旅館・観光施設連盟を統合 三重交通グループ協定連盟に

2026年4月29日(水) 配信

加藤昌利会長

 三重交通グループ(名阪近鉄旅行・三交旅行)協定旅館連盟(加藤昌利会長)と協定観光施設連盟(西山健司会長)は4月13日、三重県鳥羽市の鳥羽シーサイドホテルで合同総会を開き、両組織の統合を決定した。

 新組織は「三重交通グループ(名阪近鉄旅行・三交旅行)協定連盟」として発足する。統合により、現行の協定旅館連盟130会員と協定観光施設連盟169会員は自動移行し、計299会員の体制となる。

 会員数の減少傾向を背景に、送客側と受入側の連携を一体化し、運営効率の向上と商品造成力の強化をはかる。情報共有の高度化やマッチング精度の向上、事務手続きの効率化など統合による相乗効果も期待される。

 役員体制については、両連盟役員の任期が2026年度まで残っていることから、統合初年度となる同年度中は暫定的に現行体制で共同運営を行う。その間に設置する統合委員会で、構成方針や役員候補を協議し、27年度総会で承認を経て新体制へ移行する。

 総会冒頭のあいさつで加藤会長は「原油価格高騰など国際情勢の影響は避けられず、不確実な環境のなかでの経営が続く」と指摘。「足元を固めながら、旅館と観光施設が歩調を合わせていくことが重要」とし、統合による連携強化への理解と協力を求めた。

西山健司会長

 西山会長も、資材価格の上昇や消費者の旅行に対する慎重姿勢に触れ、「付加価値の高いサービス提供と地域発の情報発信、商品造成の強化が重要」と述べ、旅館側との連携強化に期待を示した。

 また、名阪近鉄旅行の谷口弘幸社長は25年度の業績報告を行い、三重交通の三交パルックと名阪近鉄旅行のカッコーツアーのブランド統合5周年記念ツアーが好調に推移したことに加えて、大阪・関西万博では大きな特需があったと説明。「売上高・利益とも前年を大幅に上回り、増収増益で着地できる見込みだ。とくにカッコーパルックでは送客人数で2割、取扱高で3割それぞれ増加した」と話した。

 議事ではすべての議案を決定した。26年度は地区別商談会の開催や送客表彰などに取り組む。

【土橋 孝秀】

【訃報】鈴廣かまぼこ名誉顧問の鈴木智惠子氏が死去 96歳 告別式・葬儀は5月10日(日)、不老山 無量寺で開く

2026年4月28日(火) 配信

 鈴廣かまぼこ(神奈川県小田原市)名誉顧問の鈴木智惠子氏(すずき・ちえこ)が4月24日、病気療養中のところ死去した。96歳。

 告別式・葬儀(鈴廣かまぼこと鈴木家の合同葬)は5月10日(日)午後2時から、不老山 無量寺(小田原市本町3丁目13⁻5)で開く。

 喪主は長男で、鈴廣かまぼこ会長の鈴木博晶(すずき・ひろあき)氏。

阪急交通社、千歳市と災害協定結ぶ 迅速な災害対応で復興支援を

2026年4月28日(火) 配信

横田隆一市長(左)、阪急交通社・中西靖典取締役執行役員

 阪急交通社(山川豊治社長、大阪府大阪市)と北海道千歳市(横田隆一市長)は4月28日(火)に災害協定を結んだ。地震やそのほかの災害などが発生、また発生のおそれがある場合に、千歳市からの要請に応じて、迅速に災害対応を行い、復興につなげることが目的。

 同社は、2024年4月に発足した自治体の災害時に緊急支援を行う DHATの活動を通じ、危機管理への取り組みを強化しており、地域と連携した防災対策を進めている。 今回の協定締結により、千歳市との連携を強化し、魅力的な観光資源に恵まれた同市の持続可能な発展に貢献していきたい考え。

