韓国観光公社、観光企業支援センター開設 韓国ベンチャーの日本参入支援

2023年12月6日(水) 配信

マッコリを入れた樽を用いた鏡開きのようす

 韓国観光公社(KTO、キム・ジャンシル社長)は12月5日(火)、weworkリンクスクェア新宿(東京都渋谷区)に韓国の観光ベンチャー企業15社が入居する観光企業支援センター(KTSC)を開設した。日本市場への参入を支援し、日本と韓国の観光産業の活性化を目指す。

 同公社はオフィススペースを提供。市場調査や広報、商談イベントなども開催していく。

 KTSCは韓国・ソウルや釜山のほか、シンガポールなど10カ所に開設。これまで、約90社を支援してきた。東京は2番目の海外拠点となる。

 東京のKTSCには、OTA(オンライン旅行会社)のほか、パスポート情報をスマートフォンで表示し、免税措置を受けることができるシステムの開発会社や、外貨の両替手続きをアプリで行い現地のATMで受け取れるサービスを提供する企業などが入居している。

 同日に開かれた開所式で、KTOのキム社長は12年ぶりに日韓の首脳同士が相手国を互いに訪れるシャトル外交が再開し、航空便はコロナ禍前の約75%まで回復するなど両国の交流が活発になっていることに触れた。そのうえで、「日韓の観光企業の協力関係を強化し、さらなる観光市場の拡大に期待している」と話した。

キム・ジャンシル社長

 来賓の観光庁の星野光明国際観光部長は、韓国のベンチャー企業がデジタル技術を用いて観光の課題解決をはかっていることから、「デジタル技術を活用し、韓国語の表示のない地方で韓国からの訪日客がより多く訪れる環境を整えてほしい」と語った。

星野光明部長

 その後に行われた歓談の前には、マッコリを入れた樽で鏡開きを実施し、日韓両国の観光業界の関係者が懇親を深めた。

JALJTAセールスがやんばる観光に便利な新商品発売 JAL MaaS沖縄で

2023年12月6日(水) 配信

バスのイメージ図

 JALJTAセールス(JJS、佐々木政茂社長、沖縄県那覇市)はこのほど、「JAL MaaS」沖縄で那覇―沖縄本島北部(やんばる)の直行バスとやんばる地域の店舗で使える「やんばる地域お買い物クーポン500円」をセットにした新商品を売り出した。

 運行期間は12月15日(金)~2024年1月14日(日)までの期間限定。料金は3500円(税込)。大人・子供同額だが、2歳以下は大人1人につき1人無料。

 また、JJSは世界自然遺産のやんばるの森を学べるツアー「やんばるの森ネイチャーガイドツアー」も主催している。申し込みは「JAPAWALK(ジャパウォーク)」サイトから。

 さらに、JAL MaaS沖縄サービス開始1周年を記念し、24年2月5日~5月31日期間の利用者を対象に沖縄(那覇)往復航空券抽選プレゼントを行っている。応募期間は12月28日午後5時まで。応募はJAL MaaSアクセス時に表示されるポップアップ画面から。

リーガロイヤルホテル 新春バイキング 24年1月1・2日開催

2023年12月6日(水) 配信

黒毛和牛モモ肉の塩釜焼き 西洋わさびソース

 リーガロイヤルホテル(中川智子総支配人、大阪府大阪市)は来年1月1―2日の2日間、タワーウイング3階「光琳の間」で、ホテルシェフによるこだわりの豪華特別メニューがそろう例年好評という「新春ごちそうバイキング2024」を実施する。

 おせち料理をはじめ、スタンドクッキングでは、目の前でカットする「自家製骨付きハムのロースト」や「牛ロース肉の鉄板焼き」などを臨場感あふれる演出で提供。にぎり寿司や「鰤のしゃぶしゃぶ仕立て トリュフオイルソース」、「黒毛和牛モモ肉の塩釜焼き」や「海老の甘酢あんかけ」といった和洋中のメニューも豊富にそろえる。

