【第50回旅館100選】秋田県・大湯温泉 「ホテル鹿角」

2025年9月5日(金) 配信

季節を感じられる露天風呂

四季折々の風情が感じられる開湯800年の名湯。ゆけむりの里

 約800年前に開湯した大湯温泉は、江戸時代には南部藩主の指定保養地とされていた名湯だ。なかでも「ホテル鹿角」の大自然のなかで四季の彩を感じられる露天風呂や、開放的な大浴場の豊富な湯量の温泉は旅の疲れを癒してくれる。

開放感あふれる大浴場

 客室は広く、「特別和洋室」には檜風呂があり落ち着いた贅のしつらえで至福のときを過ごせる。10名まで利用できる「和賓室 かづの」は約130㎡の広さに和室が2間、ダイニングルームに檜張りのお風呂と圧巻。それぞれの部屋からの景観は旅情豊かで安らぎに満たされる。

四季のうつろいを感じる中庭
料理一例

 夕食の和食会席膳コースでは、厳選された旬の食材が最高の状態でいただける。なかでも、鹿角発祥の「きりたんぽ鍋」は日本3大地鶏の一つ「比内地鶏」の出汁が美味しさを際立て、つゆまで飲み干すほどの人気の逸品だ。

「ホテル鹿角」外観

道の駅おおゆ


 「ホテル鹿角」の真向かいにある「道の駅おおゆ」。地元の銘柄牛である「かづの牛」を使ったバーガーやカレーライスなど、テイクアウトメニューが豊富な「えんがわカフェ」のほか、広い芝生に足湯や子供が遊べる温泉じゃぶじゃぶ池があり家族連れで楽しむことができる。

交通:《車》東北自動車道 十和田ICから国道103号を経由し十和田湖方面へ8km約10分、P200台(無料)
   《電車》JR花輪線 十和田南駅からタクシーで12分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》広間、食事処 《朝食》レストラン、広間
部屋:全92室
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:ナトリウム塩化物泉
料金:1万6,100円~4万2,000円

〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1
☎0186(30)4111 FAX0186(37)4000
https://www.h-kazuno.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台・他

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

羽田からの九州旅がお得に ANAグループ×九州観光機構

2025年9月4日(木) 配信

首都圏から九州への誘客拡大を

 全日本空輸(ANA)福岡支店とANAあきんど福岡支店、ANA Xはこのほど、九州観光機構(唐池恒二会長、福岡県福岡市)と連携し、羽田空港発九州行きの割引クーポン施策を開始した。同施策は九州観光機構20周年企画「いこっ、九州。~KOI九州~」キャンペーンの費用補助のもと実施する。

 九州の旅行がお得になるクーポンは「九州に来てみらんねクーポン」「九州に行ってみらんねクーポン」で、それぞぞれ利用可能条件が異なる。2人では最大1万2000円引き。先着順となっており、規定枚数に達し次第終了する。

 出発対象期間は11月1日~26年2月28日まで。出発地は羽田空港、対象到着空港は九州内の空港。

 ANAウェブサイトでは、ANA九州内各支店がおすすめする観光地や食などを紹介する専用ページ「ANAで行かん?秋から冬へ、一緒に九州旅」を開設し、クーポン情報に加え、秋冬の観光地・食のおすすめ情報を掲載している。ANA福岡支店とANA Xは九州観光機構とともに、年間を通じた空港需要の創造と首都圏からの誘客拡大をはかっていく。

9月9日から「“そら”と“りく”の日本の旅フェア」 JALUX×JR東海リテイリング・プラス

2025年9月4日(木) 配信

「そらとりくのグミ」(270円)

 JALUX(河西敏章社長、東京都港区)とJR東海リテイリング・プラスは9月9日(火)から、羽田空港・成田空港の「JAL PLAZA」や東海道新幹線沿線駅の「PLUSTA」などで、「“そら”と“りく”の日本の旅フェア」を開く。オリジナルコラボレーション商品などを29日(金)まで限定販売する。

