高知県活性化プロジェクト「どっぷり高知旅in大丸東京店」 8月6~19日に全館開催

2025年7月30日(水) 配信

高知かるた(メインビジュアル)

 大丸東京店では、日本全国の魅力を東京駅から発信する「Think LOCAL PROJECT」を推進中。日本各地に店舗を構えている「大丸松坂屋」が、それぞれの地域のまちや人々の課題をお客と一緒に考え、応援していく社会貢献活動を行う。

 日本最大の人口を抱える「東京都」には大きな旅行マーケットがあり、東京駅がハブとなって都会と地方をつなぐ役割を果たすことが地域経済の活性化につながると考え、自治体・地元企業・大丸松坂屋が連携。大丸東京店全館を巨大な体験型広告媒体として日本全国の魅力を広く発信し、間接的・直接的に地域の観光支援に取り組むことが大丸東京店のThink LOCAL活動だという。

 8月6日(水)~19日(火)の14日間、大丸東京店全館(各階拠点)で高知県活性化プロジェクト「どっぷり高知旅in大丸東京店」を開催する。特定エリアの活性化を目的とした全館挙げてのプロジェクトとしては、初の試みとなる。

 大丸東京店の集客力と情報発信力を生かし、高知県の魅力を全館販促として打ち出すことで、東京駅を利用する1日100万人のお客が旅行先として「高知県」を選択する機会の拡大をはかっていく。

 なぜ「高知県」なのか。2022年に「高知大丸」がリニューアルを迎えたものの、高知県の人口は67.5万人と日本で3番目に小さく、大丸松坂屋が店舗を構える都道府県の中では最小の商圏という。高知県と地域共栄をはかることで同社の持続的成長と地域社会の発展を同時に遂行するのが狙いという。

 高知大丸の今後の成長に向けて他県からの観光客の取り込みが必要不可欠と認識するものの「日本人が旅行したことがない都道府県ランキング」2位が高知県であり、高知県をいかに旅行先として選択してもらえるかが重要な課題だ。

しあわせミルクサブレ

 高知県の魅力を伝えるキーワードは「豊かな自然」「グルメ」「人」を3つの柱に、「高知県の魅力を東京都内だけでなく全国のお客様に対しても広く普及していきたい」(大丸東京店営業2部・笹孝志マネージャー)と説明する。

 メインビジュアルでは、高知の食や暮らし、文化など、高知県あるあるが盛り込まれた「高知かるた」を前面に打ち出し、全館縦断のラリーイベントも計画している。

 各階の主な取り組みとして、1階の「まるごと高知POPUP」では、銀座・有楽町にあるアンテナショップ「まるごと高知」をはじめ、高知県を象徴する食品を集約販売。特別企画として高知県生まれのイラストレーター柴田ケイコさんとコラボした大丸松坂屋開発オリジナル菓子「しあわせミルクサブレ」のローンチや高知県の廃材(木材の端材・宝石サンゴ・酒瓶・プラスティックの4種類)をアップサイクルした雑貨の販売、よさこいグッズの販売を予定。

高知県で採れた木材の端材をアップサイクルした雑貨

 地階のイベントスペース「ShikokuブランドPOPUP」では、高知県のおいしいものを知ってもらう物販イベントとともに、和洋酒売場では高知県の地酒「酔鯨」「司牡丹」の試飲販売なども行う。

 10階美術画廊では高知県の伝統文化である土佐和紙を使った「日本画の新作展」を開催する。その他の各階においても期間中は高知県に関する商品の限定販売やワークショップなどを多数企画。

 さらに対象売場での買上条件を満たした方を対象に、高知県内10施設のホテル・旅館宿泊券プレゼント(27組54人予定)、イベントアンバサダー花琴いぐささんとのコラボ企画(コラボ商品、ノベルティ、ライブトーク企画など)も計画している。

鹿之子温泉(神戸市)、自己破産申請へ(帝国データバンク調べ)

2025年7月30日(水) 配信

 鹿之子温泉(大東佳春代表、兵庫県神戸市)は7月16日(水)付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は推定2億円としている。

 同社は1997(平成9)年11月に設立。神戸市北区で天然温泉「民話の温泉 かのこの湯」と「六甲の恵み からとの湯」の名称で、2店舗を運営していた。

 多種の浴槽や露天風呂、サウナ、岩盤浴のほか、食堂やリラクゼーションコーナーを備え、食堂は自社、リラクゼーションコーナーは委託で運営し、2011年3月期には年間収入高2億4700万円を計上。

 しかし、その後は近隣にスーパー銭湯が相次いでオープンしたことで顧客獲得競争が激化し、収入は減少。「リピーター獲得のため割引券を多用したことで利益確保も難しく、散発的に赤字を計上していた」(帝国データバンク)という。

