半導体関連機器製造や再生エネルギーや地方創生・まちづくり事業などを展開するアドバンテック(代表取締役=山名正英・首藤信生、愛媛県西条市)とまちづくり関連のベンチャー企業、GOODTIME(明山淳也社長、東京都渋谷区)は5月27日(土)、愛媛県西条市に「ITOMACHI HOTEL 0(ゼロ)」を開業した。ホテル運営で実質的に電力エネルギーを消費しない“ゼロエネルギーホテル”で、建築設計は隈研吾氏。
建物用途別のエネルギー消費量において、ホテルは飲食店に次いで床面積あたりの電力使用量が多いため、これを実質ゼロにすることは脱炭素社会を加速させる大きな可能性を秘めているという。「ITOMACHI HOTEL 0」は、環境省が定める「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の認証を取得。ZEBは快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の1次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことで、同社調べでは日本のホテルでは初めての認定だという。