 JALのグルメブランド「JAL SELECTION」とJR東海リテイリング・プラスのオリジナルブランド「米サンド」がコラボした「米サンド(すき焼き風)国産黒毛和牛肉使用」や、JALビーフコンソメを使用したサンドイッチ「オムレツサンド(ビーフコンソメ風味)」、菓子「そらとりくのグミ」などフェア限定商品を展開する。

 両社のコラボは2023年2月に続き2年半ぶり、2回目となる。

九州7県が万博で合同出展、食・観光・文化の魅力を一体発信

2025年9月4日(木)配信

(右から)大石賢吾長崎県知事、服部誠太郎福岡県知事、山口祥義佐賀県知事、木村敬熊本県知事、佐藤樹一郎大分県知事、河野俊嗣宮崎県知事、塩田康一鹿児島県知事

 大阪・関西万博の会場内にあるEXPOメッセ「WASSE」で9月3日(水)、九州7県の合同出展イベント「九州の宝を世界へ~Treasure Island・KYUSHU~」が始まった。会期は5日(金)まで。

 各県がブース出展し、それぞれの食や観光などの魅力をアピールするほか、九州の食材を使った「九州宝弁当」や地酒を提供する「九州の食」コーナーを設け、九州全体の多彩な食文化を発信する。

 3日午前には7県の知事が登壇し、オープニングセレモニーを実施。合同出展を各県に呼び掛けた長崎県の大石賢吾知事は「九州の魅力を国内外に発信するとき、九州一体となって取り組むことがより効果的だ。九州7県が一体となってこの3日間盛り上げていきたい。ぜひ実際に九州に足を運んでいただければ」とあいさつした。

 会場には各県の特色を生かしたブースが並ぶ。福岡県は「食の王国 福岡」をテーマに屋台風のカウンターを設け、博多和牛や天然マダイなどを紹介。佐賀県は今年開窯350年を迎えた鍋島焼の展示や、花びらに囲まれて佐賀酒を楽しめる「SAKURA CHILL BAR」を実施する。

 長崎県は中華街をイメージしたブースで、美食と絶景を軸に多彩な食材と観光地を発信。「玉縁茶そのぎ茶さえみどり」やカステラの試飲・試食もある。熊本県は雄大な阿蘇の魅力をVR映像で紹介するほか、くまモングッズが当たる抽選会を行う。大分県は別府温泉の街並みを再現したメタバース体験や別府竹細工の制作体験、ハーモニーランドからハローキティの登場など盛りだくさんの内容だ。

 宮崎県は「日本のひなた」として温暖な自然と神話に彩られた文化を伝える。鹿児島県は屋久島や奄美大島など世界自然遺産を紹介するとともに、黒牛や黒豚など「黒」にちなんだ特産品をPRしている。

 さらに、会場内ステージでは九州各地に受け継がれている伝統芸能を披露。3日午後には中国から伝わった長崎の伝統芸能「変面ショー」があり多くの来場客で賑わった。5日は鹿児島の島唄ライブや大分のキャラクターグリーティング、福岡の神楽演舞などが行われる。

「いわき・ら・ら・ミュウ」が道の駅に 9月12日にグランドオープン、日本一の売上高目指す

2025年9月4日(木) 配信

直営店「銘品プラザ」(イメージ)

 いわき市観光物産センター(下山田松人社長、福島県いわき市)は運営する観光物産館「いわき・ら・ら・ミュウ」を9月12日(金)、福島県内36カ所目の道の駅としてグランドオープンする。設置者は第3セクターの民間会社で、道の駅で売上高日本一を目指す。

 同施設は1997年に開業。運営を続けながら改修を行い、直営店の「銘品プラザ」増床や、24時間利用可能な大型トイレ・館内外サインのリニューアルなどを実施した。

 銘品プラザは道の駅の目玉として、1・5倍にリニューアル。新たに福島県産・いわき市内で生産された果物や野菜を多く扱うほか、いわきの特産物、オリジナル製品など土産品を豊富に取りそろえる。福島県の三大銘菓として、三万石の「ままどおる」、柏屋の「薄皮饅頭」、かんのやの「ゆべし」も販売する。

