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「新」感染対策モニターツアー実施へ 旅行業界で「新しい旅のかたち」検証 JATAと会員会社

2021年3月30日
編集部:入江千恵子

2021年3月30日(火) 配信

池畑孝治理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA、坂巻伸昭会長)は3月29日(月)、最新の知見を取り入れたウィズコロナ時代の「新しい旅のかたち」を検証するため、会員旅行会社主催の「『新』感染対策モニターツアー」を4月上~中旬に実施すると発表した。

 出発前のPCR検査や、健康チェックシートを活用した体調管理などの対策を講じたうえでツアーを実施し、主催旅行会社から提出される報告書やアンケートを基に効果検証や課題抽出を行う。結果は5月中旬を目途にレポートを公表し、今後の安心安全な旅行実施に向けた検討材料とするとともに、旅行会社とお客の双方を対象とした感染対策に反映していく。

 モニターツアーでは、①陽性判明時のお客による報告体制の確立②COCOAアプリの登録③ツアー実施前PCR検査(必須)④健康チェックシートを活用した体調管理(旅マエ1週間、旅ナカ、旅アト2週間)――の対策を講じる。また、旅行会社や宿泊施設、運輸機関、観光事業者は各々のガイドラインを順守し、お客は「新しい旅のエチケット」を守ることが前提となる。1泊2日以上の日程で実施し、目的地は任意とする。

 同日に東京・霞ヶ関の本部で開いた会見で、池畑孝治理事・事務局長は「より安心安全な旅行を、ウィズコロナ時代の『新しい旅のかたち』に反映をさせるとともに、お客様や地域に受け入れてもらえるよう、そして医療従事者に過度な負担をかけないように取り組んでいく」と力を込めた。

 また、PCR検査について、「今回はPCR検査を必須としているが、今後の国内旅行すべてにPCR検査が必要とは考えていない」との考えを示した。

 モニターツアーを主催する旅行会社は、クラブツーリズムやJTBメディアリテーリング、エイチ・アイ・エス(HIS)など12社で、各社1ツアー以上を実施し、参加人数の総数は120~200人を想定している。

 なお、旅行代金は各社が設定し、経費は主催各社の負担とする。参加費はお客負担で、国からの補助はない。

 クラブツーリズムは、今回のモニターツアーについて、1泊2日のバスツアーを3月25日(木)から販売している。既に定員の半分ほど予約が入っているといい、予約客の年齢層について、同社広報の横畠麻実氏は「他のツアーと変わらず、60~70代のお客様が申込みをされている」と明かした。

 モニターツアーの実施旅行会社は、次の通り。

 エイチ・アイ・エス(HIS)▽沖縄ツーリスト▽クラブツーリズム▽JTBメディアリテーリング▽JTBロイヤルロード銀座▽T-LIFEホールディングス/タビックスジャパン▽東武トップツアーズ▽日本旅行▽阪急交通社▽名鉄観光サービス▽読売旅行▽ワールド航空サービス

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