【第51回旅館100選】福島県・奥飯坂・穴原温泉 「匠のこころ 吉川屋」

2026年9月4日(金) 配信

深緑の露天風呂「さるあみの湯」

創業185年以上、絶景露天と熟成の食が自慢の宿

女神の貸切風呂「湯野~YUNO~」

 天保12年(1841年)創業、摺上川の清流に寄り添う奥飯坂・穴原温泉の老舗旅館。創業185年を超える歴史と現代的なサービスが融合した宿として高い評価を集める。

「せせらぎの杜ダイニング 燈花」

 地下30mから湧く弱アルカリ性単純泉は肌に優しく「美肌の湯」として知られ、片倉山の断崖が眼前に迫る絶景露天風呂「さるあみの湯」と秘境感漂う源泉掛け流し露天「かもしかの湯」は圧倒的な開放感で旅人を魅了する。東北最大級と謳われる大浴場「藤太の湯」も自慢の一つ。料理は東北・福島産食材と発酵・熟成を活かした彩り豊かな会席で、福島牛の陶板焼きやすっぽんとフカヒレの「女神の美肌スープ」が特に人気を集める。摺上川を望むダイニング「燈花」や「まつかぜ」での食事が旅の彩りを添える。

季節の素材を生かした夕食(一例)

 4000冊の漫画が揃うブックラウンジやボルダリング付キッズスペースなど世代を超えて楽しめる施設も充実。

「吉川屋」外観

充実した館内のアクティビティー

 小学生以下が利用できるキッズスペース「あそびば」は、幅5m高さ3mで旅館内ボルダリングとしては最大級だ。ブックラウンジ「ふくろう」は、漫画をこよなく愛する七代目社長が厳選した約4000冊の名作が揃う。夏休みや冬休みなどには、温泉プール「アフロス」も利用可能だ。

交通:《車》東北自動車道 福島飯坂ICから12分または東北中央自動車道 大笹生ICから12分、P150台(無料)
 《電車》福島交通飯坂線 飯坂温泉駅から無料シャトルバス(要連絡・一部定時運行)で5分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》個室ダイニング、レストラン、会食場 《朝食》バイキング
部屋:全100室
風呂:大浴場2(サウナ付)、露天風呂2、貸切風呂1
泉質:弱アルカリ性単純泉
2万円~10万3,000円

住所:〒960-0282 福島県福島市飯坂町湯野字新湯6
☎024(542)2226 FAX024(542)3604
https://yosikawaya.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第51回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2027年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

〈この登壇者に聞く(第1回)〉宿の価値を人と地域へ戻す

2026年9月4日(金) 配信

株式会社micado 代表取締役 CEO 田代 貴彦さん

 国内で唯一のホテルマーケティングに特化した「ホテルマーケティングカンファレンス2026」が、11月10―11日に開催される(※参加費無料)。このホテルの売上と集客に特化した学びの場に登壇者として参加するスピーカー3人に話を聞いた(1回/全3回掲載)。

 近年、宿泊施設は地域文化や宿のスタッフによる体験価値よりも、立地、建物、内装、ブランドイメージによって収益化する不動産商品として開発される傾向が強まっています。

 こうした施設は、開業直後や流行している間は高い宿泊単価を実現できても、新しさが失われれば価格競争に陥りやすく、長期的に価値を維持することができません。

 さらに、建物そのものが価値の中心になると、働く人は価値を生み出す存在ではなく、運営コストとして扱われます。その結果、賃金が上がらず、人材が育たず、サービスが均質化し、旅行者がその地域を訪れる意味まで失われていきます。

 宿泊施設のコモディティ化(均質化)が進み、どこへ行っても似た体験しか得られなくなれば、日本人が国内を旅行する理由は弱くなります。

 国内旅行需要が減少した場合、宿泊施設はその不足分をインバウンドによって補おうとします。しかし、インバウンドは為替、海外景気、航空便、外交関係、感染症など、宿泊事業者自身では制御できない要因によって大きく変動します。

 さらに、日本のインバウンド消費は世界各国から均等に生まれているわけではありません。訪日外国人旅行消費額の6割以上が、中国、台湾、米国、韓国、香港の上位5カ国・地域に集中しています。(2025年 国土交通省発表資料より)

 これは、特定の国や地域で景気後退、渡航制限、航空便の減少、外交関係の悪化などが起きた場合、その影響が一部の市場だけにとどまらず、日本の宿泊産業全体へ大きな打撃として広がることを意味します。

