杉乃井ホテル 新棟1月26日開業へ 全336室に展望露天など

2022年11月15日(火) 配信

客室一例(イメージ)

 大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」は10月26日、新棟「宙館(そらかん)」を来年1月26日に開業すると発表した。同日から宿泊予約の受け付けを始めた。

 新棟は広大なホテル敷地内の最西北に位置し、地下1階、地上14階建て。敷地内で最も高台にあり絶景が広がることから「宙館」と名付けた。

 同ホテルは2025年の全面工事完了を目指し大規模リニューアルプロジェクトを実施している。昨年7月に新棟「虹館」(全155室)が開業し、同12月には「Hana館」を閉館し建て替え工事に入った。

 「虹館」に続く2つ目の新棟となる「宙館」は、上質な滞在を提供するフラッグシップ棟の位置付け。客室は全336室。スイートやジュニアスイート、デラックス、スタンダード、カジュアルの5タイプをそろえる。室内は別府の海や山をテーマにした内装で、雄大な景色を眺める大きな窓を配する。パブリック施設の混雑状況表示や事前精算機能などが付いたタブレット端末を全客室に設置する。

展望露天風呂(イメージ)

 最上階には展望露天風呂「宙湯(そらゆ)」を備える。海抜約250㍍から別府市街地や別府湾、鉄輪温泉(かんなわおんせん)の湯けむりの風景が楽しめるという。景色が楽しめるよう壁面をガラス張りにしたサウナも設けた。

 オープンキッチン型のビュッフェレストラン「TERRACE&DINING SORA」は、九州・大分の地場産の食材を使った洋食中心の料理を提供する。パティシエが目の前で作るモンブランや、フルーツや寒天を自分で盛り合わせて作る「オリジナル蜜豆」もあり、子供から大人まで楽しめる空間という。

大阪観光局とエアビー 民泊データ共有で提携 観光コンテンツ開発も

2022年11月15日(火) 配信

溝畑宏理事長(右)と田邉泰之社長

 大阪観光局(溝畑宏理事長)とAirbnb Japan(田邉泰之社長)は9月29日、「ホームシェアリングを活用した観光促進と経済発展」に関する包括連携協定を締結した。

 両者は、入国者数の上限撤廃や個人旅行の解禁、2025年の大阪・関西万博開催などで、大阪を訪れる外国人観光客の段階的な増加を見込んでおり、国際観光文化都市・大阪の魅力を発信する。

 具体的な連携事項として、エアビーが持つ民泊の宿泊データを共有し、観光地の情報発信や新たな観光コンテンツの開発につなげる。

 ワーケーションや長期滞在、ペット・ツーリズムなど新しい旅のニーズの創出も共同で取り組む。10月25日には両者と自治体を交えたペット・ツーリズムに関する勉強会を開いた。

 大阪観光局の溝畑理事長は「反転攻勢の第1弾がエアビーとの協定だ。コロナ前には1200万人強のインバウンドが大阪を訪れ、このうち2割が民泊を利用していたというデータがある。今後の観光の在り方を見据えたとき、民泊はより重要になる」と協定の意義を説明した。

日本バス協会、業界初の決起大会 政府に支援強化を求める

2022年11月14日(月)配信

バス業界の危機的状況を訴える日本バス協会の清水一郎会長

 日本バス協会(清水一郎会長)は11月10日(木)、東京・永田町の自由民主党本部で「バス危機突破 総決起大会」を開き、バス事業に対する税制・予算による支援強化を政府に求めた。大会では出席した自民党国会議員らにバス業界の危機的状況を訴え、固定資産税減免などの従来と異なる実効性のある支援を要望することを決議した。バス業界単独で決起大会を開いたのは、今回が初めて。

 同協会と自民党バス議員連盟が共同で決議した政府への要望は、①バス事業者の固定資産税減免②全国旅行支援をあと3年は実施③EV(電気自動車)バス補助の大幅増加――の3点を求めた。

 バス業界は過疎化や少子高齢化に加え、コロナ禍で人流抑制などが重なり、乗合バス、貸切バスともに地域を問わず苦境に立たされている。さらに、燃料高騰によるコスト負担増大も加わり、危機的状況に陥っている。

 あいさつをした同協会の清水会長は「人流抑制により10年先の厳しさが今、崖っぷちまでやってきた。地域公共交通の最後の砦、最後の手段となるバスを何とか守っていきたい」と意気込んだ。

 大会当日は全国のバス事業者ら約200人、自民党からは萩生田光一政調会長、自民党バス議員連盟の逢沢一郎会長、同議連の武井俊輔事務局長らをはじめとする国会議員99人が出席した。

