GW目前、物価高でも体験型や電子商品券で地域を楽しむ ふるさと納税各社がアピール

2026年4月24日(金) 配信

日並びのよい今年のGW

 いよいよ今年もゴールデンウイーク(GW)が始まる。2026年のGWは前半の4月30日(木)、5月1日(金)を休むと最大8連休、後半の5月7日(木)、8日(金)を休めば最大9連休と比較的日並びに恵まれている。大手旅行会社が発表した旅行動向によると、JTBは同期間の国内旅行者数は微増と見込む。一方、物価高の影響を受け、旅行費用は高騰しているため、日数を短縮する傾向で消費額は微減の見通し。

 こうしたなか、ふるさと納税関連事業を展開する各社は、GWを前に体験型や電子商品券など、現地で利用できる返礼品の発信を強化している。

ふるさとチョイス(トラストバンク)が体験型返礼品アピール

 

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(大井潤社長兼CEO、東京都品川区)は4月23日(木)に配信したニュースレターで、物価高騰など旅行・レジャー費の負担が増加するなか、「支出を抑えながら楽しめる選択肢の1つであり地域でのアクティビティや文化体験に加えて、天候にかかわらず楽しめる体験型の返礼品も充実している」とアピールしている。

 同社の調査・研究機関のトラストバンク地域創生ラボが同日発表した「旅行とふるさと納税に関する調査」によると、「旅行に関する体験型のお礼の品」への満足度は「非常に満足」が49.2%、「やや満足」が45.2%と計94.4%の寄付者が満足している。体験型の返礼品をもらった人がある人へ、体験型返礼品の魅力を聞いたところ、最も多かったのは「地域の新しい一面を知ることができる」で44.0%となり、「お礼の品でしか提供されていない体験ができる」(42.8%)、「地域で一風変わった体験ができる」(33.6%)と続いた。

 同社がすすめる混雑回避・節約志向に向けた体験型返礼品は、日帰りで楽しめるレジャー施設やイベントなど。電子チケットや日付指定型の体験は、比較的直前でも利用しやすいと提案する。

 一例は即時利用可能な神奈川県藤沢市の「新江ノ島水族館 前売り入場チケット」。電子チケットのため、寄付が完了するとすぐにチケットが発行される。寄付金額は3000円~。レジャー施設では、福島県いわき市の「スパリゾート ハワイアンズ」、神奈川県横浜市の「横浜あんぱんまんこどもミュージアム」などがある。なお、これらは紙チケットの発送になるため、日数などは要確認。このほか、ふるさとチョイスでは、アクティビティ予約サイト「アソビュー!ふるさと納税クーポン」なども展開している。

「A&W沖縄 お食事券」を共通返礼品に(さとふる)

限定券面イメージ

 沖縄県内の10自治体(那覇市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、北谷町、北中城村、与那原町)とエインドダブリュ沖縄(平良健一社長、沖縄県浦添市)、さとふる(藤井宏明社長兼CEO、東京都中央区)は4月17(金)から、沖縄のファーストフードチェーン「A&W」で利用できる「A&W沖縄 お食事券」をふるさと納税の返礼品として提供を始めた。

 A&Wの店舗を有する県内の自治体が連携して提供する共通返礼品で、県内店舗で利用できる。さとふる調べによると、沖縄県内で最多の自治体が参加する「広域型共通返礼品」となる。同取り組みは、寄付者へ魅力的で利便性の高い返礼品を提供するため、さとふるが企画提案し、企業と連携のもと、自治体との調整や返礼品化に向けた検討を進めて実現した。同社は「沖縄観光やドライブなどさまざまなシーンで利用でき、沖縄の食文化の魅力発信につながることを期待する」としている。

 寄付金額は1万円、1万5000円、3万円。食事券額はそれぞれの3割で、紙チケットでの発行となる。

全国125自治体が導入する「旅先納税®」(ギフティ)

 電子ギフトサービスなどを展開する、ギフティ(太田睦・鈴木達哉代表取締役、東京都品川区)が手掛けている「旅先納税®」は、寄付者が対象地域にふるさと納税を行うと、地域で利用できる電子ギフトが返礼品としてその場で発行される。電子ギフトは地域で参画する宿泊施設や飲食店、体験コンテンツなどに利用でき、利便性が高い。1円から利用できるほか、特別なアプリは不要なところも使いやすいポイントだ。