* * *

 近代技術の成長によってDXは単なる省人化を目的とした改善ではなく、宿で働く人が旅行者に提供できる価値を増幅させるための機会です。

 その土地の文化や歴史を伝え、働く人の知識や感性によって、旅行者に新しい発見を与えることで、旅行者は不動産価値から算出された利用料以上の金額を支払います。そして、働く人が価値を生み出す存在として評価され、賃金が上がり、地域文化も継承されます。

 建物が古くなっても、人と地域によって価値が積み重なり、何度でも訪れたくなる理由をつくることが重要であり、宿泊施設の価値を不動産から人と地域へ戻すことが、地方の宿泊産業を守り、日本の旅行の価値を未来へ残すことにつながります。

■プロフィール
株式会社micado
代表取締役CEO 田代 貴彦(たしろ・たかひこ) 氏
 19歳からマーケターとしてのキャリアをスタートし、2019年に株式会社micadoを創業。現在まで700社以上の購買行動を分析。

【公式】日本最大級のホテルマーケティングカンファレンス2026|HMC2026
全国のホテルから経営者、支配人、マーケター、総勢1000人以上が参加する学びの場
開催日:2026年11月10日(火)~11日(水)の2日間
会場:KABUTO ONE(東京都中央区日本橋兜町)、参加費:無料(宿泊施設の皆様)

ホテルマーケティングカンファレンス2026特設サイト

杉乃井ホテル 「トゥクトゥク」導入 移動を旅行の思い出に

2026年9月4日(金) 配信

トゥクトゥクのイメージ

 大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」は8月19日、敷地内の移動手段として三輪タクシー「トゥクトゥク」の運行を開始した。移動そのものを旅行の思い出にする新たなリゾート体験として導入したもので、宿泊者を対象に無料で運行する。

 同ホテルは、「宙館」「星館」「虹館」の3つの客室棟に加え、大展望露天風呂「棚湯」などを備える「杉乃井パレス」、全天候型アミューズメントプール「アクアビート」など、多彩な施設を広大な敷地内に展開している。

 導入したトゥクトゥクは2台で、9人乗りと7人乗りを1台ずつ用意。宙館や星館、虹館、杉乃井パレス間などを結び、当面は夕方から夜の時間帯を中心に運行する。

 トゥクトゥクはタイなど東南アジアで広く利用されている三輪タクシー。開放的な車体が特徴で、同ホテルでは走行時の風を感じながら敷地内を巡ることで、通常の移動とは異なる非日常感を演出する。家族連れや友人同士、カップルなど幅広い宿泊者の利用を想定している。

ジャパンチケットホールディングス、「とやまるチケット」をスタートへ 富山でJリーグ観戦前後の観光促し地域活性化

2026年9月3日(木) 配信 

(左から)田中宏彰社長、左伴繁雄社長、佐野壮文社長

 ジャパンチケットホールディングス(田中宏彰社長、東京都渋谷区)は2026年10月、JリーグのJ2リーグに所属しているカターレ富山(左伴繁雄社長、富山県富山市)とCOMETCOMET(佐野壮文社長、神奈川県川崎市)との3社共同事業として、体験コンテンツを提供する「とやまるチケット」をスタートする。

 試合観戦を軸として、サポーターに飲食店や観光施設への回遊を促し、地域活性化へつなげる。こうした取り組みを新たな地方創生モデルとして構築していく。流通総額3億円を目指す。

 ジャパンチケットは飲食や観光分野のeチケット事業を展開。3社はジャパンチケットのシステムを活用した、富山県内の飲食店・観光・体験コンテンツを集めたデジタルマップ「カターレ富山公式 富山周遊情報マップ」を構築する。利用者はマップ上でプランを探し、スマートフォンから予約。店舗でeチケットを提示することでサービスを利用できる。COMETCOMETは、ビジネスモデルの構築やプロデュース業務などを担う。

 サービス開始後はスタジアム来場者に「とやまるチケット」をアピール。ホームサポーターとアウェイサポーターに試合前後の飲食店の利用を、アウェイサポーターなど県外からの観戦客には観光を促していく。カターレ富山の選手が勧めるグルメや観光コースをeチケット化することも検討している。

 また、価格には応援金が含まれており、チームの強化などに活用される。

 今後、「とやまるチケット」に参画する事業者を募集する。初期費用や固定費は無料で、予約に応じた手数料を徴収するカタチとなっている。

 9月3日(木)に開いた会見で、田中社長は「スポーツと地域が一緒に成長していくビジネスモデルを構築していく。この取り組みを地域振興のモデルとして育てていきたい」と意気込みを述べた。