萩生田光一政調会長

 萩生田政調会長は「全国各地のバス事業者が赤字基調に苦しむなかで、初めてこのような大会が開かれたことは業界の危機感の表れと受け取っている。固定資産税減免の要望や燃料高騰、ドライバー不足のような構造的な問題など解決すべき課題は山積している。党として正面から取り組みたい」と力を込めた。

 自民党バス議連の逢沢会長は「バス業界の経営危機の突破口を、来年度の税制改正や予算編成で実を挙げていかなければならない。皆で力を合わせて、しっかりと成果を挙げていきたい」と語った。

 大会決議は武井バス議連事務局長が読み上げ、最後に清水会長の「ガンバローコール」で大会を締め括った。

ポーラが冊子作成 乳がん罹患者へのスキンケア アドバイス

2022年11月14日(月) 配信

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(略称:リボン宿ネット)の企業会員のポーラ(及川美紀社長、東京都品川区)はこのほど、乳がんに罹患した方向けにスキンケアアドバイスの冊子を製作した=写真。

 冊子では基本のスキンケアやメイク法に加え、眉毛が抗がん剤で抜けた際の眉の描き方や、イキイキと明るい印象に見せるメイクの仕方などをイラストとともに紹介している。冊子はリボン宿ネットに加盟している全国の宿泊施設で今後、希望者に配布する。

 同社のBtoB事業部の岸本裕部長は「お肌のお手入れを丁寧にして綺麗になることで毎日を楽しんでもらいたい、そして昨日より今日を良い日にしていただきたいと想いを込めて、製作しました。乳がんの手術後、旅をあきらめてしまった方たちに、もう一度、心行くまで旅を楽しんでいただきたい、というリボン宿ネットの思想を形にしたものです。この冊子を見て、前向きに旅を楽しむ女性が一人でも増えることを心から願っています」と話す。

 冊子は同社の担当者が順次手渡しで、加盟宿泊施設に届けている。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(142)1人の想いを街の行動に 思うままに実行して

2022年11月14日(月) 配信 

 

 先日、飛行機が遅れて到着し、空港は台風の影響で激しい雨になっていました。傘を持たずに出張していたので、タクシーで自宅に帰ることにしました。

 大阪空港は近距離・長距離と行き先でタクシー乗り場が異なります。だから、案内係が居て必ず「どこまで」と聞いてきます。私は近距離なのですが、乗り場はいつもタクシー待ちが多く、こんな雨の日はとくに待たされることを覚悟していました。
 ところが、その日は台風のためか、いつもと違ってタクシー乗り場に居る案内係の姿が見えません。エスカレーターで乗り場に降りてみると、タクシーのドア前にブレザーを着た身なりの良い人が立っていたのです。

 私の前に近付き「タクシーをご利用でしょうか」と尋ねてきました。とっさにうなずくと、ドアを開けて「頭にご注意くださいね」と声を掛けて、乗車させてくれました。

 その人はタクシードライバーだったのです。その行動に強い興味がわき、車内で思わず声を掛けると「空港は、その街の顔ですから」と返事をしてくれました。

 それは、タクシードライバー研修時に、私がいつも話す言葉でした。「すごいドライバーに出逢った」と、これだけで出張の疲れは吹き飛んでしまいました。

 先日に訪ねた観光地のことです。その日も激しい雨が降っていました。車を入れようと駐車場に向かいましたが、入口には満車の看板が置かれていました。

 よく見かける光景ですが、その駐車場のスタッフは、雨の中で看板の後ろに立って、申し訳なさそうな顔をしながら頭を下げていたのです。

 一旦そこを離れて、一周まわってその駐車場に戻って来ると、予想通り空車ができて、無事に駐車できました。すると先ほどのスタッフが駐車料金の受け取りに来たとき、その会話がまた素晴らしいものだったのです。

 「本日は雨の中、お越しくださりありがとうございます」と頭を下げて、施設の入口を案内したあと、「少し回り道にはなりますが、こういうルートで行っていただければ、雨を少しでも避けて歩いてもらうことができます。施設には、少し急な階段がありますが、がんばって行ってくださいね」。

 たったひとりの行動で、その街の印象は大きく変わるものです。それは、企業においても全く同じです。自分だけがやっても何も変わらないなどとあきらめないで、思うままに実行してみることです。

 誰かが始めなければ何も変わらない。小さな仕事であっても強い想いを持ってやり続けることで、やがて周りの人たちに広がり、大きな成果を生み出すと私は信じます。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

「観光革命」地球規模の構造的変化(252)  五輪都市と創造都市

2022年11月14日(月) 配信

 

 30年前を振り返ると、国内的にはバブル崩壊後の激動期で、世界的にはソ連崩壊後の大転換期であった。そのころに大規模イベントの未来について議論がなされていた。要約すると「19世紀を代表するグローバルイベントは万国博覧会、20世紀を代表する大規模イベントは五輪だった。