 「旅先納税®」は1月時点で全国125自治体が導入しており、広域で展開している地域も全国で6件ある。最新の広域事例は26年1月9日から開始した、静岡県・環駿河湾地域の5自治体による「しず旅コイン」の発行で、駿河湾フェリーなどさまざまな体験に利用可能な地域電子通貨となっている。

 同サイトでは、導入している全自治体が確認できるため、GW旅行前にどの地域が導入しているかチェックしてみてるのもおすすめだ。

JTB、新卒採用を業界横断で 「ジョブフェア」を初開催

2026年4月24日(金) 配信 

 

 JTBは5月10日(日)、新卒採用市場の構造改革を目指す業界横断型キャリアイベント「ジョブフェア」を初めて開催する。会場は東京国際フォーラム(東京都千代田区)。金融や製薬、総合商社、人材などの各業界を代表する企業が一堂に会し、「1業界1社限定」という独自コンセプトのもと、学生と企業の新たな出会いの場を創出する。

 同イベントは、近年の採用活動の早期化・長期化を踏まえ、JTBが培ってきたMICE(Meetings & Events)運営のノウハウを活用し、効率的かつ質の高いマッチング機会を提供する。さらに、環境に配慮した「CO₂ゼロMICE®」として、イベントで使用する電気をCO₂が排出されない再生可能エネルギーに置き換え、JTBオリジナルのサステナブルなイベントを実施する。

 大きな特徴としては、異業種企業の経営層・人事担当者などが単独企業では語れないテーマで話し合う業界横断型パネルディスカッションを実施する。また、社員や内定者との自由な交流スペースも設け、リアルな職場環境や働き方について深く理解できる機会を提供。このほか、参加学生の興味関心データを企業側へ事前共有することで、精度の高い学生とのマッチングを支援する。

 JTBは同イベントを通じて、①実施効果の最大化②ミスマッチの削減③業界横断の情報共有の促進――の3つの変革を採用市場にもたらすとしている。

 対象は2028年4月以降に入社予定の学生。JTBグループのほか、青山財産ネットワークス、アサヒグループジャパン、サイバーエージェント、積水化学工業、Zenken、TBSテレビ、パソナグループ、不二製油、富士通グループ、丸紅、みずほフィナンシャルグループ、ロート製薬の計13社が参加予定。

 今後、「1業界1社」のコンセプトは維持しつつ、開催回数の増加やシリーズ化を検討。留学生や多国籍の学生も参加してもらえるよう、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式での実施も視野に入れた展開を目指す。

「さんふらわあ まる得パック」にバイクプラン新設 【期間限定】5月7日(木)~31日(日)出発分 〈片道フェリーに船内食をセット〉

2026年4月24日(金) 配信

バイクプランを新設

 さんふらわあトラベル(大西康人社長、大阪府大阪市)は5月7日(木)~31日(日)出発分までの期間限定で、片道フェリーに船内食をセットにした旅行商品「さんふらわあ まる得パック」を売り出した。従来の徒歩プラン、マイカープランに加え、今回はバイクプランを新設した。

 ツーリングシーズンにあわせた期間限定の商品として、移動と食事をセットにした手軽でお得な内容となっている。なお、席数限定のため、定員に達し次第、販売終了となる。

 旅行代金は、「1人プライベートベッド相部屋利用」の場合、

 【徒歩プラン】神戸/大分航路=大人1万2000円、子供6000円。大阪/志布志航路=大人1万6000円、子供8000円。

 【バイクプラン/運転者】神戸/大分航路=大人2万円、大阪/志布志航路=大人2万4000円。

 【マイカープラン/運転者】神戸/大分航路=大人2万9000円、大阪/志布志航路=大人3万3000円。

 バイク・マイカープランの同行者は、徒歩プランの料金となる。追加船室差額を支払うと、上等級(個室)も利用できる。

 旅行代金に含まれるものは、片道フェリー運賃と船内夕食1回・朝食1回、サービス料、諸税。バイクプランは片道自動二輪車(125cc以上)1台航送料含む。マイカープランは、片道乗用車(全長6㍍未満)1台航送料含む。

JTB、JリーグオールスターDAZNカップ 貸切新幹線ツアーを発売

2026年4月24日(金) 配信 

写真:Jリーグ提供

 JTBは、17年ぶりに復活する「JリーグオールスターDAZNカップ」にあわせて、日本プロサッカーリーグと共同で、東海道新幹線の1編成貸切ツアーを企画した。大会当日の6月13日(土)日帰りツアーとして、5月1日(金)午後6時からオンラインで先着販売を始める。