 今回の連携・協力事項は①指定避難所および福祉避難所等の開設・運営に関する事項②宿泊施設や移動車両等の手配に関する事項③人員、物品および資器材等の手配に関する事項④緊急コールセンターに関する事項⑤災害ボランティアセンターの開設・運営に必要な人員・資器材等の手配に関する事項⑥そのほか、協議により必要と認められる事項――の6項目。

「レジーナリゾート由布院」にプレミアムゾーン新設 ヴィラ10室7月開業へ

2026年4月28日(火) 配信

圍ラグジュアリースイートのイメージ

 東京建物(小澤克人、東京都中央区)と東京建物リゾート(加藤久利社長、同)は、昨年11月に大分県・湯布院町で開業した愛犬同伴型ラグジュアリーリゾートホテル「レジーナリゾート由布院」に7月3日(金)、プレミアムゾーン「圍-Kakoi-(かこい)」を開業する。

 「圍-Kakoi-」は全10室のプライベートヴィラで構成し、すべての客室に天然温泉と100平方㍍超のプライベートガーデンを備える。最上級グレードの「圍ラグジュアリースイート」(全2室)にはプライベートサウナまたは岩盤浴を導入する。

 客室は小型犬から大型犬まで同伴可能とし、ウッドチップを敷設したプライベートドッグラン付きガーデンを全室に配置。床材には滑りにくく汚れが付きにくい素材を採用するなど、安全性と快適性の両立をはかる。

 食事は部屋食スタイルで提供し、愛犬専用のメニューも用意する。各客室の天然温泉はメタケイ酸を豊富に含み保湿性に優れた自家源泉を使用し、美肌効果が期待できるという。

 同ゾーンの客室タイプは「圍ラグジュアリースイート」「圍スイート」「圍ジュニアスイート」の3種で、宿泊料金は1泊2食付きで1人7万9200円から(2人1室利用時)。予約は4月28日(火)午前10時から公式サイトで受け付けている。

シニア世代へ新ハワイ旅を訴求 業界横断で「65歳からのハワイ」PJ始動、ハワイ州観光局

2026年4月28日(火) 配信

ハワイの魅力などを語る、PJ応援団長の寺島進さん

 ハワイ州観光局日本支局(寺本竜太代表、東京都千代田区)は4月28日(火)から、シニア世代をターゲットにした新プロジェクト「65歳からのハワイ」を開始した。俳優の寺島進さんを応援団長に迎え、「楽しもう、歳だから。」のメッセージのもと、アクティブシニアを対象にハワイの新しい旅スタイルを提案する。

 同日の“シニアの日”に東京・新宿で発表会を開き、PJの概要や寺島さん出演のキービジュアル、動画などを公開した。応援団長に任命された寺島さん本人も登場し、撮影の際の思い出を終始笑いを交えて紹介したうえで、「今や人生100年時代。65歳はこれからが人生の後半戦。ハワイで太陽を浴びて、パワーチャージして!」とシニア世代へメッセージを送った。

稲田正彦局長

 ハワイ州観光局の稲田正彦局長は「いかにもアクティブシニアである寺島さんを迎えて、観光庁や日本旅行業協会(JATA)に賛同いただき、旅行会社や航空会社、現地施設など各パートナーとの連携のもと実現した」と新プロジェクトは業界横断で進めていくことを強調した。

 現況について、2025年の日本からハワイへの旅行者数は約73万2000人と前年比3.3%増加しており、26年1~2月は日本人の海外旅行者数が前年比3%増のなか、ハワイは6.6%増、2月単月では9.0%増と好調に推移していることを報告。「26年年間の日本人観光客数は75万人を予想している」と述べた。

 客層については、シニアや富裕層が多く、7割がリピーターだ。現在、ハワイを訪れる日本人客の年齢平均は47.1歳と10年前から約5歳上がっており、「シニアが目指すデスティネーションになっている」と分析。日本の人口は現在、約3人に1人が65歳以上となるなか、26年に65歳を迎える世代は1980年代の海外黄金期を若年期に経験し、ハワイへの憧れや親しみを持つ世代であることから、今回のターゲットに据えた。