 では21世紀にはいかなるイベントが隆盛化するだろうか」という議論だった。万博は「国家の科学技術の成果を競い合う祭典」、五輪は「人間の身体的能力を競い合う祭典」だったので、21世紀には「人間の精神的成果をめぐる祭典」が重要になると予想された。ところが大阪では2025年の大阪・関西万博が準備され、札幌では30年の冬期五輪誘致が検討されている。世界の変化を大局的にみると、万博も五輪も時代錯誤的な発想であり、強い違和感を禁じ得ない。

 ユネスコは04年に「創造都市ネットワーク」を発足させた。その目的は「創造性を持続可能な開発の戦略的要素として認識している都市間の協力を強化すること」。ユネスコは7つの創造的分野(工芸、デザイン、映画、食文化、文学、メディアアート、音楽)を対象にして、加盟都市認定を行っている。札幌市は13年にメディアアート分野の創造都市として加盟認定された。

 今年10月下旬に札幌市で「ノーマップス(NoMaps)」と題されたイベントが開催された。「地図なき領域を開拓する」という願いを込め、今回は3年ぶりのリアル開催。その目的は①クリエイティブ産業の活性化と他産業への波及②創業支援・新産業の創造・投資の促進③クリエイティブな市民文化の醸成④札幌・北海道の国際的知名度・魅力の向上⑤「世界屈指のイノベーティブなまちSAPPORO」の実現。

 未来に向けて切磋琢磨する人たちが集い、アイデアを広げ、気づきを共有しながら、新たな領域を切り拓くための出会いと発見が溢れる場の提供が展開された

 「Web3」やスタートアップなどをテーマにした40本以上の討論集会が開催された。NoMapsの魅力は連日夜に開催されるミートアップ(交流会)にあり、ビジネスからアート、エンタメなどジャンルを超えた人々の出会いでにぎわった。札幌の未来を冷静に考えると、冬季五輪の再誘致よりも創造都市としてのさらなる発展の方が重要と感じる。

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

「津田令子のにっぽん風土記(91)」「地元密着型講座」への想い~ 東京都・国立編 ~

2022年11月13日(日) 配信

HK学園くにたちスクールのカウンター
NHK学園くにたちオープンスクール長 続 奈宇さん

 中央線の国立駅(東京都)の南口に一橋大学国立キャンパスが位置し、国立駅から南武線の谷保駅までまっすぐ「大学通り」と呼ばれる大通りが伸びている。

 

 その通りには桜並木が立ち並び、春には多くの市民が訪れ憩いの場にもなっている。風光明媚で文教都市としても知られ、都心から移り住む人も多い。

 

 国立駅から歩いて2分というアクセス抜群の地にあるのが、カルチャー教室の企画・運営を担うNHK学園くにたちオープンスクールだ。続奈宇さんは、スクール長として日夜、新講座開発と営業、日常のスクール運営の総括に明け暮れている。 

 

 現在、くにたちオープンスクールでは250ほどの定期講座と、季節ごとの短期・1日講座を開講しているという。

 

 「最近は近隣との連携に力を入れ、夏には国立市内のビール醸造所、秋は国立駅の事務室内を見学できるお子様向けの1日講座を開講し好評でした」と続さんは満面の笑みで語る。「高校時代から通っている国立、住んでいる多摩地域の魅力をアピールできる講座をどんどん増やしていきたいです」とおっしゃる。

 

 生まれも育ちも、お隣の東京都府中市の続さんは「国立も府中も多摩地域らしい自然豊かな都市で気に入っています」。職場のある国立については、「駅からまっすぐ伸びるメインストリート大学通り。春は桜が満開に、秋は紅葉がとてもきれいなスポットです。通勤途中にそこを通るだけでも癒されます。四季の移ろいを肌で感じとれるのも魅力です。花見客でにぎわう春もいいけれど、紅葉の時期がイチオシです」と教えてくれた。

 

 NHK学園から歩いて5分ほどの高校に通っていたこともあり「母校のOBが多く勤めていました。新規の採用があったときに母校に指名があり私が条件にマッチしたようです」と話す。

 

 入社して今年で20年の節目の年を迎え、「新たに一から企画した講座で満足をしていただけるのが喜びです。おこがましいかもしれませんが、皆様の居場所を提供できるよう心掛けています」と語る。

 

 コロナ前までは月に一度は旅に出ていたという続さん。今は専ら趣味のガンダムのプラモデル作りに励んでいるというが、「コロナが落ち着いたら行ったことのない場所で新たな発見や感動をしたい。47都道府県で宮崎と鹿児島だけまだ訪れたことがないので、早めに達成して次へのステップにしたいですね」と意気込みを語る。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「提言!これからの日本観光」 “旅行自粛”再考