 また、自家製トルネードソーセージやエビフライなどの子供向け料理や、富士山を1万分の1サイズで仕上げた高さ約37・76㌢の「ジャンボモンブラン“FUJI”」などの正月限定のスペシャルデザートも用意。会場内では、ビンゴ大会や獅子舞など、正月ムードを盛り上げるイベントも行う。

 このほか、隣接する宴会場「ロイヤルホール」や3階ロビーには「縁日広場」が登場。スマートボールやファミコン、射的、輪投げなど、子供はもちろん、大人も楽しめる各種ゲームを用意する。ホテル宿泊券などが当たるスピードくじもある。入場は無料(各ゲーム参加は有料)。

 新春バイキングは、正午から午後2時までと、5時から7時までの2部制。フリードリンク制で料金は、大人1万5070円、小学生1万10円、幼児(3才以上)6490円(いずれも税・サ込)。予約受付は12月29日まで。12月15日までに予約すれば、早期特典として、縁日広場などで使える「ロイヤル紙幣」を1人につき1千円分プレゼントする(幼児は対象外)。

CS-C、宿泊施設の利用客増加を支援 ソリューションを正式リリース

2023年12月5日(火) 配信

日々のオペレーションで販促に時間を割けない経営者を支える

 CS-C(椙原健社長、東京都港区)はこのほど、ホテル・旅館向けに利用客増加を支援するソリューション「C+ Travel(シープラス トラベル)」を正式にリリースした。観光業界で人手不足が深刻化するなか、日々のオペレーションで販促に時間を割けない経営者を支える。

 同社はこれまで、飲食や美容業界を対象にインターネット予約サイトを活用した集客のためのコンサルティングを行ってきた。ホテル・旅館での試験導入を経て、売上の改善などの効果が実証されため、正式にリリースした。

 C+ Travelは、CS-Cがクライアント企業の社外最高マーケティング責任者として事業に参画し、デジタルマーケティングのプラン策定や実行、効果検証などをサポートする。

 具体的には、地域ごとに異なる、よく検索されているキーワードをOTAの宿泊プラン名に盛り込むなどして、利用客の増加を支援する。さらに、需要予測に応じて、宿泊料金を変動させるレベニューマネジメントも代行している。

TOKYO NODEで蜷川実花氏最大規模の体験型展覧会 24年2月25日まで

2023年12月5日(火) 配信

10月6日に開業した「TOKYO NODE」開館記念企画第2弾

 虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京都港区)の情報発信拠点「TOKYO NODE」は12月5日(火)から、開館記念企画第2弾として、「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」を開く。写真家・映画監督の蜷川実花氏率いるクリエイティブチーム「EiM(エイム)」が手掛けるもので、映像や写真、立体展示など14作品からなる蜷川氏にとって過去最大規模となる体験型展覧会。

作品の魅力を語る蜷川実花氏

 開催に先立ち、12月4日(月)に行われたメディア内覧会で蜷川氏はチームでの作品制作について、「今回は“バンドを組んだ”」と説明。建築や音楽、舞台演出など各分野のプロと共創し、作品ごとに異なるメンバーが集結した。「14作品それぞれが個展で主作品にできる」とし、「没入感があり、五感で体験できる立体的な展覧会になっている」と紹介。「アートに興味がなくても楽しめると思う。入口は広く、中は深くを意識した。お子様連れでも、もちろんデートや1人でもぜひご覧いただきたい」と呼び掛けた。

 EiMのリーダーである、データサイエンティスト・慶應義塾大学教授の宮田裕章氏は「桃源郷がテーマ。今この時代、場所だからこそ体験できる」とアピールした。

 同展覧会の作品はすべてが新作の撮りおろし。また、CGは使わず「リアル」な被写体で構成された映像インスタレーションとなっている。蜷川氏は「私の作品は作り込まれたものと思われがちだが、本展の作品は誰でもアクセスできる現実を切り取ったもので、iPhoneのみで撮ったものもある」と語り、日常のなかにある儚い美しさを表現したことを解説した。

夜になるとスクリーンが開いて夜景に映像が溶けていく「Fashing before our eyes」

 また、作品は地上200㍍の東京を借景とした「TOKYO NODE」のギャラリーに合わせて制作されているため、他施設で同じ体験はできない。1つの映画作品を鑑賞するようなつくりで、巡回は不可。外光や景色まで作品の一部とし、訪れる時間ごとに異なる表情を見せるのも魅力としている。

