ムーミン谷のスケートリンク、2月8日にグランドオープン プロフィギュアスケーターの織田信成氏も登場

2025年2月4日(火) 配信

スケートリンクのイメージ画像

 ムーミン物語(小幡匡志社長、埼玉県飯能市)は2月1日(土)、ムーミンバレーパークの「入り江のテラス」に新たなアクティビティ「ムーミン谷のスケートリンク」をプレオープンした。グランドオープンは2月8日(土)。

 「ムーミン谷のスケートリンク」はコミックス「やっかいな冬」をテーマにしている。同エピソードは冬眠をしないムーミン一家が、スポーツ好きのブリスクとウィンタースポーツに挑戦するもの。

 スケートリンクは環境に配慮した樹脂製のエコリンクを使用。スムーズで快適な滑りを体験できるという。転んでも服が濡れにくいため、初心者や子供も安心して楽しめる。

 営業期間は4月6日(日)までの平日午前11~午後4時まで、休日午前11~午後6:25まで。4歳から滑走でき、入園者はスケートリンクの使用、靴などの備品レンタルも含めて無料。

 オープンを記念して、グランドオープン日の2月8日にはプロフィギュアスケーターの織田信成さんがパフォーマンスを披露する。午後1時からで観覧は無料。

2月7日から「弘前城雪燈籠まつり」 「弘前駅初代駅舎」の大雪像が登場

2025年2月4日(火) 配信

弘前城と雪燈籠が幽玄の世界へ誘う

 青森県弘前市の弘前公園で2月7日(金)~11日(火・祝)まで「弘前城雪燈籠まつり」が開催される。園内に作られた約150基の大小さまざまな雪燈籠や雪像、約300基のミニカマクラに灯りが灯されると幽玄の世界が広がるという。

 大雪像のテーマは「弘前駅初代駅舎」。弘前駅は1894(明治27)年12月1日に開業して以来、4代目となる現在の駅舎までの130年にわたり、弘前の“まちの顔”として多くの観光客や市民に利用されている。

 この大雪像をスクリーンにして、弘前の四季やまつりをテーマとしたプロジェクションマッピングを投影する。午後5:30~8:30まで30分間隔で毎日上映する。2月9日のみ午後6:30分から。

 また、弘前公園の北の郭エリア来場者にキャンドルを配布。来場者が置いたキャンドルで明かりの空間を創り上げる。キャンドル配布は6時からで、なくなり次第終了する。同エリアでは3基のカマクラをLEDで彩るイルミネーションカマクラも実施する。

 二の丸遊園地前通路では、弘前ねぷたまつりに出陣したねぷたの鏡絵や見送り絵などを再利用し、津軽錦絵の回廊をつくる。

 このほか、2月9日午後5:30から、四の丸大雪像前ステージで、ワハハ本舗所属のタマ伸也さんによるスペシャルライブが行われる。

 まつりの開催時間は期間中、午前10時~午後9時まで(最終日は午後8時まで)。出店エリアでは飲食物の販売などもある。入場無料。

鉛温泉 藤三旅館(岩手県花巻市) ベッドタイプの新客室誕生

2025年2月4日(火) 配信

和モダンなベッドルーム

 鉛温泉 藤三旅館(藤井祥瑞社長、岩手県花巻市)に、豊沢川の清流を望むベッドタイプの新客室がオープンした。

 壁面には和紙調の模様を配し、木製格子のパーティション、モダンな照明器具など、伝統と革新が調和した空間デザインを実現。畳敷きのスペースと、現代のライフスタイルに合わせた快適なベッドルームを組み合わせることで、「和の趣と現代的な快適性を両立した」(同社)という。

 藤三旅館は「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のような木造3階建て・総けやきづくりの歴史の風格を感じる建物。鉛温泉は開湯600年の歴史があり、「大衆の浴場へ」と1786年に温泉旅館として開業した。日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」をはじめ、4つの浴場を楽しむことができる。

「いわき・ら・ら・ミュウ」の道の駅登録決定 営業は継続し、9月に道の駅としてオープン予定

2025年2月4日(火) 配信

現状写真

 国土交通省は1月31日(金)付けで、福島県いわき市の観光型商業施設「いわき・ら・ら・ミュウ」の道の駅登録が決定したと発表した。いわき市観光物産センターが単独型で既存施設の一部を改修し、道の駅として申請・登録。道の駅としてのオープンは今年9月の予定で、それまで施設は営業を継続しながら、オープンに備えていく。名称は、道の駅「いわき・ら・ら・ミュウ」。

