JTB、外国人目線で日本の魅力を再発見 全国通訳案内士と旅するツアー販売

2020年9月15日(火) 配信

全国通訳案内士と旅をする(イメージ)

 JTB(山北栄二郎社長)で高品質旅行を専門に扱う「ロイヤルロード銀座」は9月7日(月)から、新商品「全国通訳案内士と旅をするプライベート英語ツアー」の受け付けを始めた。日本人のお客が、訪日外国人旅行者の目線で日本の魅力を再認識できる機会を提供する。

 全行程に同行し、英語で案内を行うとともに日本語の補足説明を加える。英語のレベルはお客の希望に合わせるため、これから英語を学びたいシニアや語学留学を延期している学生なども参加しやすい。観光地や体験メニューは、事前に希望を確認する完全オーダーメイド制となっている。

 「密を避けたい」というお客からの要望に対し、単独グループのプライベートツアーを実現。交通手段は、人数に合わせて同店保有の大型バス「ロイヤルロードプレミア」または提携会社のハイヤーを使用する。ロイヤルロードプレミアムは、通常45人乗りのスペースに客席10席を設置。全席窓側独立型シートを採用している。ハイヤー利用の際は、高級感のある黒塗りのアルファードクラスを手配する。

 発着地は、お客の希望地からの発着が可能だが、「ロイヤルロードプレミアム」利用の際は制限がある。プランは、日帰りから手配可能となっている。

 全国通訳案内士は、日本を訪れた外国人旅行者に対して、日本語以外の言語(英語、仏語、西語など)で観光案内するプロのガイド。だが、コロナ禍によって外国人旅行者が減少し、ガイドする機会が失われている。これらの状況を鑑み、今回のツアーが誕生した。

 

宇宙旅行の拠点化、沖縄・下地島を宇宙港に

2020年9月15日(火)配信

下地島空港に設ける宇宙航空機用の格納庫イメージ

 PDエアロスペース(緒川修治社長、愛知県名古屋市)は9月10日(木)、沖縄県宮古島市の下地島空港の利活用事業に「宇宙港」事業を提案し、同県と基本合意した。今後は有人・宇宙旅行の拠点化に向けて、宇宙飛行機の機体開発と並行し、宇宙港の整備に取り組む。

 同社は民間主導で宇宙飛行機の開発を行い、宇宙旅行や宇宙太陽光発電所建設など、民需としての宇宙利用の拡大を目指している。ANAホールディングスやエイチ・アイ・エス(HIS)グループ、みずほグループなどが出資。計画では、今年12月から無人実証実験機の飛行試験を始め、2025年に有人宇宙飛行を始めたい考えだ。

 宇宙港事業では、下地島空港を有翼型宇宙機(スペースプレーン)の離発着場として整備を行う。宇宙飛行機の飛行試験をはじめ、宇宙機用ハンガー(格納庫)を用いたテナント事業、宇宙旅行に対応する訓練事業、観光事業を展開していく計画だ。

 下地島空港は、3,000メートル長の滑走路や高度な航空管制機能を備え、加えて南北に訓練空域を保有している。東アジアを中心としたグローバルな客層への地理的優位性を有するなど、宇宙港の適地として高いポテンシャルを有するとされている。

PDエアロスペースの緒川修治社長

 11日に東京都内で記者会見した緒川社長は「すべて準備がそろい、宇宙旅行開始に向けて一直線に進むところまで来ている。皆さんと事業を回していき、みんなで宇宙に行けるような環境づくりをしていきたい」と話した。

 記者会見には、スペースポートジャパンの山崎直子代表理事と、HISの澤田秀雄会長兼社長が出席。澤田会長兼社長は「宇宙ホテルの準備をしているので、ホテルまでをロケット(有人宇宙飛行機)で行きたいと思っている。期待している」とあいさつした。

茶臼山高原から応援CP 東三河の鍋や紅葉楽しむ 愛知県

2020年9月15日(火) 配信

茶臼山高原の紅葉(イメージ)

