(JAL)と展開した「ウイングルーム」などさまざまなコンセプトルームが注目を集めてきたホテル。2019年放送のテレビドラマ「グランメゾン東京」をはじめ、さまざまなドラマ、ミュージックビデオなどのロケ地としてもつかわれており、多くのファンも訪れたという。

 開業から今日まで、情報発信などに尽力してきたマーケティング部支配人の三橋徹氏は、「どうホテルの認知度を上げるかということが課題だったなか、メディアに取り上げていただくことを重要視し、コンセプトルームなどを展開してきました。オリジナル(企画)をつくることが、本当に楽しかった」と思いを語った。

過去最多11地域の首長が映像制作者にPR ロケツーリズム協議会で

2023年11月22日(水) 配信

11首長が参加しPR

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は11月16日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で今年4回目の会合を開いた。

 今年2回目の商談会には、初参加の静岡県下田市、東伊豆町、川根本町を含む過去最多11地域の首長が参加し、まちの魅力やロケ地広報を発信。制作者51人も制作予定の作品のストーリやイメージなどを伝え、必要な画が取れそうなロケ地候補を問い合わせるなど、熱のこもった意見交換が行われた。

 川根本町の薗田靖邦町長は、「制作者の皆様と話していて、あらためて川根本町にはいいところが多いと感じた。ロケツーリズムは誘客にもつながるので、私自身も発信者となり、広く情報を発信し、まちをにぎやかにしたい」と初参加の感想を語った。

 「ロケ実績の効果的な活用」による観光・移住・物販・シティプロモーション・シビックプライドの醸成を目指す地域が参画するロケツーリズム協議会。今年度の協議会も4回目を迎え、商談会前の事例紹介では今年度の成果が多数報告された。

 また協議会終了後の名刺交換会には島原市の古川 隆三郎市長らも引き続き参加。各地域のロケ誘致担当者同士によるロケ実績の活用に向けた意見交換や、制作者との情報交換が商談会に引き続き行われた。

大人のための寛ぎの宿 美食とロケーションで癒す(ホテル四季の館)

2023年11月22日(水) 配信

客室露天風呂からの眺め(箱根芦ノ湖)

 日本ハウスホテル&リゾート(山栄共晴社長)が運営する「ホテル四季の館」は、子供の利用には制限を設ける大人のための寛ぎの宿。現在、栃木県・那須町と神奈川県・箱根町の2カ所で、ロケーションを生かした客室、地域の食材を中心としたこだわりの美食で、訪れる人を癒している。

 今年で開業5周年を迎える「ホテル四季の館那須」は、全30室の客室すべてに温泉掛け流し風呂が備えられた離れ形式の宿。各客室の風呂に加え、共用の半露天風呂や隣接する「ホテル森の風那須」の最上階にある大浴場も利用可能で、湯巡りを楽しめるのも魅力のひとつとなっている。

 個室で味わえる夕食は、那須高原の旬の食材を使用した本格フレンチのコース料理。朝は、焼きたてパンと自社農園「フルーツパーク森の風」で採れたフルーツを使ったジャムや野菜・地元の那須御養卵を使ったエッグベネディクトなど、こだわりブレックファーストが楽しめる。


 22年開業の「ホテル 四季の館 箱根芦ノ湖」は、芦ノ湖を見下ろせるロケーションの宿で、時には雲海に出会える特別感が最大の魅力。客室は、温泉掛け流しのヒノキの露天風呂を備えた全30室。全室が芦ノ湖に面している。客室露天風呂のほかに、夕日が沈む芦ノ湖を眼下に見下ろす共用の露天風呂と大浴場、サウナも用意。

 また館内や客室などには、日本の名画を網羅する「今昔日本絵画図鑑」に収蔵された「天情地意 日輝月光」をはじめとする郷間正観氏の書画112点が飾られており、「泊まれる美術館」になっていることも宿の特徴だ。

 夕食は、相模湾の海の幸を中心にした本格フレンチのコースを提供する。メニュー構成は、季節ごとに変更。朝食は、新鮮な箱根西麓三島野菜を中心に乳製品やこだわりの卵を使用した料理が並ぶ。