 さらに、2020年春以降は、新型コロナの影響で来客数は落ち込み、21年3月期の年間収入高は約1億4000万円に減少していた。

「温泉文化」国民会議(青柳正規会長)が設立 「温泉文化」ユネスコ登録へ、保護措置の責任持つ団体に 広く入会を呼び掛ける

2025年7月29日(火) 配信

7月29日、「温泉文化」国民会議が設立した。青柳正規会長(中央)を囲んで記念撮影

 「温泉文化」の適切な保護や、その継承を目的とした「『温泉文化』国民会議」が7月29日、設立した。会長には青柳正規氏(元文化庁長官、多摩美術大学理事長)が就任、温泉文化の調査・研究や、普及啓発、情報発信などに取り組む。

 会長代行は全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の井上善博会長が担い、副会長には日本旅館協会の桑野和泉会長、日本温泉協会の多田計介会長が就任した。

 同日、全旅連本部会議室で開いた「温泉文化」国民会議の設立準備会で、発起人を代表して全旅連の井上会長は、「最短で2028年に『温泉文化』のユネスコ無形文化遺産登録に向けて、さまざまな活動に取り組んでいるが、温泉文化の定義や、担い手の整備に加え、保護措置に責任を持つ団体の設立が必要だった」と新組織設立の目的を説明。

 そのうえで、「このたび多くの方々のご協力によって、設立の運びとなり、ユネスコ登録に向けて、概ね準備が整った」と謝辞を述べた。

 温泉文化の定義や担い手については、「温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた検討会」(青柳正規座長)を中心に、文化庁、観光庁、環境省、厚生労働省の4省庁がオブザーバーとして検討会に参加してとりまとめている。

 青柳氏は会長就任のあいさつで、「温泉文化を適切に保護し、その継承を推進することを会の目的としている。多くの温泉に携わる人々とともに、温泉文化の歴史や伝統を重んじ、持続可能な発展を促進していくことに寄与していきたい」と抱負を語った。

 今後、会の活動に賛同する旅館・ホテルなどは正会員に、観光団体や企業などは賛助会員に、自治体などは特別会員へ、入会を幅広く呼び掛け、温泉文化のユネスコ登録へ一層の弾みを付けたい考えだ。

名鉄バス、FM AICHIと連携 転職採用運転士の新コーナー放送

2025年7月29日(火) 配信

名古屋中央営業所イメージ

 名鉄バス(瀧修一社長、愛知県名古屋市)は、FM AICHIのラジオ番組「EVENING STREET」とのタイアップ企画として、看板パーソナリティ・黒岩唯一さんと共に、多様な職業から転職した現役運転士や運行管理者とのトークセッションを放送する。放送日は8月5日(火)~26日(火)の毎週火曜日。名鉄バス運転士の仕事内容や職場環境を伝え、バス業界への転職に対する認知拡大や採用強化をはかる。

パーソナリティ・黒岩 唯一さん

 EVENING STREETは、毎週月曜~木曜日の午後5時~7時30分まで放送。期間中は番組内の午後6時45分から約5分間、「名鉄バス presents Welcome to the bus」コーナーを設ける。5日(火)は「セカンドキャリア採用運転士」、12日(火)が「製造業から転職した高速担当運転士」、19日(火)に「バスガイドから転職した女性運転士」、26日(火)には「本社社員と新卒採用運転士」と題して放送する。

 さらに、9月13日(土)に名鉄バス名古屋中央営業所で、黒岩唯一さんと現役運転士とのトークイベントと、バス運転士の職場見学会を行う。先着20人限定で参加無料。応募はFM AICHI Webサイト内のイベントページから。

アニメ「夏目友人帳」とコラボした銘菓土産販売 熊本の地域活性化PJの一環で (九州産業交通HD)

2025年7月29日(火) 配信

夏目友人帳とコラボした陣太鼓(左)と人吉ラシク

 九州産業交通ホールディングス(岩間雄二社長、熊本県熊本市)は8月8日(金)から、熊本県内の土産店「くまもと旬彩館」でTVアニメ「夏目友人帳」とコラボレーションし、熊本の地域活性化を目指すプロジェクトの一環として、同アニメのキャラクター「ニャンコ先生」をデザインしたオリジナル商品を売り出す。

 具体的には、熊本銘菓の陣太鼓や人吉ラシクなどの土産のパッケージにニャンコ先生をデザインした。同社は「夏目友人帳をきっかけに熊本を訪れる人や夏休み時期の熊本の帰省土産としてもおすすめ」とコメントしている。