 愛知県はこのほど、地域経済の回復のため、観光誘客地域活動事業「愛知のてっぺん茶臼山高原から東三河を応援」キャンペーンを行う。イベントを実施、開催することで、新型コロナウイルス感染症で影響を受けた事業者への支援、雇用の確保、露店・キッチンカーの販売機会の創出をはかる。期間は9月19日(土)~11月8日(日)までの土・日・祝日(計19日間)。

 「鍋で笑顔に! 茶臼山高原の秋は地元食材を楽しむ」では、地元食材や東三河の食材を使用した鍋を無料で振る舞う。1日300食を茶臼山高原の緑地広場で提供する。午前10時から開始し、なくなり次第終了。

 「紅葉一番乗り! 愛知県で最も早く紅葉を楽しもう」では、緑地広場で東三河・三遠南信地域の事業者によるグルメ・キッチンカー出店で飲食販売を行う。各開催日2店舗ずつ出店し、計38店が出店予定。

 「写真で東三河を応援しよう! 『撮って東三河応援企画』」では、茶臼山高原の特設写真スポットで記念撮影した写真を、インスタグラムまたはツイッターに「#東三河を応援」のハッシュタグを付けて投稿すると、観光リフト券が100円割引となる。割引後料金は大人往復が700円、小人往復が400円。投稿完了後、総合案内所で写真を提示すると、割引料金でリフト券を購入できる。

うつのみや観光、旅行商品にPCR検査のオプション追加 地元の医療機関と提携

2020年9月14日(月) 配信

うつのみや観光とインターパーク倉持呼吸器内科で提携してPCR検査オプションを販売

 うつのみや観光(原賢一社長、栃木県宇都宮市)は、インターパーク倉持呼吸器内科(倉持仁院長、栃木県宇都宮市)と提携し、PCR検査を旅行商品に組み込めるオプション型商品を売り出した。政府の「Go Toトラベル」と栃木県「県民一家族一旅行推進事業」で予約した旅行プランに組み込める。

 同オプションを利用したPCR検査の流れは、申し込み後、うつのみや観光からPCR検査の結果を通知する事の同意書を得たうえで検体キットを郵送する。旅行の5日前を目安に唾液を採取し、うつのみや観光の指定受付場所に持ち込む。検査結果は2日程度で電話で通知する。その後、改めて書面での通知も行う。陽性者が出た場合の保健所への報告などはインターパーク倉持呼吸器内科が担当する。

 9月下旬には、あらかじめPCR検査費用を組み込んだ旅行商品も発売する予定。観光業を通じた経済の段階的な回復と地域の活性化のため、積極的に感染防止対策に取り組む。

商品概要

商品名:「PCR検査付き 旅行商品」

「貸切バス乗客向け PCR検査オプション型商品」

「PCR検査旅行オプション型商品」

料金:検査費用(税別1万5千円/件)+うつのみや観光事務手数料(税別2千円/件)。旅行後の再検査は検査費用(税別1万5千円/件+事務手数料税別2千円/件)。

販売期間:2020年9月14日(月)~

対象:うつのみや観光の旅行もしくは貸切バスの申込者、旅行に行くことを前提とした旅行客のうち無症状者

TEL:028-662-4166

JTB、自宅で海外旅行気分を シンガポールのバーチャルツアー始める

2020年9月14日(月) 配信

第1弾は人気スポットを巡る(イメージ)

 JTB(山北栄二郎社長)は9月14日(月)、シンガポール政府観光局(マーカス・タン北アジア局長)と共同で、シンガポールバーチャルツアーを制作したと発表した。コロナ禍のなか、自宅で海外旅行気分を味わってもらおうと企画した。また、再び海外旅行が自由に行けるようになった際にシンガポールを訪れてほしいとの思いが込められている。

 ツアーコンセプトは「もっと夢中に出会う場所」。同国の観光スポットや名物料理、ホテル、新しい旅のスタイルなどを紹介する。コンテンツは、シンガポールの人気スポットのほか、女子人気スポットなど第1~第5弾まである。9月27日(日)~来年2月27日(土)まで、計10回実施する(偶数回は再放送)。所要時間はいずれも1時間。

 第1弾は、定番のマーライオン公園のほか、昨年オープンしたガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどのスポットを巡る。主にシンガポールに行ったことがない初心者向けに仕上げた。