〈観光最前線〉異国で感じる日本史

2023年11月22日(水) 配信

台湾旅行のきっかけとなった林百貨店

 人生2度目の海外旅行は、台湾。日本統治時代に建てられたレトロな建物が数多く残っているのを知って、どうしても見たくなったのが動機。

 台北も台南も町の中には多くのレトロ建築が残されていて、雑多なまちなみに溶け込んでいた。

 面白いのは建物の細部で、狛犬のようなものが屋根に飾られていたり、細かな彫刻がさりげなく施されていたりすること。中も外も細部まで精緻なデザインを施しているさまに、当時の日本人の精神性と、当時の置かれていた心境が感じられ、外の国から日本の歴史を俯瞰することの面白さにも気が付くことができた。

 台湾は食も美味しく、少しの中国語と英語だけで十分に過ごせることも分かった。次は、より異国感を感じられる台南を中心にレトロ建築巡りを楽しみたい。

行ってみたい冬花火1位はHTB じゃらん調査

2023年11月22日(水) 配信

HTBクリスマス花火©ハウステンボスJ-21005

 リクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、行ってみたい冬の花火大会を調査した。1位に長崎県の「ハウステンボス クリスマス花火大会」が選ばれた。

 ハウステンボスの花火大会は、クリスマスの名曲とともにハート型の花火が上がるなど、ロマンチックな演出が魅力的な4日間のイベント。特別観覧席や船上クルーズなど、多彩なプランが用意されている。2位は「お台場レインボー花火2023」(東京都)。お台場を彩るイルミネーションとダイナミックな花火を、幻想的な雰囲気の中で一度に楽しむことができる。

  3位は温泉街で楽しめる北海道の「洞爺湖温泉冬花火2024」がランクインした。4位は静岡県の「冬季熱海海上花火大会」、5位は神奈川県の「横浜スパークリングトワイライト2023」と続き、日本全国から街中や温泉街、テーマパークと幅広い花火大会が並んだ。

 同社は「音楽と一体になる演出やイルミネーションとの共演など、各地の冬花火はロマンチックな演出がたくさんあります。澄んだ冬空に輝く大輪の花火を、大切な人と一緒に楽しんでみてはいかがでしょう」と提案している。

 なお、調査はインターネットで10月に実施。全国の20~50代の有効回答数1026人に対して行った。

鹿児島県とベトナム航空、HISが連携協定 インバウンドの相互促進へ

2023年11月22日(水) 配信

左からベトナム航空のゴー・シー・アイン総支配人、鹿児島県の塩田知事、HISの矢田社長

 鹿児島県とベトナム航空、エイチ・アイ・エス(HIS)の3者は11月21日(火)、鹿児島とベトナム相互のインバウンド促進をはかることを目的に連携協定を締結した。

 県の塩田康一知事、ベトナム航空日本支社のゴー・シー・アイン総支配人、HISの矢田素史社長が締結式に出席した。

 協定事項で共同プロモーションの実施や鹿児島―ベトナム定期便就航に向けた取り組み、鹿児島のブランド力向上を掲げた。

 2024年3月に鹿児島―ベトナム・ハノイ間のチャーター便運航が決定している。今回の協定で、チャーター便運航後に、数便を連続して運航する「プログラムチャーター」に移行し、その後定期便就航につなげることが決まった。

 HISはチャーター便を活用した旅行ツアーの販売を同日から始めた。鹿児島発着はハノイ周遊5日間で、ハノイ発は鹿児島周遊6日間のツアーを設定した。

11月30日までブラックフライデーセールを実施中 ビッグホリデー

2023年11月22日(水) 配信

今年は最大3万円割引

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)は11月30日(木)まで、国内旅行サイトで「ブラックフライデー黒金SALE」を実施している。年に一度の10日間限定セールで、今年は最大3万円の割引クーポンを配布している。

 同社LINE公式アカウントを友達追加すると、最大3万円引きのクーポンが付与されるほか、サイト上でも各種割引コードを用意している。旅行代金や出発期間など各種利用条件は要確認。期間中、クーポンは繰り返し利用できるが、クーポンの併用はできない。クーポンの割引金額は1グループ予約当たりの割引となる。

京都レストランバス、12月24日をもって運行終了(WILLER EXPRES)

2023年11月22日(水) 配信

走る「老舗料亭」として、京都観光をしながら食事を楽しめた

 WILLER EXPRESS(平山幸司社長、東京都江東区)の「京都レストランバス」が12月24日(日)、運行を終了する。これまでの感謝の気持ちを込めて、12月運行の乗客を対象に「もっとレストランバスキャンペーン」を行う。