 同店は熊本空港店や熊本駅前店などを含め、県内で9店舗を展開している。商品は完売次第、販売を終了する。

 また商業施設「サクラマチ クマモト」(熊本県熊本市)では同日から、イベント「夏目友人帳 in SAKURA MACHI Kumamoto」を開催。会場内では、今回のイベント限定でデザインされた同アニメやくまモンをデザインしたオリジナルグッズ全12種のほか、人吉・球磨で販売されている限定商品などをそろえる。

夏目友人帳 in SAKURA MACHI Kumamotoで発売するグッズ

“生乳本来の味”を大切にした「千本松牧場のむヨーグルト」が復活 那須千本松牧場

2025年7月29日(火) 配信

「千本松牧場のむヨーグルト」が復活

 1893年創業、自然との共生を掲げるホウライ(東京都中央区)が運営する千本松牧場は8月2日(土)から、一時製造を中断していた「のむヨーグルト」を、新たな製法とともにリニューアルし、自社ファームショップ限定で販売を再開する。

 牧草づくりから乳牛の飼育、ヨーグルトの製造に至るまですべてを自社牧場内で完結し、素材と向き合うことでしか生まれない、搾りたての生乳と砂糖だけで仕上げた“素材のまっすぐなおいしさ”を実現した。

 本商品は週1回のみの製造で、牧場を訪れた人だけが購入できる数量限定販売となる。手間ひまと丁寧さを惜しまない、特別な「のむヨーグルト」がここに復活する。

 商品名は「千本松牧場のむヨーグルト」で、内容量800グラムで価格は1280円(税込)。

 なお、ファームショップでの本格販売に先立ち、現在、千本松牧場内のファームレストランとソフトクリーム本店で200グラムサイズの「のむヨーグルト」プレーン380円(税込)を先行販売している(※ファームレストランでは、食事とセットで注文した場合は250円で提供中)。

 さらに千本松オープンカフェでは牧場で採れた「いちご」や「ブルーベリー」を使った、ここだけでしか飲めないフレーバーも限定展開中。「千本松牧場のむヨーグルト」千本松のいちごとブルーベリー各420円(税込)。

JTB×日本博、訪日客を文化施設へ デジタル周遊券を発売

2025年7月29日(火) 配信

日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日向けデジタル周遊券を展開

 JTB(山北栄二郎社長)と日本芸術文化振興会日本博事務局は8月5日(火)、全国の日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日外国人向けのデジタル周遊券「Japan Cultural Passport」を売り出す。美術館や博物館、科学館など約30施設を横断的にめぐることができる。

 共同開発により、訪日外国人に対し、質の高い文化体験を提供できる文化施設を提案するとともに、文化施設の海外認知度向上並びに訪問先の分散化を目指す。

 同周遊券は7日間、14日間、21日間の3種類を用意し、それぞれ税込で3500円、6000円、8000円。専用Webサイト「Webket」から電子チケット形式で販売する。英語と日本語に対応。スマートフォンでQRコードを提示し、非接触で入場できる。

 販売期間は2026年2月8日(日)まで、21日間パスのみ26年1月25日(日)までとする。有効期限は26年2月15日(日)。

参画文化施設は次の通り(7月25日現在)。

【茨城県】茨城県立歴史館

【埼玉県】埼玉県立歴史と民俗の博物館▽さいたま市岩槻人形博物館

【東京都】国立科学博物館▽三井記念美術館▽東京国立博物館▽東京国立近代美術館▽日本科学未来館▽山種美術館

【静岡県】MOA美術館

【新潟県】まつだい「農舞台」フィールドミュージアム▽越後妻有里山現代美術館MonET

【石川県】金沢21世紀美術館▽鈴木大拙館▽石川県立美術館▽石川県九谷焼美術館▽加賀依緑園

【岐阜県】日下部民藝館

【奈良県】奈良国立博物館

【京都府】京都国立博物館▽八幡市立松花堂庭園・美術館▽東映太秦映画村

【大阪府】絹谷幸二 天空美術館

【兵庫県】姫路市立美術館

【島根県】島根県立石見美術館

【大分県】大分県立美術館

【長崎県】長崎県美術館

【熊本県】熊本市現代美術館

主要レジャー施設「チケット代」 約4割が値上げ(帝国データバンク調べ)

2025年7月29日(火) 配信

 帝国データバンクはこのほど、全国のテーマパークや水族館、動物園など「主要レジャー施設」192施設を対象に、価格調査を実施した。これによると、2025年に入場料などの「チケット料金」を値上げする施設は、37・4%と約4割となり、前年の19・8%に比べ2倍近く増加することがわかった。