 第2弾は、日本で見られない多種多様な動物に接近。シンガポール動物園とリバーサファリを訪問し、子供も楽しめる内容となっている。統合型リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」、「ザ・リッツ・カールトンミレニアシンガポール」などのホテルも紹介する。

 さらに、第2弾以降に参加したお客には土産セットが自宅に届く。プラナカンコーヒー1箱とマーライオンクッキーなど、ツアー内容に合わせている。

 料金は、第1弾は無料、第2弾以降は1人20シンガポール㌦(約1600円相当)で、定員は各回50人となっている。申し込みは「マイバスアジア」のWebサイトで受け付けている。

【北海道】ウポポイー二風谷コタン間に直通バス 10月から

2020年9月14日(月)配信

バス車体にはアイヌ文様を取り入れたデザインを施す。

 札幌観光バス(福村泰司社長、札幌市清田区)は2020年10月1日(木)から、北海道の新千歳空港発着、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」と平取(びらとり)町の二風谷(にぶたに)コタンとを結ぶ周遊バス「セタプクサ号」の運行を始める。両アイヌ文化拠点を結ぶ直通バスの運行は初めて。旅行代金は大人3千円。

 2018年の「北海道」命名150 年、今年7月の「ウポポイ」開業などを機に、アイヌ文化への関心が高まっている。平取町では生活に根付き生業となっているアイヌ文化を「体験して」学び、白老ではアイヌ文化を「見て」学ぶことにより、アイヌ文化への理解・交流を深める環境が整いつつある。一方、両施設を結ぶ直通の交通手段がないことが、2拠点を跨いでのアイヌ文化交流のハードルとなっていた。周遊バスの運行で、新千歳空港と白老を直通で繋ぎ、さらに平取も繋ぐことで、道内外の観光客を問わず、アイヌ文化を気軽に学ぶ環境づくりの一助となることを目指す。バスには添乗員の資格を持つバスガイドが同乗し、各地の見どころやポイントを案内する。

 バスの愛称「セタプクサ」はアイヌ語で「すずらん」の意味。平取町内に、住民によって大切に守られてきた北海道原種のすずらんの、日本一の群生地があることにちなんでいる。

セタプクサ号

 運行日:2020年10月1日(木)~11月5日(木)※ただし月曜日は運休
 運行スケジュール:1日1便運行
  新千歳空港         /午前10:00出発
  ウポポイ   午前11:00到着/午後 1:00出発
  二風谷コタン 午後 2:30到着/午後 4:30出発
  新千歳空港  午後 5:30到着
 ※事前予約で札幌駅(北口)でも乗車(午前8:40)、降車(午後6:30)が可能。
 旅行代金(各税込):
  札幌駅・新千歳空港→ウポポイ→二風谷コタン→新千歳空港・札幌駅 3千円
  札幌駅・新千歳空港→ウポポイ→二風谷コタン          2千円
  ウポポイ→二風谷コタン→新千歳空港・札幌駅         2千円
  ウポポイ→二風谷コタン             1千円
  二風谷コタン→新千歳空港・札幌駅      1千円

事前予約のみ利用可
 問い合わせ:札幌観光バス ツーリズム営業部 電話011-206-0225

2020年9月25日(金)、旅行代金について一部追記・削除を行いました。

 

訪日客の対応力高める 人材育成15地域を募集 観光庁

2020年9月14日(月) 配信

観光庁

 観光庁はこのほど、地域の観光人材のインバウンド対応能力を高め、観光サービスの質を向上させる目的で、「『みらいをつくる』観光共創イニシアティブ」に参加する地域・団体を募集する。15地域で実施される「現地プログラム」と、誰でも視聴できる「オンデマンドプログラム」で構成する。

 同プログラムは、観光業界を牽引する講師陣が、経営力の向上に資するオンデマンドコンテンツ活用の反復研修を行う。また、ありたい未来をビジョン化し、アクションを起こせる地域リーダー・実践「人財」を育てる。