 試合会場は東京・MUFGスタジアム(国立競技場)。同ツアーでは、スタジアムまでの移動をエンターテインメントに変える仕掛けを凝らし、新大阪駅、京都駅、名古屋駅から東京駅まで、東海道新幹線を1編成貸切で運行する。車内では、Jリーグ選手OBやサッカー解説者など豪華ゲストによるトークイベントのほか、ここでしか聞けない裏話や試合の見どころを解説する。さらに、オールスター選出選手のサイン入りグッズや、試合当日の選手交流参加権などが当たる抽選会なども実施する。

 観戦チケットは、カテゴリー1(南/1層席)、カテゴリー3(南/2層席)、カテゴリー5(南/3層席)を用意。一般観戦チケットは抽選申し込みとなるが、同ツアーでは先着順で申し込みを受け付ける。特典として、オールスター非売品ストラップとツアー限定パス、乗車記念オリジナルグッズ(タオル地ヘッドカバー)付き。また、会場のグッズ購入優先レーン利用権も付く。

 旅行代金は観戦チケットカテゴリーにより変動する。詳細や申し込みは、JTB特設ページ(https://www.jtb.co.jp/sports/soccer/jleagueallstar_dazncup/)から。

ANA Xが今月の「ANAにキュン!」内容発表 4月は旅行企画関連は休止

2026年4月24日(金) 配信

今月もANAにキュン!

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、4月29日(水)に開催する「ANAにキュン!」のキャンペーン内容を発表した。毎月29日はANA(全日本空輸)感謝の日と位置づけ、月替わりでさまざまなサービス企画を実施している。今月は、ANA Mall内の対象商品購入で通常の3倍マイルが貯まる。なお、システム移行期間に伴い、今月は旅行関連企画は休止という。来月から再開予定。

 ANA Mallは対象商品をキュン!の日限定の特別価格で提供するほか、対象商品の購入で通常100円につき1マイルのところ、3マイルが付与される。さらに、現在はゴールデンウイークの5倍マイルキャンペーンを実施中のため、併用で最大11倍のマイルがつく。

 ANAふるさと納税は数量限定で、全国からキュンの日おすすめの返礼品を通常よりもお得に紹介する。

 このほか、空港のANA FESTA店舗では、利用回数に制限なく通常の2.9倍のマイルが付与される。

 販売期間は4月29日(水)午前零時~午後11:59まで。今月は全5企画の予定で、4月28日の午後3時に本番の「ANAにキュン!」サイトがオープンする。

【国土交通省】人事異動(4月24日付)

2026年4月24日(金) 配信

 国土交通省は4月24日付の人事異動を発令した。

 辞職(海事局外航課国際海上輸送企画官)羽村孝博

 海事局外航課国際海上輸送企画官(海事局付)真田修一

「今行ける能登」団体旅行応援CPにプラットフォーム提供 ギフティ、石川県の観光振興事業で3度目の導入

2026年4月23日(木) 配信

電子クーポンイメージ

 石川県は3月から「『今行ける能登』団体旅行応援キャンペーン」を実施している。8人以上の団体が能登12市町を周遊する旅行を企画する県内外の旅行会社を対象に助成するもので、その助成の一区分である「買い物クーポン」(電子クーポン)の発行・運用基盤として、ギフティ(太田睦・鈴木達哉代表取締役、東京都品川区)が展開する「e街プラットフォーム®」を導入した。ギフティが石川県観光連盟から委託を受け提供するもので、同社が石川県の観光振興を目的とする事業へのプラットフォーム提供は3案件目となる。

 石川県は、2024年の能登半島地震の復興を目指す能登エリアの観光振興の一環として、能登12市町での観光需要の喚起と応援消費の促進をはかることを目的に、7月31日(金)までキャンペーンを実施している。同キャンペーンは、県内外の事業者が造成・手配する8人以上の団体旅行を対象に、「有料の入場・体験」を1カ所以上訪問、「飲食・立ち寄り」を1カ所以上訪問などを条件に、バス・ジャンボタクシーなどの利用金額1日あたり最大6万円を助成するほか、金沢市以外の石川県内に宿泊する際は3万円を上乗せして助成する。