2022年11月12日(土) 配信

 落着きをみせていたコロナ禍が再び、蔓延の兆しを見せ始めた。(執筆時点では)第7波の到来である。このため国も予定していた全国的な旅行支援(旅費支援)の実施再延期を決めた。一部の県では県境を越えた移動(旅行)自粛などを再び呼び掛け始めている。

 観光事業者はまたまた、経営危機に直面することになりかねず、対応に苦慮している。ただ今回は、過度の自粛による経済への打撃を緩和するべく、国も緊急事態宣言の再発出には慎重である。

 また、「観光(旅行)」についてもマスク着用などの普及もあり、前回のような移動規制に近い強い呼び掛けは差し控えている地域が多い。それだけに感染状況を見極めて各個人や観光団体などの判断による適切な「自粛」が求められているのではないだろうか。

 思い返すとこれまで移動の自粛の呼び掛けについてはいくつかの気になる点があった。

 まず、「観光など不要不急の旅行自粛」、「連休は『観光』を止めてステイホームを」をなどという呼び掛けが目立ったことだ。観光がただの遊びと誤解されているからと考えられるが「観光」は、人間の本能に根差す重要な文化経済行動であるから、このような呼び掛けには強い違和感を覚える。

 密回避などまん延防止ガイドラインを守った「観光」のようにコロナ禍のもとでも実行可能な「観光」があると思う。従ってこのような「観光」全体を槍玉に挙げたような呼び掛けはむしろ逆効果を生じかねない。

 次に「都道府県境を越えた移動の自粛」との呼び掛けがあった。まちがつながっている都市圏の住民は、都府県「境」を越えた移動の自粛は、実際問題としては不可能に近い。また、ウイルス側には「境」などないのだから、都府県「境」を越えた移動自粛を呼び掛けられると当惑せざるを得ない。むしろこの呼び掛けを聞くと、都府県などのナワバリ行政の弊害さえ感じるほどだ。

 「移動」の自粛がウイルスの蔓延防止に必要なことは言をまたない。しかしその呼び掛けは、めいめいが移動を自粛するきっかけにつながると共に、自粛による効果が上がるものでなければならない。

 コロナ禍という疫病の蔓延防止の場合、ウイルス側に上述のように境界の意識などまったくないのであるから、広域的な視野に立って県境などにこだわらず対象地域を明示して呼び掛けるべきだ。しかしこれまでの実態からみても人間の持つ移動本能や日常生活行動を長期に抑制するのは不適切であり不可能に近いと考えざるを得ない。

 むしろ前述のように、コロナ禍下でも必要な移動について、蔓延防止のために守るべきガイドラインをキメ細かく専門家の知見をもとに公的機関が明示すべきと考える、同時に地域などの壁を取り払った広域的かつ、総合的な蔓延防止策の策定こそ急務なのではなかろうか。今回のコロナ禍への対応をみると地域や担当者間のナワバリの撤廃こそ、急務であることを改めて感じる。

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

阿蘇山火口行きバス再開 噴火警戒レベル引き下げで(KASSEJAPAN、産交バス)

2022年11月11日(金) 配信

1日4往復8便運行する

  エイチ・アイ・エス(HIS)グループのKASSEJAPAN(有元隆社長、熊本県熊本市)と産交バス(岩﨑司晃社長、同)は11月9日(水)に、阿蘇中岳の噴火警戒レベルが1に引き下げられたことを受け、阿蘇山の火口を行先とするバス「阿蘇山火口シャトル」の運行を再開した。

 両社は2021年10月14日(木)、警戒レベルが火口周辺の立ち入りを規制する2に引き上げられたことで、バスの運行を休止していた。再会後は、休止前と同じ区間である阿蘇山上ターミナルから火口バス停までを、1日4往復8便運行する。料金は大人が500円、子供は250円。

サステナブルツーリズム実現と観光型MaaS 第16回日本旅行業女性の会(JWTC)&JATA勉強会は11月24日(木)

2022年11月11日(金) 配信

JWTCとJATAは11月24日(木)、第16回合同勉強会を開く

 日本旅行業女性の会(JWTC、坂本友理会長)は日本旅行業協会(JATA)と合同で、11月24日(木)に第16回勉強会を開く。講師にJTBコミュニケーションデザインコーポレートソリューション部プロデュース局エグゼクティブプロデューサーの黒岩隆之氏を招き、「サステナブルツーリズムの実現に向けた観光型MaaSの展開について」をテーマに講演を行う。

 持続可能な観光と、MaaSの関わりについて深掘りする内容。栃木県・日光での事例「観光配慮型・観光MaaS『NIKKO MaaS』」を参考に、公共交通事業者や宿泊事業者、観光事業者など様々な業種に跨る展開を紹介する。

 勉強会は11月24日の午後7~8時、東京都千代田区の全日通霞ヶ関ビル4階・JATA会議室で開く。Zoomでのオンライン配信も予定する。詳しくは以下のJWTCホームページにて。