 単独型とは、「地方公共団体が3分の1以上を出資する法人」という設置者条件に合致する同社が申請し、同社単独で道の駅の要件を満たすための施設整備を行う。

 新たな整備予定として、駐車場を24時間利用可能にし、妊婦など向けに屋根付きの駐車場を新設する。またトイレも24時間開放する区画を設け、チャイルドチェアの配置など子育て支援機能の充実や、オストメイトを導入。24時間使える授乳設備やおむつ交換台を備えた部屋を新設する。

 来年度はふくしまデスティネーションキャンペーンや小名浜道路開通が予定されており、これまで以上に地域貢献度を高めたいと登録申請にいたった。地域の知名度向上や「道の駅」の固定ファンによる旅行の目的地化などで交流人口の拡大をはかり、周辺の水族館「アクアマリンふくしま」と一体となった「アクアマリンパーク」全体の観光価値の向上に努めていきたい考え。

「円かの杜」開業10周年 松坂美智子女将に聞く クリーンな「水素調理」を導入

2025年2月4日(火) 配信

松坂美智子女将

 2014年12月に開業した「強羅花扇 円かの杜」(神奈川県・箱根町)が開業10周年を迎えた。脱炭素化という世界的な潮流のなかで、燃焼しても二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーに大きな魅力を感じ、旅館では前例のない「水素調理」を導入。食や音楽、温泉などにこだわった個性的な宿を目指す円かの杜の大きな特徴となっている。松坂美智子女将に10年を振り返りながら、これから宿が進んでいく道筋についてインタビューした。

 【本紙編集長・増田 剛】

開業10周年を迎えた「円かの杜」のエントランス

 ――「円かの杜」は開業10周年を迎えました。

 2009年オープンの早雲閣、強羅花扇に続き、円かの杜は14年12月に開業しました。振り返りますと、翌15年には大涌谷の噴火、19年には台風による大水害、その後コロナ禍による行動制限など、これまで考えられなかった出来事が次々に発生し、軌道に乗って加速し始めたかと思うと、どん底に落ちるような大きな波のある10年でした。
 苦境の時期に宿泊していただいたお客様から、「とてもよかったよ、また来るね」とお褒めの言葉をいただくと、涙が出るほどうれしく、大きな支えになりました。食や音楽、温泉、ブックディレクターなど、各分野の専門家の方々からもアドバイスをいただき、本当に元気づけられました。

 ――宿のあらゆるところに“こだわり”を感じます。

 創業者(飯山和男会長)の“木の美学”に対するこだわりはとても強く、飛騨の高級木材と、全館畳敷きの「自然素材に包まれた温かみ」が宿の根幹をなしています。そこに、食や音、本、温泉、サービスにもこだわり、「個性ある宿」を目指しています。
 一流演奏家によるミニコンサートや、「湯×音×食」を愉しむプランなど、箱根の森の中で独創的な世界を味わっていただければと、さまざまな企画を試みています。
 お客様が宿で過ごされるなかで、本棚に並ぶ絶版本や希少価値のある本など、さりげない遊び心に面白さを感じられたり、訪れる度に、ちょっとした変化や進化した部分を発見されたり、何十回とお越しいただけるリピーターのお客様もいらっしゃいます。

 ――環境意識への高さも大きな特徴ですが、きっかけは。

 19年の大水害の翌朝は穏やかな青空で快晴でした。宿泊客やスタッフは円かの杜に避難させていたので無事でしたが、昭和的な「侘び寂び」感が好まれた早雲閣の惨状は今でも忘れられません。

観光庁「観光地・観光産業における人材不足対策事業」、事務局はNTTコミュニケーションズに

2025年2月3日(月) 配信

観光庁(写真はイメージ)

 観光庁はこのほど、「観光地・観光産業における人材不足対策事業(人材活用の高度化に向けた設備投資支援)」の事務局を、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズに決定した。

 同事業は人手不足の解消に向け、人手をかけるべき業務に人材を集中投下し、サービス水準向上・賃上げを実現するための設備投資を支援するもの。スマートチェックイン・アウト、配膳・清掃などロボット、チャットボット、予約等管理システム(PMS)などの設備投資を補助する。

 観光庁によると4件の応募があり、応募の提案を事務局審査委員会で厳正な審査を行ったうえ、事務局を決めたという。

2月22・23日に池袋でくまモンファン感謝祭 デビュー15周年をお祝い

2025年2月3日(月) 配信

ファンへの感謝と熊本の魅力を発信

 熊本県東京事務所は2月22日(土)、23日(日)の2日間、東京・池袋で「くまモンファン感謝祭2025 in TOKYO~モンフェス~」を開く。同県の営業部長兼しあわせ部長「くまモン」のデビュー15周年を祝うもので、ファンへの感謝や熊本の物産・観光の魅力を広く発信する。

