明治村でリアル謎解きゲーム企画 帝国ホテル・ライト館竣工100周年を記念

2023年8月29日(火) 配信

博物館 明治村の「帝国ホテル中央玄関」

 博物館明治村(愛知県犬山市)は9月1日(金)から、帝国ホテル・ライト館竣工100年を記念したリアル謎解きゲーム「2Dメタバース×リアル謎解きゲーム ROOM No.201『注文の絶えない宿泊者へのルームサービス』編」を開始する。イベント企画会社、ハレガケ(黒田洋介社長、東京都豊島区)の企画。12月17日(日)まで。

 明治村は、明治時代を中心に歴史的建造物を移築・保存・展示する博物館。ゲームでは、この村内の現実世界と、仮想空間のメタライフ内を行き来しながら周遊する。家族や若年層をターゲットに、帝国ホテル・ライト館竣工100年を盛り上げ、明治村の新たな魅力の発見につながることを期待する。

イベントメインビジュアル

 ゲームは謎とストーリーが書かれた専用のキットを持って、謎を解く手がかりを探す。「過去と現在を冒険しながら謎を解き明かす」というストーリーで、インぺリアホテル内で巻き起こるさまざまな出来事をクリアしながら、進めていく。メタライフ内で再現された2Dの明治村を散策できるほか、明治村には移築されていない帝国ホテル・ライト館の宿泊棟や食堂、そこで働くホテルマンや宿泊客などをメタライフ上で表現した。

 最後の謎に解答するとWebページにエピローグが表示されてクリアとなる。制限時間はないので、明治村の通常散策と合わせて楽しめる。謎解きキットは1800円(税込)。

 帝国ホテル・ライト館は20世紀建築界の巨匠として名高い、フランク・ロイド・ライトが設計した「東洋の宝石」と称される建築物。2023年9月1日に竣工から100周年を迎える。明治村には、客室棟の中央玄関部が移築保存されており、建物前にあった池も再現されている。

宮古島に「キャノピーbyヒルトン」、2026年春開業へ

2023年8月29日(火) 配信

ルーフトッププール&バー(イメージ)

 三菱地所(中島篤社長、東京千代田区)と鹿島建設(天野裕正社長、東京都港区)が開発し、ヒルトン(米国バージニア州)が運営する沖縄県宮古島市の新ホテル「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」が2026年春に開業する。

 3社のパートナーシップで6月に開業した「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」の隣接地に、地上12階建てのホテル棟などを整備する。客室数は310室。「キャノピーbyヒルトン」ブランドとして、アジア太平洋地域初のリゾート進出になるという。

 オールデイダイニングやバー&ラウンジなどの「キャノピー・セントラル」、伊良部大橋やサンセットを望む「ルーフトッププール&バー」、シャワールームとロッカーを完備した「トランスファー・ラウンジ」など付帯施設を充実させる。

 地域の人など宿泊者以外でも利用できる「賑わい施設」(地上2階建て、4棟)も整備する。

右が「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」(イメージ)、左は6月開業した「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」

世界共通語としての「温泉/ONSENシンボルマーク」を公募(9月30日まで)

2023年8月28日(月) 配信

2023年9月30日まで募集する

 「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会(笹本森雄会長、事務局・日本温泉協会)は8月25日(金)から、Channel47の企画・運営のもと、「温泉/ONSENシンボルマーク」の公募をスタートさせる。

 世界中の人々に「温泉/ONSEN」をもっと好きになってもらい、日本各地の温泉地に訪れてもらうことが狙い。各温泉地には温泉を表すさまざまなマークがあるが、それらをレガシーに、世界共通語としての「ONSEN」を表現するシンボルマークの創造を目指す。

 同推進協議会は、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録の早期実現へ、日本温泉協会、日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会が中心となり、今年4月に設立された。今後、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録の推進に関わるさまざまな取り組みのシンボルマークとして、広く活用していく考えだ。

