下部ホテル「夏休み・家族旅行向けプラン」を販売 コロナ疲れを山梨で癒す

2020年7月16日(木) 配信 

「信玄出陣太鼓」披露のようす

 下部ホテル(矢崎道紀社長、山梨県・下部温泉)はこのほど、8月1(土)~23日(日)の期間に、夏休みの家族旅行向けプランを売り出した。同ホテルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館し、7月1日(水)に営業再開した。

 鱒のつかみ取り体験では、掴まえた鱒をその場で塩焼きにして食べることができる。午後の部では鱒釣りを楽しめ、釣ったものは夕食時に炭焼きで提供される。

 手作り縁日では射的、ダーツ、輪投げなどを用意する。神明の花火で知られる市川三郷町の手持ち花火を提供し、玄関前で楽しむことができる。

 盆踊り大会は8月8(土)~16日(日)の期間に実施される。

 また、30年以上毎日開催されている和太鼓ショーと餅つき大会も、引き続き提供されている。スタッフ自身が太鼓を練習し、「信玄出陣太鼓」を宿泊客に披露する。

 同ホテルは、「例年より多く催しを用意した。来館してくださる皆様にコロナ疲れを癒していただければ」と期待を込めた。

KNT-CTパートナーズ会、20年度は国内旅行活性化に集中 定額会費は免除に

2020年7月16日(木) 配信

昨年度の通常総会のようす

 KNT-CTパートナーズ会(堀泰則会長、宿泊会員2396、運輸会員517、観光会員958)は6月25日(木)、東京・白金台のシェラトン都ホテル東京で、通常総会に替わる第5回本部正副会長会議を開いた。今年度は、Go Toキャンペーン事業を軸に国内旅行の活性化に集中するほか、定額会費を減免し徴収しないことなどが承認された。

 今年度の本部の方針は、1点に絞る。Go Toキャンペーン事業を最大限に活用し、個人旅行、団体旅行問わず全国各地への誘客、送客の展開に注力する。今年度開催予定だった「第2回全国交流事業 in軽井沢」を1年延期するほか、「第2回全国理事会および会社との合同懇談会」は開催日時未定の延期とした。

 2022年度までの続投が決定した堀会長(ひだホテルプラザ会長)は「厳しい状況下では、各地域や個々の事業体の活動をいかに活性化するかが大きな課題である」と述べた。そのうえで、Go Toキャンペーン事業に大きな期待を寄せた。

 また昨年度に引き続き、会の活動は「会社と会員の共生、共創」を軸に進めていく。

 KNT-CTホールディングスの米田昭正社長は、Go To トラベル事業について「安・近・外(安全・近場・屋外)からスタートしていきたい」との考えを示した。加えて、10月1日以降に新IIT運賃の新たな販売を進めていくことなどを紹介。これらを踏まえ、「お客様・会員・KNT-CTHDの三方よしの考え方は変わらず営業推進していく」と力を込めた。

 本部役員は、近畿日本ツーリスト首都圏前代表取締役社長の田ヶ原聡氏と、クラブツーリズム前代表取締役社長の小山佳延氏が退任。新たに本部副会長に近畿日本ツーリスト首都圏代表取締役社長の大原浩氏と、クラブツーリズム代表取締役社長の酒井博氏が就任した。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、5月下旬に開催予定の第2回本部通常総会を中止。本部役員と代議員全員の委任状のもと、同会議を通常総会とした。

 来年度の第3回通常総会は、2021年6月3日(木)にシェラトン都ホテル東京での開催を予定している。

早雲山駅 「交通結節点としての乗り換え機能強化」 「cu―mo箱根」もオープン

2020年7月16日(木) 配信

テラスからの眺め

 小田急箱根グループは7月9日(木)、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの乗換駅である早雲山駅舎の供用を始めた。

 「交通結節点としての乗り換え機能強化」をテーマに、鋼索線(ケーブルカー)では日本初となる「昇降式ホーム柵」を乗降ホームに設置したほか、エスカレーターや多機能トイレの新設によるバリアフリー化を推進した。

