中部国際空港セントレア、充電設備の拡充へ 26年9月までに約1600台

2025年8月5日(火) 配信

コンセントとUSBに加えてType-Cでの充電も可能に

 中部国際空港(籠橋寛典社長、愛知県常滑市)は、第1ターミナル3階国際線・国内線搭乗エリアの充電設備を拡充し、サービス向上を目指す。2026年9月までに約1600台を設置し、ベンチ利用者の約8割が座席から直接充電できるようにする方針だ。

 従来はコンセントとUSBの2種類だったが、増設する充電設備はコンセントとUSBに加え、Type-Cでの充電も可能。25年7月時点で既に、第1ターミナル国内線1~7番搭乗ゲート付近のベンチへの増設作業が済んだ。今後、国内線の全3ゲート、国際線の全25ゲート付近のベンチに順次増設し、26年8月までの完了を予定する。

 26年9月開催の「第20回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会」を見据え、中部地域の空の玄関口として国内外からの利用客を受け入れる関係整備を行っていく。

津田令子の「味のある街」「一松のゆず果汁」――浅草 茶寮一松(東京都台東区)

2025年8月5日(火) 配信

浅草 茶寮一松の「一松のゆず果汁」レギュラー300㍉㍑1400円(税込) ▽東京都台東区雷門1-15-1▽03(3841)0333。

 淺草雷門にほど近い伝統的和風建築(登録有形文化財)の料亭「茶寮一松」は、この地で3代続く老舗だ。創業は1952(昭和27)年。岡山の料理旅館から初代店主が独立し、開業した和食店が「一松」のはじまり。戦後の復興で賑わう時代、日本の外食をより豊かにしたいと考えた初代は“ふぐ”に特化することを決意。59(昭和34)年、現在の地にふぐ料理と会席を提供する「茶寮一松」が誕生した。

 初代の娘である2代目は料理の腕を見込まれ、食材の扱いが丁寧で綺麗な仕事をすると噂は広まり、新聞にも大きく取り上げられた。現役を退いた現在でも大女将として一松を見守り、現在は3代目女将が引き継いでおられる。

 近年ではドラマのロケ地としても登場する。テレビ東京「よつば銀行 原島浩美がモノ申す! この女に賭けろ」で柳葉敏郎さん演じる島津雅彦さんたちが、鰻重を食べていた座敷として登場していた。テレビ朝日「ドクターX5~外科医・大門未知子~」でも西田敏行さん演じる蛭間重勝が、教授たちにカニしゃぶを食べさせていた料亭「あやめ」として登場した。さらに日本テレビ「ボク、運命の人です。」にも木村文乃さん演じる湖月晴子と菜々緒さん演じる四谷三恵が泊まった旅館として登場していた。

 先日、ここを舞台に現在日本に6人しかいない幇間(通称太鼓持ち)・松廼家八好さんの伝統の幇間芸を拝見する機会があり、さまざまなパフォーマンスと料亭の味を愉しませていただいた。八好さんは全国の花柳界を駆け回り八面六臂の活躍ぶりだ。25年国立演芸場花形演大賞銀賞を受賞されている。

 味の話をしよう。栄養吸収率のよい低木栽培で育った柚子を一つひとつ丁寧に絞ったゆず果汁だ。香り豊かで柚子本来の味わいそのままのさわやかな果汁。濃縮果汁なので、お水や炭酸、焼酎、お湯割りなどで 3―4倍程度に希釈して召しあがっていただきたい。さわやかさが一気に広がる。この夏は、氷をたっぷり入れた一松のゆず果汁ソーダで乗りきろう。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「89(ハンキュー)まつり」で割引クーポン配布 阪急交通社、8月9日から

2025年8月4日(月) 配信

旅行先イメージ

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は8月9日(土)から、国内・海外旅行キャンペーン「89(ハンキュー)まつり」を実施する。「旅行割引クーポン」の配布を行うもので、8月31日(日)まで。クーポンは一部秋からの出発ツアーで利用可能で、主に冬場の旅行需要の喚起、促進をはかる。

 旅行代金に応じて1000円から最大2万円まで割引になる6種類のクーポンを用意。利用額が8900万円になるまで配布する。冬旅クーポンは日帰り含む国内ツアーやフリープラン含む海外ツアーが対象で、対象出発日は12月1日~26年2月28日まで。秋の日帰りクーポンは、国内日帰りツアーが対象で、出発は9月1日~10月31日まで。