 京都レストランバスは、2017年12月に「京の食文化」を楽しむ観光の推進への貢献を目的に期間限定で運行を開始し、その後、京都の四季を楽しめるよう通年運行してきた。走る「老舗料亭」として、京都観光をしながら食事を楽しめるコンテンツをこれまで多くの人に利用された。

 CP対象日は12月17日(日)、23日(土)、24日(日)の3日間。京都レストランバスを利用された人全員に、東京レストランバスで利用できる2000円分の割引Webクーポン(有効期限は1年間)を配布する。詳細は予約サイト「WILLER TRAVEL」から。

 同社によると、今後はさらに拡大するインバウンド需要に応えるべく、東京レストランバス商品を拡充していくという。

Airbnb Japan、日本独自の機能追加 観光地周辺で物件検索

2023年11月22日(水) 配信

田邉泰之代表

 Airbnb Japan(エアビーアンドビー、田邉泰之代表)はこのほど、観光地や駅、空港などの場所から周辺の民泊物件を検索でき、評価の高いホストや料金、距離などで並び替えて表示する機能のほか、サウナやキッチン、ジャグジーなど設備で物件を絞り込めるフィルターを日本独自に追加した。

 2022年9月~23年9月における同社の国内旅行での予約件数が、コロナ禍前の18~19年同期比で75%増加。とくに、都会から離れた旅行先が人気で「日常生活のプレッシャーから解き放たれたい人が増えている」と分析する。これらを踏まえ、日本人旅行者に、理想とする開放的な旅を実現できる滞在先をより簡単に選んでもらいたい考えだ。

 新しい機能では利用者がトップページに掲載されている京都や河口湖など行き先の候補から、より具体的な近隣の観光名所などを選択。表示された周辺の民泊物件を予約することができる。さらに、宿泊先から目的地までの移動時間も表示される。

 また、22年9月~23年9月のグループでの旅行件数は、18~19年同期比で110%増加。これを受け、新たにサウナやホームシアター、プールなどの物件の設備を絞り込める「アメニティ・設備フィルター」も導入した。

 11月21日(火)に開いた発表会で、田邉代表は「日本では物件は多いが、日本人ユーザーを増やす投資を多く実施しなかった。新しい機能などさまざま取り組みをアピールしたい」と語った。

 また、「開放的な旅」を率いてもらうため、ファッションモデルの森星さんがヴィラとして改装中の古民家の完成後に、Airbnbのホストとして、1回1組限定で利用客に貸し出す。

森星さん

 森さんは「感性が研ぎ澄まされるライフスタイルをシェアして、何かの気づきのきっかけにしてもらいたい」と話した。

富岡市宣伝隊が富岡製糸場などPR 「食べ歩きながら散策も」

2023年11月22日(水) 配信

(左から)岩瀬徳朗主事、田村美由紀主事、今井まどかさん、橳島幸浩課長補佐

 群馬県富岡市の観光宣伝隊が11月13日、本紙関西支社を訪れ、来年で世界遺産登録10周年を迎える「富岡製糸場」やグルメ、自然など市内の魅力をPRした。

 来社したのは富岡シルクレディの今井まどかさん、富岡市観光協会の田村美由紀主事、富岡市観光交流課の橳島幸浩課長補佐、群馬県大阪事務所の岩瀬徳朗主事の4人。

 「富岡製糸場」は、産業や科学技術の近代化を推し進める明治政府が、輸出品である生糸の品質改善や生産向上、技術指導者の育成を目的に1872(明治5)年、西洋の先進技術を導入した官営模範工場として設立。1987(昭和62)年まで115年にわたって操業を続けた。主要な建物は創業時の姿のまま、良好な状態で保存されており、2014年には世界文化遺産に登録された。

 場所は、上州電鉄・上州富岡駅から徒歩約15分。市の中心部にあり、併せて市街地散策も楽しめる。「富岡製糸場」とフランスとの縁から「クレープの街」を掲げる富岡市内には、クレープ屋が多く、近年はクレープ片手に散策する人も増えている。ほかにも、富岡名物「ほるもん揚げ」や「たれ団子」、焼きまんじゅうなどB級グルメは豊富だ。

 富岡製糸場から車で30分の距離には、日本三大奇勝の1つに数えられる「妙義山」があり、気軽に自然美にも触れられる。

 今井さんは「富岡製糸場の周辺には飲食店や商店も多く、食べ歩きしながら、のんびり散策するのもおすすめです。ぜひ、お越し下さい」とアピールした。