 旅行参加者には、取得日から8月31日(月)まで、能登12市町の観光施設・宿泊施設・土産店・飲食店などの加盟店約270店舗で利用できる電子クーポン「買い物クーポン」を、能登12市町を周遊する日に応じて、1人あたり1日4000円分付与する。今回はこの「買い物クーポン」の発行・運用基盤として「e街プラットフォーム®」を採用した。

 「買い物クーポン」の券種は、4000円、8000円、1万2000円の3種類あり、1円単位で利用できる。旅行当日に配布される引換券に記載された2次元コードから電子クーポン取得ページに遷移し、表示されるアンケートに回答すると、回答完了後の画面で「買い物クーポン」を取得できる。

ベルーナ、事業戦略発表会を開く ザ・レイクスイート湖の栖(洞爺湖温泉)で新棟など

2026年4月23日(木) 配信 

安野洋開発企画本部長

 ベルーナ(安野清社長、埼玉県上尾市)は4月23日(木)、虎ノ門ホリックホテル(東京都港区)で、メディアを対象にホテル事業戦略発表会2026を開いた。今後、成長領域として位置付けているホテル事業において、ザ・レイクスイート湖の栖(北海道・洞爺湖温泉)での新棟建設や外国人採用、自動チェックイン機などの導入による生産性の向上で収益拡大を目指す。

 同社は主力のアパレル・雑貨事業を中心にグルメや化粧品などの事業を展開。ホテル事業では、北海道から沖縄まで国内31施設、海外4施設を手掛ける。都市型ホテルからリゾートホテル、旅館まで幅広く運営している。25年度におけるホテル事業の売上高は359億円で、全体の17%を占めた。

 今年度は売上高を前年比13.8%増の409億円、営業利益を同22.2%増の64億3000万円への拡大を目指す。さらに、中期経営計画(2026~28年度)の最終年度では売上高を488億円、営業利益を73億円へ増加をはかる。

 安野洋開発企画本部長は「中期経営計画でもホテル事業は重要なセグメント。これまで社会環境の変化に応じて、事業構造を変化させてきた。今後も外部環境や時流に合わせた経営で業績の向上を目指す」と語った。

 今後の成長戦略では、丸山英男営業推進室長が登壇した。

丸山英男営業推進室長

 収益増大に向け、同社はザ・レイクスイート湖の栖(北海道・洞爺湖温泉)で新棟の建設を進めている。すべての客室は温泉露天風呂を備えたスイートルームとして設計。最上階には洞爺湖との一体感や開放的な眺望を楽しめるインフィニティ露天風呂も設ける。

 また、労働人口の減少が見込まれるなか、安定的な運営体制を構築するため、同社は外国人材の採用を進める。自動チェックイン機やAIスピーカーの導入を進め、宿泊客のストレスフリーな滞在体験を提供しながら、効率的なオペレーション体制を実現していく。

 今年、「グランベルホテル」ブランド誕生から開業20周年を迎えることから、最大53%オフ割引となる感謝価格の設定や宿泊券をプレゼントするキャンペーンなど4つの施策を実施する。

 丸山室長は「次の20周年に向けて、ブランドを再定義していく。この一環として、認知度と顧客満足度の向上のために、さまざまな施策を展開していく」と語った。

 同日には4月24日(金)に開業する虎ノ門ホリックホテルの説明会も開いた。

 虎ノ門ホリックホテルは、グランベルホテルグループで東京都内8拠点目となる施設。宿泊者一人ひとりへのおもてなしに注力しようと、全49室のコンパクトなホテルに仕上げた。

 客室はコンパクトラグジュアリーをコンセプトに、天井の高さを3㍍にしたほか、快適な睡眠を提供するため、アメリカ発のマットレスブランド「サータ」を採用した。宿泊客にスマートフォンで調べる手間を省き、スムーズに情報を取得してもらおうと、全客室にAIスピーカーを設け、館内情報や周辺の飲食店などを案内する。

JATAが村田観光庁長官に訪日旅行発展に向け要望書提出 第5次観光立国推進基本計画の目標達成を

2026年4月23日(木) 配信

村田観光庁長官(左)へ手交する石田副委員長と磯座長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は4月13日(月)、観光庁の村田茂樹長官に要望書「訪日旅行の持続的発展に向けて~第5次観光立国推進基本計画目標達成のために~」を提出した。訪日旅行推進委員会の石田恒夫副委員長と訪日政策検討部会の磯康彦座長、蝦名邦晴理事長が観光庁を訪問し、村田長官に手交した。