駅 ホーム

 さらに、大涌谷周辺の火山活動活発化を想定し、噴石対策を施したことにより、地上1階フロアを300人程度収容可能な一時避難施設としての利用も可能にした。

 駅舎2階部分には、乗り換え時間を快適に過ごせるよう、展望テラス、足湯、ショップからなる新スポット「cu―mo箱根」をオープンした。展望テラス・足湯からは、箱根外輪山や強羅の街並み、相模湾を一望できる。

 cu―moショップでは、JTBパブリッシングの「るるぶキッチン」と共同で開発した「ニューベル(スムージー)」や「くもぱん」などを販売。店内には、高さ4・485㍉(しあわせはこぶ)の真っ白なデザインのポストを設置。ショップで購入したポストカードと切手を投函すると、大涌谷の風景印(消印)を押して郵送することができる。

くもぱんとニューベル

ロコパートナーズ、各宿のコロナ対策を表示 利用者の安心・安全につなげる

2020年7月16日(木) 配信

新型コロナウイルス対策の表示画面(イメージ)

 ホテル・旅館のオンライン宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partners(ロコパートナーズ、村上文彦社長)はこのほど、各施設のページに新型コロナウイルス感染症対策の表示を始めた。同社は6月に実施した調査で、2人に1人が宿泊施設を選ぶ際に「新型コロナウイルスに対する除菌と消毒についての情報開示を重視している」ことを踏まえ、利用者の安心・安全につなげたい考えだ。

 同社は創業当初から「顧客第一主義」をテーマにサービスを展開し、コロナ禍でも「Reluxポイントの有効期限延長」を実施。観光業に関わるプロフェッショナルの“人柄”や“想い”を伝える視聴者参加型のオンライン対談「Relux TheaterLIVE!」を開催し、安心できる旅行の実現と旅行需要回復に努めている。

 「新型コロナウイルス感染症対策」の表示内容は全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会らが発表した「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)」などを参考に、17の取り組みをアイコンとテキストで掲載。具体的には消毒液の設置状況や除菌清掃、換気対応、社会的距離の確保、スタッフ対策各施設のほか、各宿泊施設の独自対策など。

 村上社長は「今回は利用者の不安に対し、分かりやすく伝えることを重視した。ニューノーマル時代となり、自粛から自衛が求められつつあるなかで、我われ旅行業界も一層重要な役割を果たしていく必要がある」とコメントした。

週末宿泊を楽しむプラン全国店舗で販売 ルートインホテルズ

2020年7月16日(木) 配信

ロゴイメージ

 ルートインジャパン(永山泰樹代表、東京都品川区)は7月16日(木)から、運営している国内外317店舗で「にっぽんを、たのしもう~Weekend campaign~」を展開する。

 同社が運営する「ホテルルートイン」「ルートイングランティア」「グランヴィリオホテル」「アークホテル」の全店舗で、特典付きのプランを売り出した。

 特典の内容は、金・土・日・祝前・祝日の週末に宿泊すると、Pontaポイントを10%プレゼントする。小学生以下のエキストラ料金が無料になる。毎月抽選で、1泊1室1万5000円相当の無料宿泊券が、合計300人に当たる――など。

 販売期間は7月16日(木)~12月31日(木)まで。ルートインホテルズ公式Webサイトで予約を受け付けている。

 ルートインホテルズは道路沿いに展開し、駐車場を完備する。朝食は無料で提供される。公式サイトから予約すると、ドリンクがプレゼントされる。

箱根ゆとわ 1日1室限定の「ゆとわ 箱根登山電車営業運転再開記念プラン」を提供

2020年7月16日(木) 配信

登山鉄道の写真を展示

 箱根 ゆとわ(神奈川県・箱根町強羅)は7月23日(木)から、1日1室限定の「ゆとわ 箱根登山電車営業運転再開記念プラン」を提供する。

 箱根湯本駅-強羅駅間の箱根登山電車営業運転再開を記念したプラン。登山電車の見えるコンドミニアム1室に電車の写真を展示し、非売品の登山電車オリジナルグッズを1室1泊につき4点プレゼントする。

オリジナルグッズ

 大きな窓から、強羅の自然と、眼下に走る登山電車を見る事ができる同室。客室には「時刻表」が用意されており、シャッターチャンスを狙って写真撮影を楽しむこともできる。

8月の国内線、75%復便へ ジェットスター・ジャパン

2020年7月16日(木) 配信

イメージ

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)は7月15日(水)、8月の国内線・国際線の運航計画について発表した。新型コロナウイルスの影響で運休していた国内線を、当初の計画である3400便から74・8%復便し、国際線は引き続き258便すべて運休する。