 募集の締め切りは9⽉30⽇(土)まで。一次審査発表は10月中旬、最終審査発表は11月中旬を予定している。最優秀賞(採用作品1点)には正式なシンボルマークデザイナーとして、推進協議会から賞金50万円を贈呈する。

 応募資格は、温泉が好きで温泉文化を広めたい方であれば誰でも応募可。国籍、年齢、住所、個人、団体(企業を含む)、資格、職業、プロアマの別を問わない。未成年者が応募する場合は親権者等の法定代理人の同意が必要となる。

詳細はhttps://onsen-culture.jp/を参照。

国際興業、枝豆収穫と泥遊びツアー催行 子供の感性や創造力、農業知識深める

2023年8月28日(月) 配信

臨時ミニマルシェで野菜を購入できる

  バスやトラベル事業などを展開する国際興業(南正人社長、東京都中央区 )は9月23日(土)、ツアー「おさんぽマルシェ ミニツアー ~特別編~ 枝豆収穫体験×どろんこ自然遊び」を催行する。

 今回はあそびとアート、乳幼児教育を融合したプログラムを提供する浦和親子教室未来あそびラボが監修。泥遊びを行うことで子供の感性や創造力を育め、枝豆の収穫体験によって農業の知識を深めることができるという。

 当日は国際興業観光バス板橋営業所(東京都板橋区)または練馬区役所(東京都)に集合後、農園「エコファームヨシダ」(東京都練馬区)へ貸切バスで移動する。同園で枝豆を収穫し、どろんこ遊びを行う。その後、JA東京あおば練馬地区アグリセンター(同)を訪れ、臨時ミニマルシェで野菜などを購入することができる。

 散歩気分で気軽に参加できるよう、催行時間は午前8時~午後2時まで。料金は大人1人と2歳以上の小人1人で7000円。追加料金は大人または小人1人に付き3000円。

 同社は昨年から地域密着とマイクロツーリズムをテーマに掲げ、国際興業観光バス営業所の敷地内で練馬野菜の販売やミニバスツアー「おさんぽマルシェ」などを展開。8月26日(土)に催行した募集定員30人の「夏野菜の収穫体験&夏野菜を使った料理教室」は発売直後に完売したという。今後も月に1~2回のペースで収穫体験ツアーを開催していく。

ゼリ・ジャパンが万博パビリオン概要発表、海洋資源の保護など学ぶ施設に

2023年8月28日(月) 配信

パビリオン「BLUE OCEAN DOME」のイメージ図

 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展するNPO法人ゼリ・ジャパン(更家悠介理事長、東京都品川区)は8月25日(金)、パビリオンの概要を発表した。

 パビリオン名は「BLUE OCEAN DOMEB(ブルー・オーシャン・ドーム)」。「海の蘇生」をテーマに、来館者が海洋資源の持続的活用や海洋生態系の保護について学べる施設とする。万博に出展する13の企業・団体による民間パビリオンの1つ。

 総合プロデューサーを原研哉氏(日本デザインセンター社長)、建築プロデューサーを坂茂氏(坂茂建築設計社長)が務める。

 パビリオンは大きさの異なる3つのドームを組み合わせた構造で、日本の竹集成材や炭素繊維強化プラスチック、紙管を使用し、万博後には移設・再利用を視野に入れることで廃棄物の徹底的な削減をはかる。

 エントランスとなるドームA(直径19㍍)には水の循環を表現する超撥水の素材を使った装置を設置する。メインのドームB(同42㍍)は高精細LEDを使った映像演出を行い、水の惑星として存在する地球の豊かさとそれが失われつつある現況を紹介。ドームC(同19㍍)では人類が直面する課題とビジネスイノベーションの最先端を紹介する。