 左伴社長は「(とやまるチケットの利用拡大で)事業の多角化をはかっていきたい」と話した。

 さらに、佐野社長は「事業を一緒に取り組めることをうれしく思う。事業の成長を強力にサポートしていく」と語った。

愛知県・豊根村の茶臼山高原でサンパチェンスまつり 9月19日から5日間

2026年9月3日(金) 配信

約2万株のサンパチェンス

 愛知県・豊根村観光協会は9月19日(土)~23日(水)まで、豊根村の茶臼山高原で「茶臼山高原 サンパチェンスまつり」を開く。山の斜面に約2万株の花が広がり、観光リフトから眺められる。

 会場では、赤やピンク、白などのサンパチェンスが山の斜面を彩る。サンパチェンスは暑さや強い日差しに比較的強く、夏から秋にかけて花を咲かせる植物で、観光リフトから花畑を見渡せる。

 開催時間は午前9時~午後4時30分まで。会場は茶臼山高原(豊根村坂宇場地区)で、リフト料金は往復券が1000円、片道券が600円となる。未就学児は無料で、駐車場は1000台分を無料で利用できる。

 愛知県で最も空に近い場所として知られる茶臼山高原は、春の「芝桜の丘」に続き、夏から秋にかけてリフト下の斜面がサンパチェンスの花畑となる。同協会によると、花は9月中旬から下旬に見ごろのピークを迎える見込み。

富士急グループ、乗務員制服を刷新 9月18日から導入

2026年9月3日(木) 配信

新制服

 富士急行(堀内光一郎社長、山梨県富士吉田市)は、富士急グループのバス・タクシー運転士とバスガイドの制服を刷新し、創立記念日の9月18日(金)から導入する。創立100周年を機に、乗務員の装いを見直す。

 新制服の導入対象は、富士急バス、フジエクスプレス、富士急モビリティ、富士急静岡バス、富士急シティバスなどのバス・タクシー事業者。運転士制服の刷新は10年ぶり、バスガイド制服は16年ぶりとなる。

初めてバスガイドの制服にパンツスタイル導入(右)

 制服には、乗務員の声を反映し、暑さや寒さ、伸縮性などを考慮した機能素材を採用した。シャツはストレッチ性があり、しわになりにくい高機能ポリエステルニットシャツとする。バスガイド制服では、従来のスカートに加えて初めてパンツスタイルを選べるようにした。

 運転士のジャケット、ベスト、パンツには、摩耗や引き裂きに強いCORDURAナイロン糸を使った生地を採用する。ネクタイには地元特産の「ふじやま織」を用い、富士急グループのテーマカラー「群青」をアクセントに取り入れる。

 着用を終えた旧制服はアップサイクルし、防災毛布に転用する。富士急行によると、防災毛布は地元自治体への寄贈や、富士急ハイランドでの備蓄を予定している。

港区立みなと科学館、東京の自然をデジタル展示 9月16日から企画展

2026年9月3日(木) 配信

9月16日~11月8日まで企画展開催

 港区立みなと科学館(布施直人館長、東京都港区)は9月16日(水)から、企画展「デジタルでみる 東京自然いきもの展」を開く。東京都環境局と共催し、東京の自然や生きものへの理解を深めることを目的とする。11月8日(日)まで。

 東京都は面積の4割近くが森林で、多摩地域の山々や小笠原諸島など多様な自然環境を持つ。同館は、都市の身近な自然をデジタル展示と子供たちの調査活動の両面から紹介し、会期中に自然観察や講演などを実施する。

 展示会場は同館の多目的ロビー。8K映像や360度の水中映像、AR地図などを使い、御岳山(青梅市)の動物、井の頭公園(武蔵野市・三鷹市)の渡り鳥、伊豆大島(大島町)の動植物、横沢入(あきる野市)の里山の生きものを紹介する。

 幅5.4メートルの東京都の巨大地図に専用タブレットをかざして生きものを調べる「東京いきものAR図鑑」や、鳴き声を組み合わせて音楽を作る展示、在来種と外来種を分けるクイズなど、5つの体験型コンテンツを設ける。同時開催のミニ企画展では、港区在住の小学校4年生から中学生までの4人が、身近な自然の探究成果を展示する。

 入館料は無料。関連イベントとして、9月23日(水・祝)に樹木観察、10月12日(月・祝)に子供たちによる展示解説、10月25日(日)に自然教育園での自然観察会、10月31日(土)にクマをテーマにした講演会、11月8日(日)に「みなと区民の森」(あきる野市)の間伐材を使った木こり体験などを行う。申し込みが必要な催しは、みなと科学館のホームページで受け付ける。