 割引例は5000円以上で1000円割引など。クーポンの利用有効期間は8月9日~9月30日まで。

キルフェボン、好評のイチジクフェアで新作タルトを販売 今年は8月25~31日に「2025晩夏のイチジク」開催

2025年8月4日(月) 配信

フェアで用意するタルト4種類

 キルフェボン(石川智哉社長、静岡県静岡市)は8月25日(月)~31日(日)までの7日間、同社のタルト専門店「キル フェ ボン」の名古屋栄店を除く全国11店舗でイチジクフェア「2025晩夏のイチジク」を開く。昨年も好評を博した同フェアは今年、新作「イチジクとカシスのタルト~ヨーグルト風味~」を含む全4種類のタルトで展開する。

 同社は8月4日(月)、東京・銀座の店舗でメディア向けの発表会を開催。新作のイチジクタルトを開発した、同社商品開発の加藤洋平マネージャーがデモンストレーションを行いながら、開発のポイントなどを語った。

加藤洋平マネージャー(左)が新作タルトに仕上げの盛り付けをしながら解説

 加藤マネージャーは今回、同社初のヨーグルトムースを採用した点について、「年々、暑い時期は長くなり、フェア時期の8月末も暑い日々が続いていると思う。暑くても、酸味があるヨーグルトとカシスを組み合わせることで爽やかに食べられるようにと考えた」と解説した。見た目は晩夏の星空をイメージし、薄紫色のクラッシュゼリーに金木犀を散りばめて仕上げた。

 「イチジクとヨーグルト、カシスのバランスを味わってほしい。1つ食べたらもう1つ食べたくなるような商品に仕上がった」と自信をみせ、「ぜひ2つ食べていただければ」(加藤マネージャー)と呼び掛けた。

 新作のイチジクタルトは1ピース1134円。ホールは25センチで価格は1万1340円。このほか、色鮮やかな果肉が特徴のイチジク「蓬莱柿」を使った「イチジク“蓬莱柿”とチョコレートクリームのタルト」(1ピース1296円、ホール1万2960円)や、昨年ファンの間で人気だった、ワインにも合うゴルゴンゾーラを使用した「イチジクとゴルゴンゾーラチーズのタルト~はちみつ風味~」(1ピース1134円、ホール1万1340円)、“とよみつひめ”の素材の良さが引き立つシンプルなカスタードクリームの「福岡県産イチジク“とよみつひめ”のタルト」(1ピース1026円、ホール1万260円)を販売する。

鳥取県・八頭町「テツふる」に参画 ふるさと納税で鉄道応援

2025年8月4日(月) 配信

「テツふる」のロゴマーク

 鳥取県・八頭町(吉田英人町長)は8月8日(金)、旅行読売出版社(長谷川由紀社長)が取り組んでいる鉄道のあるまちを応援するプロジェクト「テツふる」に参画する。

 「テツふる」とは、日本各地の「鉄道があるまち」への訪問と、現地にある店舗などでの購買を通して、沿線地域の活性化を目指すプロジェクトの総称。専用サイトから参加している自治体にふるさと納税すると、寄付額の30%相当のデジタル商品券が返礼品として即時発行される。デジタル商品券はその自治体にある加盟店で1 円単位から利用でき、鉄道グッズや特産品との引き換え、特別な鉄道体験の利用などに充てられる。

 今年3月に石川県・穴水町、鳥取県・若桜町が開始し、八頭町は3つ目の自治体。同社は今後も「テツふる」のエリアを拡大していく見込みだ。

 八頭町には若桜鉄道の八頭高校前駅、因幡船岡駅、隼駅、安部駅、八東駅、徳丸駅、丹比駅の7 駅がある。多くの駅本屋やプラットホームが登録有形文化財になっているため、鉄道ファンに注目されている。

 そのほか、隼駅は全国のスズキ二輪「隼」のライダーが集まる聖地として知られ、8月10日(日)には「第15回隼駅まつり」が開催予定で、「テツふる」の特設ブースも出展する。

岡山が記者発表会「だから、晴れの国」を開催 高橋大輔さんと伊原木知事がトークセッション

2025年8月4日(月) 配信

「だから、晴れの国」岡山県PR記者発表会で登壇した伊原木隆太(左)知事と高橋大輔さん

 フィギュアスケートの元世界王者で岡山県倉敷市出身の高橋大輔さんが8月1日(金)、東京都内の「とっとり・岡山新橋館」で行われた「だから、晴れの国」岡山県PR記者発表会に、岡山県の伊原木隆太知事とともに出席した。

 岡山県が「晴れの国」と言い始めてからすでに35年間経過しているが、伊原木知事は「岡山県民なら誰もが知るフレーズだが、県境を越えると誰にも知られていない」と嘆いた。「全国的にも有名な岡山県出身の高橋大輔さんのお力をお借りして『晴れの国』の周知をはかり、岡山県を盛り上げていきたい」(伊原木知事)とアピールした。