 3月に第5次観光立国推進基本計画が閣議決定されたのを受け、計画の目標達成に向け大きく3つの柱で取り組むべき施策や要望を訴えた。

 JATAでは2023年から4回にわたり、全国の旅行会社や自治体、DMO、DMC、観光協会、バス会社、宿泊施設、飲食施設など観光関連事業者を対象に「インバウンド旅客受入拡大に向けた意識調査」を実施し、課題を抽出している。

石田副委員長

 石田副委員長は4月23日(木)の定例会見で要望書提出の報告を行い、「持続可能なインバウンドを発展させていくため、観光庁ともその都度議論を重ねてきた。日本にとってあるべきインバウンド事業、消費が高まり、住民の方が潤うようなカタチにしていきたい」と述べた。

 今回の要望では、最大の課題である地方誘客に向け「官民一体となった総合的なプロモーション」を求めた。例として、訪日版デスティネーションキャンペーンのイメージで、全国の広域DMO単位で地域や旅行会社などが連携してプロモーションや商品造成、誘客を実施していく案を打ち出した。官民の連携に加え、単年度事業では持続的な誘客が困難なことから、少なくとも2年以上の複数年度での展開を強調。プロモーション後の自走化と他地域への水平展開を目指したい考え。

 地方誘客で重要になるガイドについては、「観光の質的向上を担う観光人材の育成強化」を掲げた。通訳ガイド(全国通訳案内士)は必要不可欠な存在だが、繁閑の差が激しいことや、経験豊富なガイドに業務が集中しやすいことから、若手や新規資格取得者は安定的な就業が難しい現状がある。これを受け、経験の浅いガイドが実際のガイド業務に同行する「サブガイド制度」への支援を要望する。

 また、観光庁が展開する「通訳案内士登録情報検索サービス」は情報が少ないため、機能のアップグレードをはかり、通訳ガイドの情報管理を一元化し、ガイドと手配する旅行会社双方の利用促進をはかることが必要とした。

齋藤部長

 3つ目は「国際交流機会の創出による若者の国際教育強化」を訴えた。訪日教育旅行を希望する海外の教育機関は年々増加傾向にあり、多くの学校は日本の学校との交流を希望している。一方、日本の学校側は受け入れの際の費用面から断念する学校も多いという。訪日旅行推進部の齋藤浩之部長は「書道の体験なら墨汁や紙の用意など、教材費をどうするかが課題になる。とくに公立では些細な金額でもすぐにねん出することは難しい」と述べたうえで、受入の際に定額・定率の補助制度の制定を要望した。海外ではすでに導入している国・地域があるほか、国内では長野県などが先進的に取り組んでおり、受入において一定の成果が上がっている。

 齋藤部長は「教育旅行は相互交流が必要。訪日教育旅行が拡大することで、日本人学生の国際化が進み、ひいては海外旅行の拡大へとつながる可能性を秘めている」と若年層の国際化の推進へ期待を込めた。

ナビタイム、貸切バス運賃を算出 概算見積フォーム提供開始

2026年4月23日(木) 配信 

Webサイト上に貸切バスの見積依頼フォームを表示可能に

 ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)は4月23日(木)、大型観光バス対応の行程表作成ツール「行程表クラウド by NAVITIME」で、新機能「バス運賃自動見積もりフォーム」の提供を始めた。貸切バス事業者や旅行会社のWebサイト上に見積依頼フォームを表示でき、概算運賃の自動計算と見積もり作成を可能にする。

 新機能では、出発地や目的地、降車場所、各到着希望時間などの概算見積もりに必要な内容を、利用者がフォームに沿って入力すると、画面上で即座に行程表と概算運賃が提示される。見積もり依頼内容の確認や概算見積もり算出の手間が省けるうえ、回答を待つ間の利用者離脱を防ぎ、円滑な成約へつなげる狙い。

 概算運賃を確認後、正式に問い合わせへ進むとフォームに入力されたデータは自動で「行程表クラウド」に連携され、そのまま正式な行程表や見積書の作成が可能。また、大型バス特有の各種規制情報を考慮した独自の経路探索エンジンで、大型バスの走行距離や時間から算出される基準額を元にした見積もりを提供できるという。