 会期中、10月13日(火)、14日(水)は休館する。

茨城まちおこしフェス、笠間市で10月17、18日に開催 出演者を発表

2026年9月3日(木) 配信

「IBARAKI DREAM LAND 2026」の出演者

 ADACHI HOUSE(安達勇人代表)は10月17日(土)と18日(日)に、茨城県笠間市の笠間芸術の森公園イベント広場で、まちおこしフェス「IBARAKI DREAM LAND 2026」を開く。このほど、茨城県にゆかりのある芸能人のほか、声優やアーティストらの出演者を発表した。

 同イベントは、音楽、食、文化、アート、アウトドア、地域交流を組み合わせたテーマパーク型フェスティバル。いばらき大使の安達氏をはじめ、同じくいばらき大使の鈴木奈々さん、田所あずささん(美浦村観光大使)、ハジ→、REAL AKIBA BOYZらが出演し、音楽ライブやダンスステージなどを行う。また、旅館の若旦那で構成する昭和歌謡グループ、いばらき若旦那も登場する。MCは茨城県を中心に活動するお笑いコンビのすいたんこう。

 開催時間は両日とも午前10時~午後8時までで、雨天決行、荒天中止。入場料は500円で、中学生までは無料。各種グルメからクラフト、サウナ、気球、花火、ドッグエリア、キッズエリア、ワークショップなど多彩なコンテンツを予定している。

 2025年は2日間で約2万人が来場した。今回はドッグエリアの新設などさらに内容を充実させる。同社は子供から大人まで楽しめる催しを通じて、茨城県の魅力を全国に発信するとしている。

鴨川シーワールド、シャチとの握手など5体験を10月開催 宿泊プランも設定

2026年9月3日(木) 配信

体験のようす

 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、勝俣浩館長)は10月3日(土)から、シャチとの握手やベルーガへのタッチなど5つの体験に参加できる「満喫体験」と「満喫宿泊プラン」を開催する。日帰りと宿泊の計13日間を設定する。

 体験内容はシャチとの握手、ベルーガへのタッチと給餌、イルカへのサイン出しや握手、トロピカルアイランドの裏方見学、エイやサメ類への給餌の5種類となる。

 日帰りの「満喫体験」は10月3日、10日、17日、24日、31日の各土曜日に開催する。宿泊プランは鴨川シーワールドホテルの宿泊、滞在中の2Dayチケット、「満喫体験」を組み合わせ、10月5日、12日、13日、18日、19日、25日、26日、30日に実施する。

 日帰りは小学5年生以上を対象に1日8人を募集し、料金は高校生以上が一般2万1000円、DDC会員2万円、小・中学生が一般1万9000円、会員1万8000円となる。宿泊プランは大人3万5150~3万7650円、小人2万8950~3万700円。申し込みは9月5日(土)午前9時~10日(木)午後4時まで、専用のGoogleフォームで受け付け、当選者には14日(月)以降に連絡する。

 日帰りプランには入館料と昼食、ベルーガのフェイスタオルなどを含み、宿泊プランではホテル駐車場の確保も行う。なお、動物の事情や荒天により中止する場合がある。

欧米豪の訪日促進、観光セミナーと商談会開く(新ゴールデンルート)

2026年9月3日(木) 配信 

登壇者は北陸新幹線沿線の観光地の魅力をアピールした

 東京―大阪間を北陸経由で巡る「新ゴールデンルート(レインボールート)」を推進するグランドサークルプロジェクトは9月2日(水)、東京都内で観光セミナーと商談会を開いた。欧米豪市場の訪日旅行を取り扱う国内旅行会社やランドオペレーター23社が参加し、北陸新幹線沿線の観光事業者が魅力を紹介した。

 同プロジェクトは、2015年の北陸新幹線金沢開業を契機に発足し、東京・群馬・新潟・長野・富山・岐阜・石川・福井・滋賀・京都・JR東日本・JR西日本が連携する官民広域連携事業。主に欧米豪市場を対象として、これまで旅行博への出展や、海外メディアの活用による情報発信などに取り組んできた。

 セミナーでは各地域やJR東日本、JR西日本が観光スポットや自然での体験、高付加価値な着地型旅行商品、観光列車など、沿線の観光地の魅力をアピールした。

石川県文化観光スポーツ部次長兼国際観光課長の北口義一氏

 事務局を務める石川県文化観光スポーツ部次長兼国際観光課長の北口義一氏は「新ゴールデンルートでは、日本の屋根と呼ばれる山岳地域や、豊かな漁場の日本海などの自然にも恵まれている。また、そこに住む人々の地方ならではの習慣や文化、風習などは外国人にとって興味深く、日本を知るうえで大変有意義な意味深いルートになる」と話した。

 日本旅行業協会(JATA)訪日旅行推進部長の齋藤浩之氏は「地方誘客として効率的にお客様を案内する取り組みとして進められる素晴らしい取り組み。今後も誘客に期待できる」と述べた。