「あじフライの右京」

 新店舗は「あじフライの右京」。地元常盤ものを使用したアジフライ専門店で、さくさくフワフワの究極の逸品を目指す。おすすめは、あじフライ・日光唐揚げ・釜揚げしらすの地場3種が味わる「常盤ものグルメ膳」2000円~。

 「道の駅 いわき・ら・ら・ミュウ」のオープンを記念し、9月12日から週末を中心に2週間さまざまなイベントを開催する予定。9月13日は伝統芸能じゃんがら念仏踊り、14日はフラ・タヒティアンダンスショー、15日は和太鼓演奏などが披露される。また、21日はいわき市出身の俳優・武田玲奈さんが1日駅長を務める。

全国の消費免税店数は6万3278店に(観光庁) 半年間で1886店増加

2025年9月4日(木) 配信 

 観光庁がまとめた2025年3月31日現在の消費免税店数は、6万3278店で、前回調査の24年9月30日から半年間で1886店(3・1%増)の増加となった。

 内訳は、三大都市圏は3万9431店、三大都市圏を除く地方は2万3847店。いずれも前回調査(24年9月30日)に比べ、3・1%増となった。

 都道府県別で、前回調査から最も多く増加したのは、大阪府で334店、次いで東京都の301店。

JTB、農泊地域を表彰 グランプリは「笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会」

2025年9月4日(木) 配信

受賞した農泊地域の代表者たち

 JTB(山北栄二郎社長)は9月1日(月)、東京都内で農泊地域を表彰する「地域の滞在プランコンテスト」の表彰式を開き、グランプリに「笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会」(山梨県笛吹市)が選ばれた。

 同表彰事業は、農林水産省の農山漁村振興交付金を活用し、同省が農泊に取り組む全国の地域から、インバウンド(訪日外国人旅行)の誘客体制強化に注力する40地域を「農泊インバウンド受入促進重点地域」に選定。このなかから、とくに食関連消費拡大につながる滞在プランの造成・販売に取り組む地域を表彰した。

 事務局を務めるJTBが2025年6~7月にかけて募集。外部審査委員による審査の結果、グランプリのほか、優秀賞の2地域、協賛企業による企業賞の5地域で計8地域を選定した。受賞地域には副賞として応募プランのPR支援や伴走支援、協賛企業によるブラッシュアップ支援を提供する。

 受賞地域とプラン名は次の通り。

 【グランプリ】

 笛吹市農泊観光ツーリズム推進協議会(山梨県笛吹市):富士山を越えてめぐる農の恵み~世界農業遺産の地で味わう、人と自然の共生の知恵~

 【優秀賞】

 白峰林泊推進協議会(石川県白山市):自然の聖地「白山」 いのちの水を巡る旅

 大紀町地域活性化協議会(三重県・大紀町):伊勢と熊野の二大聖地を結ぶ熊野古道伊勢路~巡礼・食旅~Kumano Kodo Iseji Gastronomy Journey