 同日、大阪府大阪市で開いた記者発表会で更家理事長は「2019年のG20大阪サミットで共有された大阪ブルー・オーシャン・ビジョンが万博で展開される。海洋国である日本は海のストーリーを作らなければならない。パビリオンに叡智を集め実際のビジネスや行動につなげていきたい」と抱負を述べた。

更家悠介理事長

 総合プロデューサーの原氏は、メインドームで放映する映像について「約5分間の映像になるが、宇宙飛行士が地球を見たときのような感動を来館者に与えられるよう鋭意努力している」と話した。

総合プロデューサーの原研哉氏

天女が舞い降りたという伝説も残る東郷湖を周る 鳥取県・湯梨浜町で9月23日 ON・ガスウォーキング開催

2023年8月28日(月) 配信

東郷湖の夕景

 鳥取県・湯梨浜町のはわい温泉と東郷温泉で9月23日(土)、ONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。

 湯梨浜町のシンボルであり、天女が舞い降りたという伝説も残る東郷湖を周る約10㌔のウォーキング。湖畔には日本のハワイとして知られる「はわい温泉」や、文人墨客の愛した「東郷温泉」があり、ウォーキング後は旅館や公営の温泉入浴施設での癒しのひと時が過ごせる。

 各ガストロノミーポイントでは、町名の由来になった「ナシ」や東郷湖産の大粒の「シジミ」、鳥取と聞いて多くの人が思い浮かべる「カニ」、鳥取和牛など、地元食材をふんだんに使用した料理で参加者をおもてなし。前回のアンケートで要望が多かった、鳥取県中部のご当地グルメ「牛骨ラーメン」も4年ぶりに復活する予定だ。

 同地での開催は、今回で6回目。今年7月に行われたONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構の「ONSEN・ガストロノミーウォーキング表彰」では、グランプリを受賞した。

 担当者は「湖をすぐ近くに感じながらのウォーキングは、格別。山の上の展望台から望む景観もおすすめです。ウォーキング終了後は、温泉と燕趙園を楽しんでください。お渡しする入浴券で利用できる施設のなかには、県内外の人に人気の場所もありますよ」とPR。

燕趙園

 「燕趙園」は、28の庭園美を堪能することができる国内最大級の中国庭園。イベント参加者には、同庭園の1日券を提供する。

~前後に楽しもう~

 グラウンド・ゴルフの発祥地で毎年複数の大会が開催される湯梨浜町。ウォーキングに訪れた際は、少し足を延ばして聖地「潮風の丘とまり」で、体験してみるのはいかがですか。

昨年のイベントのようす

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時刻表復刻版「1972年3月号」を発売(JTBパブリッシング)

2023年8月28日(月) 配信

「時刻表復刻版1972年3月号」表紙

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は8月28日(月)、「時刻表復刻版」の第10弾として、「時刻表復刻版1972年3月号」を売り出した。

 月刊誌「JTB時刻表」の前身である、国鉄監修「交通公社の時刻表」の1972(昭和47)年3月号を、広告を除き当時のまま掲載。新幹線「ひかり号」の岡山への直通運転を柱に、在来線主要幹線の特急列車と、地区単位の快速列車網の増強に主眼がおかれた全国的な白紙ダイヤ改正号となっている。

 さらに国鉄の旅行キャンペーンが盛り上がりを見せるなか、鉄道旅行を楽しみたいという読者の期待に応えるべく誌面が改良され、別冊付録として特急列車時刻表付き。

 表紙にはカバーを付け、資料としても保存しやすい仕様とした。カバーをとった表紙には、当時のままのデザインを再現。注目するべき誌面のポイントを、元「JTB時刻表」編集長で、現在は鉄道ライターなどとしても活躍する木村嘉男氏が解説している。