 さらに、蜷川氏によると会場でしか購入できないオリジナルグッズを含むオフィシャルポップアップショップまでが1つの展覧会となっているという。

 展覧会のチケットは平日が大人2500円、学生(大学生・高校生)2000円、小・中学生は800円。土日・祝日は大人2800円、学生2200円、小・中学生1000円。未就学児はチケットを持った人と同時入場に限り無料で同伴できる。会期は2024年2月25日(日)まで。

旅工房、年明け予約はもう遅い 「初売り先行セール2024」

2023年12月5日(火) 配信

セール期間は12月4日(月)~26日(火)まで

 オーダーメイドの旅を提供する旅工房(岩田静絵社長、東京都豊島区)は12月4日(月)~26日(火)まで、海外旅行ツアーの「初売り先行セール2024」を公式ホームページで実施している。2024年の初売りセールよりも一足先に、同社による“今のうちに予定を確保しておくべきイチオシのツアー“を値ごろ価格で用意している。

 今年はインバウンド需要の高まりが顕著で、海外から日本への航空機の席が埋まりつつある。このため年明けでは、卒業旅行や春休みで利用したい人が希望の日程で旅行に行けない可能性があると考え、今回のセールを実施したとみられる。

 同社は目玉商品の一例として、ベトナム・ダナン3泊5日間の「<ベトナム航空利用>5つ星リゾートホテルのプール利用チケット&空港送迎付!ミーケビーチまで徒歩圏内!『フィビテルキングホテル』宿泊」を、成田・関空・名古屋発の3タイプで用意。旅行代金は1人当たり8万9800円~26万9800円。

Space Aviation、初日の出をヘリコプターから 千葉や沖縄でフライト行う

2023年12月5日(火) 配信

料金は1組20万3500円から
 Space Aviation(保田晃宏社長、京都府京都市)は2024年1月1日(月)、全国4カ所においてヘリコプターで初日の出を眺めるフライトを実施する。
 
 千葉県木更津市の龍宮城スパ・ホテル三日月を出発するフライトは、日の出時刻15分前の午前6時34分に離陸。料金は25万4100円。沖縄県・恩納村のフライトは7時2分、同村のかりゆしビーチリゾート・オーシャンスパを出発。価格は46万4640円。京都府伏見市の京都ヘリポートから搭乗するプランは6時50分に離陸。料金は20万3500円。いずれも1組当たりの価格。定員は3人。飛行時間は約30分。
 
 同社は「飛行機よりも大きなヘリコプターの窓から、ご来光と朝陽に染まる街並みを望む特別な体験で、新しい1年をスタートしてみませんか」とコメントしている。
 

地元の生の声から探す観光情報 「地元ボイス」24年2月末まで実証実験(JR東日本)

2023年12月5日(火) 配信

JR東日本はこのほど「地元ボイス」の実証実験を行う

 東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、伊豆エリアを対象に「地元ボイス~地元の『生の声』から探せる観光情報サービス~」の実証実験を行う。「地元ボイス」を通じて、伊豆エリアで暮らす人や働く人が、こっそりおすすめする穴場スポットや通な過ごし方を発信する。

 地元ボイスは、旅行先のエリアで暮らす人や働く人が、普段から足を運んでいるスポットやこっそり心を寄せているスポットについて、地元の人だからこそ知る「推しポイント」や「実体験・過ごし方」を届けるサービス。「食べる」「買う」「観る」「遊ぶ」のジャンル別に分かれている。

 実証実験は2024年2月29日(木)まで。

 対象エリアは、JR東日本(伊東線)、伊豆急行線、伊豆箱根鉄道(駿豆線)の沿線。

 なお、地元の人から収集した情報をそのまま掲載しているため、内容が最新でない場合がある。

 同サービスは、「伊豆navi」や「JR東日本アプリ」などからアクセスが可能だ。

宇徳敬子さん 出雲大社で公演 島根県親善大使にも就任

2023年12月5日(火) 配信

熱唱する宇徳敬子さん

 シンガーソングライターの宇徳敬子さんが11月11日、島根県出雲市の出雲大社「神楽殿」で御奉納公演を行った。ソロデビュー30周年を記念した公演で、全国から抽選で選ばれた約60人が神聖な空間に響いた宇徳さんの歌声を堪能した。