 今回、新たに「だから、晴れの国」のロゴマークも制作。PR動画には高橋さんとともに「おかやま晴れの国大使」でもある俳優の前野朋哉さんを起用。高橋さんと前野さんは倉敷を舞台にした映画「蔵のある街」で共演し、今回で2度目の共演となる。

岡山県出身でゲストの高橋大輔さん

 高校時代まで岡山で過ごした高橋さんだが「毎日ずうっと練習していたので岡山のことはほとんど知らなかった。最近は結構帰っているので新たな発見が多いです。とくにおすすめなのはフルーツ。大人になってからめちゃくちゃレベルが高いことに気がつきました」と笑顔で話した。

 「晴れの国おかやま」には、岡山のいろいろな魅力が凝縮されており、単に晴れの日が多いというだけでなく「温暖な気候」「災害が少ない」「太陽を浴びた自然の恵み」「中四国の交通のクロスポイント」のほか、近年では「天気がいい日が多いことから、撮影がしやすい」と映画のロケ地に選ばれることも多いのだという。

くじゅう花公園、夜の高原体験 ヒマワリ5万本ライトアップ

2025年8月4日(月) 配信

8月4日現在でヒマワリ畑は満開という

 大分県竹田市にある「くじゅう花公園」は8月9日(土)、16日(土)、23日(土)の計3日間、夜の特別企画「ナイトフラワーパーク」を初めて開催する。標高850メートルの涼やかな久住高原に位置する公園内で、ライトに照らされた約5万本のヒマワリ畑が、昼間とは一味違う幻想的な世界を演出する。

 メイン会場となる「見晴らしの丘」(3500平方メートル)では、約5万本のヒマワリ「サンフェスタ」が一面に咲き誇り、「コンサートベル」「サニーキッズ」などの品種も加わり、夏ならではの華やかな景色が広がる。園内にはフォトスポットも設置。入園は午後5時30分の一旦退園後で、午後8時30分最終、9時に閉園となる。夜間入園料は大人600円、子供400円(年間パス利用可)。

「星空の巡り」ではバルーンリリースが行われる

 最終日の23日(土)には、毎月第4土曜日に開催している星空観察会「星空の巡り」と同時開催になる。

 「星空の巡り」は午後6時から受付が始まり、星の話、願い事を書いた風船リリース、空を眺めながらの星空ガイドといった2時間の構成で星を楽しめる。天体望遠鏡を使った火星・土星の観測や、暗闇演出による肉眼星空観測も魅力。国内屈指の透明度を誇る久住高原の夜空は“天然プラネタリウム”とも評される。参加料は大人600円、子供400円(予約不要・年間パス会員は無料)。

 久住高原は風通しが良く、昼間は爽やか、夕方以降はひんやりとした高原らしい空気が広がる。朝夕は20℃前後になることもあり、「涼しい」というより「肌寒い」くらいに感じる日もあるため、参加の際は上着の準備を呼び掛けている。

 開園時間は午前8時30分~午後5時30分(最終入園は5時)。入園料は大人1300円、子供500円、団体割引あり。

 なお、最終日23日(土)はヒマワリの開花が終了している場合があるため、要注意。

かわいすぎて食べられない三猿カレーが登場 日光おさるランド&アニタウン「日光さる軍団」

2025年8月4日(月) 配信

かわいすぎて食べられない「#日光めぐり♡三猿カレー(ランチ)」

 開業10周年を迎えた日光おさるランド&アニタウン「日光さる軍団」(栃木県日光市)は8月2日(土)から、「映え×参加体験」のコンテンツを開始した。新しくなるのは、来場者がおさる海賊団の一員としてステージショーに登場できる初の参加型となったメインステージショー、おさるたちがバースデーや記念日を祝ってくれる動画制作サービス「スペシャルアニバーサリーステージ」、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿をモチーフにしたかわいいグルメメニュー「#日光めぐり♡三猿カレー」の3つのコンテンツ。

参加型メインステージ「パイレーツオブモンキー」

 メインステージ「パイレーツオブモンキー」劇場参加型プレミアムシートは、来場者がおさる海賊団の一員としてステージに登場できる初の参加型ショー。ステージ上で、おさるたちと戦ったり逃げたりといったドタバタ劇を一緒に演じ、臨場感たっぷりの体験が楽しめる。参加者には「おさる海賊団クルー認定証」をプレゼント。料金は3000円(税込)、公演は午後3時から(土日祝日、8月12日―15日)※1グループ1~2人まで。