 8月の国内線はお盆の時期で繁忙期となるため、需要が高くなる7~17日の間は当初の計画に対し、83・8%運航する。8月中は、成田―長崎・下地島線、関西―熊本・下地島線、中部―新千歳・那覇線の6路線を全便運航する。

 国際線は成田―上海線、成田―台北線、成田・関西・中部―マニラ線を運休し、当初の計画に対して100%の減便。現在販売中の国際線運航便も、今後の状況に合わせて、さらなる減便も視野に入れる。

今治駅前サイクリングターミナル、7月20日オープン 更衣室やシャワー室、交流できる広場を完備

2020年7月16日(木) 配信

「i.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション)」イメージ

 愛媛県今治市は7月20日(月)、今治駅前サイクリングターミナル「i.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション)」をオープンする。

 サイクリストの聖地として瀬戸内しまなみ海道はレンタサイクル利用者が伸び、「JR今治駅臨時レンタサイクルターミナル」に配置している自転車だけでは足りない状況になっている。そこで利便性が高い駅前にオープンし、今治市の新しいランドマークとなる。

 更衣室やシャワー室、公衆トイレを完備し、サイクリスト同士が交流できるウッドデッキ広場では、自転車の洗車、組み立て、メンテナンスをすることができる。広場では今後イベントの開催も検討している。

 同施設は、レンタサイクル利用者以外にもサイクリングや観光についての情報提供を行い、サイクリングを通して今治の魅力を発信していく。

施設概要

名称:今治駅前サイクリングターミナル

愛称:i.i.imabari! cycle station(アイアイ今治サイクルステーション)

オープン:2020年7月20日(月)

所在地:今治市北宝来町二丁目甲773番地8

営業時間:午前8:00~午後8:00(通年)年中無休

自転車収納可能台数:172台

自転車配備予定台数:約100台(クロスバイク、軽快車)

敷地面積:1,132.35平方㍍

床面積:591.03平方㍍

構造:鉄骨造 平屋

デザイン監修:株式会社サムライ

130年の歴史、また新しく一歩踏み出す 「ホテルかずさや」7月17日グランドオープン

2020年7月16日(木) 配信

デラックスツインルーム

 創業130年のホテルかずさや(工藤哲夫代表、東京都中央区)は7月17日(金)、新たなホテルとしてグランドオープンする。客室には四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という江戸カラーを使用し、江戸の「粋」をさりげなく演出。創業時から受け継いでいる日本橋の江戸文化を感じられるレイアウトで、宿泊客をおもてなしする。

 新築工事にあたり、70室を備える旅館だった旧施設を解体し、2年間の休業を経て、今年6月に竣工した。当初は5月の連休後に開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開業を見合わせていた。

 全室でWi―Fiが使用可能。ビジネスや家族、カップルがそれぞれ利用しやすいように、シングル(36室)・ダブル(10室)・セミダブル(52室)・ツイン(39室)・デラックスツインルーム(17室)――を、合わせて154室備える。外国人宿泊客もゆったり過ごせるよう客室を広めに設計する。浴室の段差をなくし、バリアフリーにも対応する。

 2階には男女別の大浴場「時の湯」があり、和モダンな雰囲気を感じさせる空間を演出。ろ過した水を使用することで、肌触りのいいお湯を楽しめる。

2階大浴場「時の湯」

 同階に江戸「時の鐘通り」ミュージアムが併設され、同ホテルが建つ日本橋の歴史をマップやパネルで閲覧できる。

 ビジネスシーンで会議室として使えるラウンジは、約20人が収容可能。立食パーティーの会場としても使える。

 「食堂酒菜・時の鐘」では厳選された素材を使った朝食メニューを楽しめる。福井県産の「越地米」や、仙台産の味噌を使用した具沢山の味噌汁などが並ぶ。焼魚は日替わりで、連泊する宿泊客も満足できる膳を提供する。

和朝食

観光庁長官に蒲生氏、公共交通政策部長など歴任

2020年7月16日(木)配信

蒲生篤実氏

 国土交通省は7月14日(火)、田端浩観光庁長官が退任し、7代目観光庁長官に蒲生篤実国交省総合政策局長を充てるなどの幹部人事を発表した。7月21日(火)の発令。

 蒲生 篤実氏(がもう・あつみ) 1985(昭和60)年東大法卒、旧運輸省に入省。2015年国交省総合政策局公共交通政策部長、16年大臣官房統括審議官、17年海事局長、18年鉄道局長、19年総合政策局長などを歴任。福島県出身、59歳。