 【企業賞】

 ABCクッキングスタジオ賞=おおぎみツーリズム地域協議会(沖縄県・大宜味村):よんな~沖縄・アグリ&アドベンチャートラベルin大宜味

 Booking.com賞=南丹市美山エコツーリズム推進協議会(京都府南丹市):米がつなぐ暮らし~美山から伏見、米文化をめぐる旅

 JTB賞=てしま農泊推進協議会(香川県・土庄町):瀬戸内・豊島「水がつなぐ島の物語」

 オレンジページ賞=田原市農泊推進協議会(愛知県田原市):Salt Voyage 海が結ぶ塩の道

 楽天地域創生事業賞=寺泊広域まちづくり協議会(新潟県長岡市):『旨味』と『技』を識る、職魂(しょっこん)に触れる寺泊ガストロノミープラン

【第50回旅館100選】岩手県・新鉛温泉 「結びの宿 愛隣館」

2025年9月4日(木) 配信

お食事処「里山ダイニング」

3つの大浴場、17の多彩な浴槽。気分にまかせて温泉三昧

 絶好のロケーションを誇る「結びの宿 愛隣館」では、大自然に囲まれながら3種類の上質な自家源泉を楽しむことができる。

山の湯「立湯露天風呂-満天の湯・星」

 客室は、山々や豊沢川の景色を楽しめるお部屋や露天風呂付のお部屋、ワーケーションデスクが用意されたお部屋などさまざまなタイプが揃い、旅行のスタイルや予算・目的に応じて選べる。

川の湯「内湯」
お部屋食イメージ

 プランにより選べる夕食は、あらかじめ用意された先付料理のほかに、バイキング(ビュッフェ)形式で料理を楽しめる、プライベート空間を重視したお食事処「里山ダイニング」と、季節ごとの旬の料理をお部屋で水入らずの時間を過ごせる「お部屋食」。

「花かんむり/温泉露天風呂付客室」

 朝食ビュッフェでは、和洋約40種のメニューに加え、「はなまき朝ごはんプロジェクト」による地元の野菜を使った料理も好評だ。

 

ミキハウス子育て総研「ウェルカムベビーのお宿」

 「結びの宿 愛隣館は2012年に東北初認定。オムツ替え放題や離乳食、貸切風呂など豊富な特典がある「赤ちゃん旅行専用宿泊プラン」もさまざま用意されている。お子様連れ、家族旅行を安心して楽しめると評判だ。

 

交通:《車》東北自動車道 花巻南ICから主要地方道 花巻大曲線で約17km20分、P200台(無料)
   《電車》JR東北新幹線 新花巻駅より無料送迎バスで約40〜60分(要予約)
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》部屋食、レストラン、個室会場など
   《朝食》バイキング
部屋:全100室(全室に加湿機能付空気清浄機、空冷蔵庫完備)
風呂:大浴場「川の湯」「山の湯」、「森の湯」、貸切風呂「ちゃっぷん」
泉質:ナトリウム―硫酸塩泉、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩泉
料金:1万6,000円~6万2,000円

〒025-0252 岩手県花巻市鉛字西鉛23
☎0198(25)2619※予約センター受付時間9:00~17:30 FAX0198(25)2938
https://www.airinkan.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

JTB、訪日強化の新ビジョン策定 3つの改革とデータ基盤を構築

2025年9月4日(木)配信

山北栄二郎社長

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は9月1日(月)、訪日旅行市場のさらなる成長と持続可能な観光立国の実現を目指す新たな事業戦略「訪日インバウンドVISION2030」を発表した。訪日旅行事業を強化する「3つの改革」を柱に、それを支える基盤として新たなデータプラットフォームを構築。地域共創やデータの戦略的な利活用により、持続可能な観光地域づくりを目指す。

 山北社長は同日にJTB本社で事業戦略発表会を開き、訪日外国人旅行(インバウンド)客の適切な地方分散を行い、オーバーツーリズムの解消と、地方経済の活性化につなげることが重要である考えを示した。そのうえで「世界トップレベルの観光立国になるためには、旅行者向けのサービスだけではなく、地域自体をしっかり良くしていく流れをつくっていきたい」と力を込めた。

 地域やステークホルダーと共に「共創」と「創客」に取り組み、インバウンドに関する地域課題の解決とリピーターにつながる魅力的な体験を創出する。これら取り組みを通じて、訪日外国人旅行者受入数や観光収入の拡大をはかるとした。