 日光さる軍団が大切な記念日をお祝いする「スペシャルアニバーサリーステージ」は、日光さる軍団が誕生日、還暦、結婚祝いなどをお祝いする新サービス。舞台上でおさるたちがかわいくお祝いするようすは、思わず笑ってしまう演出と、感動のひとときが重なり、忘れられない記念日になること間違いなし。記念写真やオリジナルグッズ、後日送付される記念動画もセットになった特別感のある内容。料金1万6500円(税込、1日3組限定)。

 遠方のため来園が難しい場合に「日光さる軍団からのお祝い」が届くオーダー型動画制作サービスも用意した。おさるたちによる3分程度のお祝い動画を制作し、オリジナルグッズと一緒に届ける。料金5500円(税込)。

 かわいすぎて食べられない「#日光めぐり♡三猿カレー(ランチ)」は、見て・食べて・楽しめる特製カレー。「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が鬼怒川温泉に浸かるようすを見立てたフォトジェニックなご当地カレーで、三猿は混ぜご飯で愛らしく表現。日光の山々を思わせるブロッコリー、朱塗りの神橋をイメージした赤パプリカなど地元の景観を再現した。

 温泉気分を感じさせる岩風呂風の盛り付けには、ゆばしゅうまいとジューシーな唐揚げを。見た目だけではなく地元食材を使用しているのもポイント。カレーは別添え。お好みのタイミングでかけて旅の味わいを楽しんでもらう。おにぎりアーティストでインスタグラマーの「おにぎり劇場」さん監修の写真も思い出にも残る一皿。価格1500円(税込)。

愛知県、関西圏で観光物産展「こってりだけじゃない。ディスカバー愛知フェア」開く(8月9、10日)

2025年8月4日(月) 配信

「こってりだけじゃない。ディスカバー愛知フェア」ロゴ

 愛知県は8月9日(土)、10日(日)の2日間、大阪府のディーズスクエア(大阪市北区)で観光物産展「こってりだけじゃない。ディスカバー愛知フェア」を実施する。関西圏在住者に向けて、愛知の多彩な食と観光の魅力をPRする。

 開催時間は両日とも午前11時~午後6時まで。会場では21事業者・団体などによる商品販売のほか、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」によるグリーティング、クイズラリー、愛知県内観光パンフレットの配布などを予定している。

出展者および主な販売商品など(予定)

 そのほか、首都圏を対象とした物産展を2026年1月24日(土)、25日(日)の2日間、クイーンズスクエア横浜(神奈川県横浜市)を会場に開催予定。開催内容の詳細は、開催日の1週間程度前に発信するとしている。

栃木県鹿沼市 鹿沼秋まつりがふるさと納税型クラウドファンディングに挑戦

2025年8月4日(月) 配信

鹿沼秋祭りふるさと納税型クラウドファンディング

 7月17日(木)と18日(金)の2日間、東京駅日本橋口のTIC東京で栃木県観光交流課主催の観光キャラバンが実施された。

 参加団体は鹿沼市、那珂川町(物販あり)、佐野市(同)、栃木県観光交流課、栃木県観光物産協会。

栃木県鹿沼市の観光キャラバン展示ブース

 参加団体のうち鹿沼市出展ブースでは「鹿沼秋まつりふるさと納税型クラウドファンディング」をPRした。「鹿沼秋まつり」の素晴らしい伝統を広く発信するとともに、来場客へのおもてなしの充実のため、このほどクラウドファンディングを立ち上げた。同プロジェクトでは、ふるさと納税を活用して「鹿沼の誇り」を守り、より安全安心に祭りを楽しんでもらえるよう未来へ向けて発信していくという。

 同ふるさと納税型クラウドファンディングについて、鹿沼市経済部観光交流課は「鹿沼今宮神社祭の屋台行事は400年以上の歴史を持つ国指定の重要無形文化財であり、ユネスコ無形文化遺産。毎年10月第2土日に豪華絢爛な彫刻屋台が市内を巡り、ぶっつけと呼ばれる囃子の競演が響き渡るこの行事を中心に開催される『鹿沼秋まつり』は、地域の絆と誇りを象徴する存在。しかし、多くの方が来場する祭りになる一方、近年では駐車場やトイレが不足するなど、来場者の利便性の低下という課題に直面しています」と説明する。

 鹿沼秋まつりふるさと納税型クラウドファンディングの寄付募集期間は2025年7月17日~9月30日(76日間)、目標金額は400万円。

 問い合わせ=☎0289(63)2188。