 今回のテーマは「15th ANIVERSARYサンくまプロモーション」。くまモンプロデュースで熱のこもった「アツ~い」ステージを披露する。得意のダンスやここでしか見られないコンテンツを用意。各回2時間前から入場待機列を案内するという。このほか、くまモンと写真が撮れるフォトスポットや、熊本のグルメが楽しめるマーケットなどを展開する。

 場所は池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアター。22日は午前11時~午後6時まで、23日は午前10:30~午後5:30まで。

 さらに、今年のファン感謝祭は近隣施設やサービスとの連動企画が多く実施される。東武百貨店池袋店や会場周辺の飲食店とのコラボレーション企画「くまトランTOKYO」は2月22日~3月12日まで展開する。イベント会場で配布されるグルメMAPに載っている対象店舗で熊本グルメを食べると、オリジナルステッカーを先着でプレゼントする。

 このほか、池袋のまちなかを走るIKEBUSとのスペシャルコラボレーションとして、2月22日~3月12日(くまモンの誕生日まで)の期間限定でコラボ1日乗車券を販売する。

観光庁「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」 オンライン説明会(2月14日)

2025年2月3日(月) 配信

観光庁(写真はイメージ)

 観光庁は2月14日(金)、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の公募に向けたオンライン説明会を実施する。説明会は午後1時30分から、Zoomを活用したウェビナー形式で行う。

 説明会では、①事業背景や事業概要の紹介(観光庁)②令和5年度補正予算事業における各地での事例紹介(同)③公募などのスケジュール説明(事務局)④申請方法の解説(同)――を予定する。全体で約60分を想定。

 同事業は、観光客の受け入れと住民の生活の質の確保を両立しつつ、持続可能な観光地域づくりの実現に取り組む、地方公共団体、DMO、民間事業者などを支援するもの。オーバーツーリズムの未然防止・抑制対策に資する取り組みの補助に加えて、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置、協議に基づく計画策定や取り組みに対する包括的な支援を実施する。

 説明会の視聴には事前の参加登録が必要。参加登録は申し込みフォーム(https://peatix.com/event/4287687)から。

 なお、今回説明する公募などのスケジュール説明、申請方法の解説は、今後開設予定の特設Webサイト上に公開を予定する。

シーサイドホテル舞子ビラ神戸、5月1日にリニューアルオープン

2025年2月3日(月) 配信

シーサイドホテル舞子ビラ神戸

 サフィールリゾート(長田晋社長、兵庫県神戸市)が運営する、シーサイドホテル舞子ビラ神戸は5月1日(木)に、リニューアルオープンする。別館の改修工事を行っているもので、客室や大浴場、アクティビティ設備が生まれ変わる。別館の予約は2月1日(土)から開始した。

 客室は快適性を重視し、全客室を洗練されたデザインに改装した。大浴場は新たに屋外露天風呂を併設。7月には新設の専用サウナをオープン予定で、大浴場とは異なるプライベート感のある体験ができるという。

 また、フィットネスジムやゴルフシュミレーターが新設することで、健康志向の人やスポーツ愛好家の人にも喜ばれる設備を整える。さらに、夏ごろにはファミリーやグループ旅行向けに、カラオケルームや卓球施設を新たに用意する。

 公式サイトでは、リニューアルを記念したプランを販売している。

全旅連青年部 歴代部長が経験語る 中四国ブロック大会開く

2025年2月3日(月) 配信

(左から)大平修司氏(司会)、横山公大氏、鈴木治彦氏、星永重氏

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は1月15日、高知県高知市の城西館で中国四国ブロック大会を開いた。

 基調講演で、第20代部長の横山公大氏と24代部長の鈴木治彦氏、25代部長の星永重氏が登壇し、「経験者が語る部長から伝えたい事~部長に聞きたい事」をテーマに、部長を志した経緯や取り組んできた内容を語った。

 歴代最年少35歳で部長を務めた横山氏は「小さな飲食店が涙を流しながら夢を語る居酒屋甲子園に出会ったとき、旅館には日本一を目指す場所がないと強烈に感じ、当時旅館甲子園を始めた。1位を目指すことですべきことが明確になる」と語った。

 鈴木氏は2020年の自民党総裁選の際、菅義偉元首相の出馬応援演説を行ったことに触れ、「菅先生が発案した1・2兆円予算のGo Toトラベルキャンペーンによって、観光事業に関わる約800万人の生活が守られていることを強調した。また、新型コロナ禍対応で毎日議員会館や省庁を回った。動けば変わるというのを実感した」と話した。

 星氏は初回を開催した宿フェスについて、「鈴木部長が思い描いたものとは少しカタチは変わったがスタートできた。現在は塚島部長の強い思いで実施している。回を重ねるごとに良いものになっている」と述べた。

【土橋 孝秀】

【本紙1950号または2月6日(木)以降日経テレコン21でもお読みいただけます。】