 地域内でのビジョン共有と実践につなげることで、地域独自の観光を共創することを目指す。

 「オンデマンドプログラム」は10月中旬以降でのスタートを予定。

 このほど募集するのは、10月以降~来年2月まで行う「現地プログラム」で、全4回、6日間を予定している。

 応募の受付期間は、資料請求が10月8日(木)の午後5時まで。申請書提出が10月9日(金)の午後5時までとなる。どちらもメールにて受け付ける。

JTB、おせち料理で宿泊施設を応援 「新春おせちの鉄人」申込受付中

2020年9月14日(月) 配信

1人用のおせちも拡充

 JTB(山北栄二郎社長)は12月15日(火)まで、日本各地の旅館やホテル、料亭のおせち料理が自宅で味わえる、エースJTB「2021年新春おせちの鉄人」を売り出している。コロナ禍で影響を受けている宿泊施設や食事施設を、おせちやギフトで応援する。

 旅館やホテル特製のおせちのほか、料亭、レストランなど、定評のある施設の料理を厳選。さらに全国各地のお取り寄せグルメ商品も設定し、全159商品を展開している。昨年と比べて約1.5倍のギフト商品の設定数・在庫数を準備。発売時期も例年より1カ月以上早い8月下旬から開始し、期間を拡大している。

 エースJTB「2021年新春おせちの鉄人」専用に開発した商品には、「花蝶」(東京都中央区)の【音楽家の旅と宴】和洋二段重が2万3544円(送料・消費税込、以下同)、「四季彩一力」(福島県・磐梯熱海温泉)の新春おせち三段重の3万9600円などがある。

 また、今年度は1人用の個食おせちも拡充。京都府・京都「しょうざん」京松山おもてなし2段重の1万800円などを展開している。

 そのほか、石川県・和倉温泉の「加賀屋」和風三段重と酒肴3品付きが3万6720円など、有名旅館が提供するおせち料理もある。

 申し込みは、JTB店舗またはJTB商品取扱店、JTBショッピング(Webサイト)で受け付ける。いずれも数量限定。締切は12月15日(火)午後7時(一部商品は、12月10日(木)午後7時)で、配達は12月29日(火)~12月31日(木)となっている。

「ガイド白書2020」刊行、人材育成や品質の向上に

2020年9月14日(月)配信

ガイド白書2020イメージ

 インバウンドガイド協会(久保成人会長、東京都文京区)は9月9日(水)、海外のガイド制度について調査・編纂した「ガイド白書2020」を刊行した。調査対象は、旅行者数が多い日本とイギリス、フランス、スペイン、中国、台湾、アメリカ、タイの8カ国・地域。調査事業を通じ、日本国内のガイド人材育成やガイドサービスの品質向上への寄与をはかる。

 同協会はこれまで、地域観光の担い手であるガイドの人材育成やサービス品質の向上に努めてきた。そのうえで、ガイドのあるべき姿を再考する必要があると考え、「ガイド白書」と題してガイドに関するさまざまな調査を行うこととした。

 「ガイド白書」の第1章「調査概要」では調査の意義や調査範囲、第2章「各国のガイド制度詳細」に8カ国・地域の詳細な調査内容を掲載した。第3章「調査結果」では各国制度に見られる傾向、第4章「考察」では特徴的な制度・施策とその有効性について述べている。協会ウェブサイトでは、ガイド白書の内容を確認できるほか、PDF版や要点をまとめたダイジェスト版をダウンロードできる。

 なお、ガイド制度に関して8カ国・地域を対象に網羅的に行われた調査は、日本国内では初めて。今後も、協会は定期的なガイド白書の刊行を計画している。

箱根にある6つの美術館を何度でも 「ミュージアムフリーパス」発売

2020年9月14日(月) 配信

星の王子さまミュージアム

 小田急箱根ホールディングス(抱山洋之社長、神奈川県小田原市)はこのほど、神奈川県・箱根にある6つの美術館を何度でも利用できる「ミュージアムフリーパス」を売り出した。

 7月23日に箱根登山電車が全線運転再開したことを記念し企画。6000枚限定で、10月31日(土)まで発売する。

 対象となるのは①箱根ガラスの森美術館②ポーラ美術館③星の王子さまミュージアム④箱根ラリック美術館⑤彫刻の森美術館⑥成川美術館――の6施設。券は2日券と3日券を用意した。

 また、期間中にすべての美術館を楽しむと、コンプリート賞として箱根の乗り物イラストが描かれた特製マスキングテープがもらえる。