 また、国内主要レジャー施設において25年内に設定された入場料・フリーパス料金の最高額は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「1デイ・スタジオ・パス(大人1人当たり)」の1万1900円だった。

 施設別に値上げした割合をみると、「テーマパーク(遊園地を含む)」は対象100施設のうち、51施設がフリーパスを含めたチケット代を値上げした。24年は23施設で、調査開始以来、初めて値上げ施設が全体の半数を超えた。

 レジャー施設全体の「一般券(入場券)」平均価格(大人1人)は1695円と、24年の1626円から69円上昇。遊園地・テーマパークで多く導入されている、入場券とアトラクション乗り放題がセットとなった「フリーパス」の平均価格は、過去最高額の4846円と、前年から249円上昇している。ハイシーズン料金や、土・日・祝日料金などダイナミックプライシング(変動料金制)の導入が進んでいることも、平均価格上昇への影響がみられる。

 施設ジャンル別に25年のチケット料金平均をみると、最も「一般券」平均が高いのは「水族館」の2158円で、前年平均から91円上昇。一方、最も低いのは「動物園」の1427円で46円の上昇となった。水族館やテーマパークなどと比べて価格の伸びは緩やかだ。帝国データバンクは「飼料代の高騰など物価高の影響で、動物園でも入場料を引き上げる動きが広がっているものの、運営事業者が市町村などの自治体・公営企業のケースが多く、値上げ幅が少額にとどまるケースが目立った」と分析している。

京都府内の小学生対象にニデックスクール、8月19日開催 夏特別編で鈴木福さんがゲスト登場

2025年7月29日(火) 配信

ニデック京都タワー

 京阪ホテルズ&リゾーツが運営する、ニデック京都タワーは8月19日(火)、ニデック(岸田光哉、京都府京都市)と共催で、モノづくり体験教室「ニデックスクール サマースペシャル」を開く。京都府内に住む小学生が対象で、今回は俳優の鈴木福さんをスペシャルゲストに迎え、特別編として実施する。

 ニデックスクールはニデックの社員が講師となり、身の回りの製品に入っているモーターを実際に見て、触って学べるオリジナルのモノづくり体験教室で、不定期開催している。2024年4月のネーミングライツ締結をきっかけに開始した共同開催事業で、今後も地域の住民が楽しめる企画を予定するという。

 今回の開催概要は8月19日の午後1時~2:30まで、会場はTKPガーデンシティ京都タワーホテル4階。人数は30人で、応募多数の場合抽選となる。応募条件は京都府内に住む小学生。応募期限は8月4日(月)午後5:30まで。応募は公式サイトから。

楽天ステイ、箱根に宿泊施設オープン 温浴特化や犬宿泊可能な客室提供

2025年7月29日(火) 配信

Rakuten STAY VILLA 箱根桃源台(左)とRakuten STAY 箱根すすき草原の外観

 楽天グループの宿泊施設ブランド「Rakuten STAY」を運営する楽天ステイ(蔦井克彦社長、東京都港区)は7月17日(木)、神奈川県・箱根町にRakuten STAY VILLA 箱根桃源台とRakuten STAY 箱根すすき草原をオープンした。

 Rakuten STAY VILLA 箱根桃源台は、芦ノ湖北側の桃源台港と桃源台駅から徒歩約10分の立地にある2棟全10室のヴィラ型宿泊施設。AとBの2つのタイプに分かれ、全室がテラスを含めて100平方メートル以上となる2階建てのメゾネットとなっている。

 Aタイプの7室には地下フロアを設け、サウナや水風呂、外気浴デッキ、内気浴スペース、天然温泉など温浴に特化した設備を設けた。全面窓を採用したため、開放感を味わいながら天然温泉とサウナを堪能することができる。このうち2室には、富士山溶岩を使用したサウナを導入した。

 Bタイプの3室にはリビングからつながるテラスにサウナや人工芝の庭、屋外プロジェクターを設置。うち1室はドッグフレンドリールームとなっており、2頭までの犬を一緒に宿泊できる。

 Rakuten STAY 箱根すすき草原は、3棟全20室からなる2階建ての宿泊施設。すすき草原まで徒歩約3分の場所にある。約70平方メートルの室内には、家族やグループで楽しんでもらおうと、天然温泉かけ流し風呂やプロジェクター、小上がり、天体望遠鏡をそなえている。

 2室は乳幼児連れのファミリー向けとなっており、ショッピングモール「楽天市場」で複数の店舗が販売しているベビーサークルやプレイマット、すべり台などの商品を体験することができる。宿泊者は、室内に展示する各商品の2次元コードをスマートフォンで読み取ることで、その場で気に入った商品を楽天市場から注文することも可能となっている。