「3つの改革と基盤」、地域課題の対応向上

3つの改革と基盤イメージ

 新たな戦略では、地方自治体や観光事業者などとの共創により、訪日旅行事業を強化する「3つの改革」と、それを支えるデータ基盤の構築、活用推進に取り組む。

 改革1つ目の「戦略的事業領域(6+1)の策定」では、「既存事業6領域」と「+1領域」に推進領域を明確化し、JTBグループ全体で横断的に同戦略を推進する。対象市場ごとに、既存事業を①BtoC②提携販売③旅行会社・ランドオペレーター④BtoBコーポレート⑤プロモーション⑥BtoG――の6つの領域に整備。新たに「+1領域」として、「訪日旅行者が『日本を訪問する目的』を創出できるサービスやコンテンツの開発・開拓・投資の実行」を設定し、社内の機能を超えて連携を強め、地域課題への対応力を高める。

 2つ目の「積極的な投資による、課題解決力の強化」では、JTBグループ全体で同戦略を推進する組織体制を整備し、国内での組織力と対応力を強化する。首都圏、関西圏に加え、エリアごとに訪日インバウンド推進個所を新たに設定し、地域に根差した取り組みを強化。これまで地域交流事業を推進してきた全国の拠点「47DMC」に、150人のインバウンド従事者を配置し、地方自治体や企業と共に訪日旅行市場に向けた課題に取り組み、持続的な経済の発展を目指していく。

 3つ目の「訪日旅行の目的となるサービス・コンテンツの創出」では、パートナーとの連携や積極的な投資による共同事業などに取り組む。一例で25年2月に提携したアソビシステムとは、ナイトタイムエコノミーの創出や「KAWAII」カルチャーの世界発信に向けた共同事業開発などを進めていると紹介した。

新プラットフォーム、26年度に本格運用へ

これら改革を支える基盤として、訪日インバウンドデータプラットフォーム「JTB Tourism HUB」を26年度内の本格運用を目指し、構築を進めていると発表した。地方自治体や観光事業者にはオペレーションの整備や行動・購買データを基にしたコンサルティングを、宿泊施設や飲食店、交通機関などには新たに流通チャネルを提供する。このほか、国内外の提携販売チャネルには、新たなソリューションを提供する計画としている。

 同プラットフォームの活用により、各地域のインバウンド事業の推進力向上につなげ、JTBが保有するデータと公的な外部データを掛け合わせ分析することで、インバウンド市場における新たなターゲット開拓なども支援する方針を示した。

 訪日インバウンドビジネス担当の山田仁二常務は、それぞれの海外市場と日本の地域ごとに異なる課題やニーズを相互で理解することが重要と強調。「発地と着地を丁寧につなぎ、グローバルレベルでの課題解決を実現したい」と語った。

  今回の事業戦略を通じて、2030年のインバウンド事業取扱額を25年度比で約2.7倍、売上総利益は約2.9倍にする目標を設定した。

愛犬と泊まれる古民家宿「赤城-懐 -」が開業 群馬・前橋の「旅籠 忠治館」を継承

2025年9月3日(水) 配信

半露天・愛犬専用風呂付/離れ特別和室

 宿泊業のコンサルティング事業を展開する咲楽(高橋祐一社長、東京都渋谷区)は昨秋、群馬県前橋市で約100年にわたり、親しまれてきた江戸民家造りの宿「旅籠 忠治館」の事業を継承した。同社は宿の建築美を残しながら空間を整備し、9月2日(火)に愛犬と泊まれるリトリート「赤城山 -懐(ふところ)-」(群馬県前橋市苗ヶ島町2036)として開業した。

 客室は和モダンで、ベッドの上で愛犬と添い寝ができる。コンフォート和室のほか、半露天風呂付客室や、離れの特別和室には愛犬専用風呂も付く。屋外にはウッドチップのドッグランを用意する。

 食事は愛犬と一緒にダイニング(食事処)で、赤城山麓の地元食材を生かした季節料理が楽しめる。

 客室数は14室。小型犬~中型犬まで同伴可能で、1部屋につき2頭まで。生後6カ月以上の外出適正年齢であれば宿泊できる。