 B5判、定価2310円(税込)。全国の書店やネット書店で購入できる。

飛騨のSATOYAMA EXPERIENCEが国内地方部で初取得 持続可能な観光の国際基準

2023年8月28日(月) 配信

飛騨里山サイクリングなど展開

 美ら地球(山田拓社長、岐阜県飛騨市)が運営するツアーサービス「SATOYAMA EXPERIENCE」は8月18日(金)、欧米の国際認証が認定する持続可能な観光に関する国際基準「トラベルライフパートナーステージ」を受賞した。同レベルの取得は日本国内で4社目、国内の地方部では初めての取得。「SATOYAMA EXPERIENCE」は飛騨市で「暮らしを旅する」をテーマに、飛騨里山サイクリングや分散型ホテルの営業などを行っている。

 欧州委員会の支援で設立された国際認証団体「トラベルライフ」はオランダに本部を置き、ツアー事業者や旅行会社を対象に審査を行っている。ABTA(英国旅行業協会)やPATA(太平洋アジア旅行業協会)など35カ国以上の旅行業協会が推進する。

 トラベルライフの基準は、環境と生物多様性、人権、労働関係などISO26000の企業の社会的責任に関するテーマを包括しており、国連が認識する「グルーバル・サステイナブル観光基準」に準拠していると正式に認定されている。

  「SATOYAMA EXPERIENCE」はトラベルライフ社が定める事業所の運営管理や旅行商品、国際的なビジネスパートナー、顧客情報などに関する100以上の基準をクリアしている。

 トラベルライフツアーオペレーター部門の代表のナウト・クスターズ氏は、「ツアーオペレーター部門におけるサステナビリティが勢いを増していることを嬉しく思っている。フロントランナーであるSATOYAMA EXPERIENCEの受賞は、日本の他の企業にも同じ道を歩む勇気を与えるでしょう」と評価した。

スパ・ガーデンオアシス(兵庫県川西市)事業停止 負債は推定10億円(帝国データバンク調べ)

2023年8月28日(月) 配信

 スパ・ガーデンオアシス(松下泰代社長、兵庫県川西市)は8月8日(火)付で事業を停止し、債務整理を弁護士に一任した。帝国データバンクによると、「負債は推定10億円」としている。

 同社は2017(平成29)年10月に設立されたスーパー銭湯の運営業者。19年8月から川西市の商業施設内で「美健SPA湯櫻」を運営し、季節ごとに全国各地の名湯・秘湯の湯質を再現する「美健の湯」や、高濃度炭酸泉など多彩な風呂と岩盤浴のほか、フィットネスジムや飲食店なども併設。1000坪を超える地域最大級のスーパー銭湯として、会員やリピーターの獲得を進めていた。

 しかし、20年以降は新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により休業をするなど、厳しい運営を余儀なくされていた。賃料や設備維持費の負担も重く採算を確保できず、営業段階からの欠損計上が常態化していた。

 その後は、まん延防止等重点措置の解除や、22年6月から入浴料金の値上げを行ったことで一時的に持ち直した。22年9月期には年間売上高約3億5000万円を計上していたが、光熱費の高騰や人手不足などにより、業況は悪化していた。

 この間、金融機関に支援を要請するなど資金繰りの改善をはかっていたが奏功せず、今年6月26日以降は休館し、8月8日をもって閉店することを発表していた。

HIS、ハワイ・マウイ島への復興支援始める 物販事業の収益や500万円を寄付 

2023年8月28日(月) 配信

今後、独自にマウイ島への救援金を受け付ける

 山火事の被害を受けたハワイ・マウイ島西部の復興を支援しようと、エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は9月30日(土)まで、ハワイの魅力や文化を伝えるために店舗とオンラインショップでお土産や雑貨など販売する物販事業の収益の一部をハワイ州が推奨する「マウイストロング基金」へ送る。

 また、ハワイ州観光局の「ハワイ州マウイ島西部 山火事救援金」へ日本円で500万円を寄付した。今後はより多くの支援の輪を広げていくため、HIS独自にマウイ島への救援金を受け付ける。

 同社は「観光業に従事するものとして1日も早い復興を願っている」とした。