 宇徳さんは1990年に国民的大ヒット曲「おどるポンポコリン」のB.B.クィーンズのバッキングボーカルでデビュー。91年にガールズユニット「Mi―Ke」を結成。デビュー曲の「想い出の九十九里浜」がヒットし、メインボーカルとして活躍した。93年にソロデビューを果たし、翌年に発表したファーストアルバム「砂時計」はオリコンチャート1位を獲得。以来、ライブ活動や楽曲制作などに精力的に取り組んでいる。

 鹿児島県出身の宇徳さんが初めて島根を訪れたのは2019年11月。八百万の神々が出雲に集う出雲大社の神在祭の神聖な雰囲気に魅了され、毎年神在月に出雲を訪れるほど島根ファンとなった。

 大社での公演前日には松江市の島根県庁を訪れ、県からふるさと親善大使「遣島使」の委嘱を受けた。今後、県外で島根のアピールに力を入れる。

委嘱状を受け取る宇徳さん(右)

 念願の出雲大社での御奉納公演を実現した宇徳さんに話を聞いた。

 ――神在祭のどのようなところに魅了されたのか。

 無性に行きたい、行かねばならないとばかりに心動かされ、弾丸で神在祭の最終日に島根に向かいました。本殿の東西にある十九社を歩いたときに空を見上げると一本筋に連なって空へ昇っていく光が見えました。その奇跡の瞬間を目の当たりにして、感銘を受けました。

 ――御奉納公演を終えて。

 昨年、参拝に訪れた際に御奉納公演のお話を直接、出雲大社様へお願いしたあの日から実現したこの日までが奇跡の連続でした。夢が現実となり歌手冥利に尽きます。新しい希望の光と心が豊かで幸せでありますようにと祈りを込めて歌いました。

 ――今後、島根の魅力をどのように伝えていくか。

 聖地巡礼の旅、美肌の旅、美味しいモノの旅、生かされて生きている命の輝きを蘇らせる“健幸美活”の旅。私なりに島根で学びながら、感じたことをお伝えできればと思っています。

【土橋 孝秀】

霧島国際ホテル ロビーやラウンジ一新 3世代楽しめる温泉リゾート

2023年12月5日(火) 配信

一新したロビー

 鹿児島県・霧島温泉郷にある霧島国際ホテルは11月1日、今年5月から実施していた耐震補強工事や館内の施設改修を終え、家族3世代で楽しめる温泉リゾートホテルとしてリニューアルオープンした。

 ロビーは、モダンでシックな高級感あふれる内装に一新。鹿児島県産のプレミアム焼酎を豊富に取りそろえた「焼酎バー」を開く。自家製焙煎にこだわったローステリアコーヒーの味わえるラウンジは夕食後に、ゆったりと過ごすナイトタイムや日中のティータイムなど、寛いだひとときが過ごせる空間となっている。

 焼酎バーは、霧島産のプレミアム芋焼酎から、幻の名焼酎、珍しいフレーバー焼酎など、県産焼酎12種類をラインナップするほか、豆にこだわったローステリアコーヒーを提供する。

 最初にガチャで専用コインとおつまみが入ったカプセルを購入。専用コインをマシンやサーバーに投入し抽出するユニークな販売方法で、好きなときに自身で好きなものを選ぶことができる。料金は1杯500円。営業時間は午前7時―午後11時まで。

 今年8月には、「キッズルーム」と「霧島キッズパーク」、「霧島湯けむりマルシェ」が先行オープンしており、こちらも好評という。

 「キッズデラックスルーム」は、室内にテントや3段ベッドなどを配したファミリー向けのコンセプトルーム。「霧島キッズパーク」は、宿泊客が無料で利用できる子供向けプレイルームとなっている。「霧島湯けむりマルシェ」では、厳選された霧島ブランドの特産品や工芸品などを取りそろえる。

【塩野 俊誉】