 稲田局長は「これまでのキャンペーンでは、素材としてのハワイを伝えてきたが、軸足を変えて価値の訴求をしていく。特別な体験など、人生を豊かにするハワイを提案する。シニア世代がフックとなり、さまざまな層を案内してもらいたい」と期待した。

賛同団体や各社の担当者も登壇

 賛同団体の観光庁・旅行振興担当の根来恭子参事官は今年度、官民連携の「日米観光交流促進キャンペーン2026」を展開していることに触れ、「日本からアメリカへの旅行者数はコロナ前の7割にとどまっている。今回のプロジェクトでアメリカへのアウトバウンドを拡大していきたい」と述べた。

 また、JATAの酒井淳副会長は「パスポートの更新が進んでいないシニア世代だが、全体の人口は多く、若いころの海外旅行の思い出を持つ世代。時間やきっと金銭的にも余裕があり、マッチした価値があれば買っていただけると思う。その意味で、今回のPJは待ちに待ったもの。旅行業界も大きく変わる節目になる。JATAとしても全面的に協力していきたい」と力を込めた。

「65歳からのハワイ」プロジェクト

 今回のPJは年齢に捉われることなく、「歳だから楽しむ」価値観を提案し、日本の社会や経済にも新たな活力をもたらすことを目指す。PJには計58社が賛同し、各旅行会社は行程設計から、現地での日本語対応まで自分のスタイルで楽しめる、ハワイツアーの商品造成、環境整備を進める。現地ではシニア世代向けの各種特典も用意する。

 4月28日には公式サイトもオープン。各ツアーやサービス内容など情報を集約している。

ダイブ、俳優「のんさん」起用のブランドムービー公開 リゾートバイトへの応募促す

2026年4月28日(火) 配信 

ムービーのイメージ

 宿泊施設へ人材派遣・紹介事業を展開するダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)はこのほど、俳優や歌手として活躍する「のんさん」をブランドアンバサダーに起用した。ブランドムービー「変われる、ダイブなら。」を制作し、ユーチューなどで公開している。

 同社は、リゾートバイトを通じて人生を前向きに変える場の提供を目指すなか、多くの人に新たな挑戦への一歩を後押し、応募につなげる。新しい挑戦をし続けたい同社の想いが、「のんさん」の歩みと重なり、起用に至った。

 ブランドムービーでは、リゾートバイトで自分と向き合い、人生の転機となった日をテーマにした。常に自分らしく挑戦を続けているという「のんさん」が、リゾートバイトの経験を通じて自信を持てるようになり、前向きに変わった姿を表現している。

【JNTO】新たな訪日グローバルキャンペーン “Japan. Unforgettable”を開始

2026年4月28日(火) 配信

ロゴマーク

 日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は4月28日(火)から、訪日促進を目的とした新たなグローバルキャンペーン “Japan. Unforgettable”を展開する。

 第5次観光立国推進基本計画を踏まえ、インバウンド市場のさらなる多様化をはかるため、同CPでは、消費額単価が高く、訪日未経験者の多い欧米豪市場に多く存在する「訪日したことがなく、今後の旅行先の候補の一つとして日本を捉えている層(未訪日の訪日関心層)」を主なターゲットとしている。

 同CPでは、季節ごとにさまざまな訪日外国人旅行者(友人同士、カップル、家族連れなど)が、日本各地で豊かな自然やアクティビティ、文化体験、食などを楽しむようすを紹介する動画を制作。SNSやデジタル野外広告などを通じて発信していく。今回は秋編と冬編をリリースする。

 動画は「日本人が見せたい日本」ではなく、「海外の人が訪れたくなる日本」を意識した。外国人監督を起用したほか、JNTO特別顧問のデービッド・アトキンソン氏の助言を受けている。

星野リゾート、2026年は8施設を開業 星のや奈良監獄は6月25日に

2026年4月27日(月) 配信

星野佳路代表

 星野リゾート(星野佳路代表、長野県・軽井沢町)は4月22日(水)に開いた会見で、今年オープンする8施設や中東情勢の影響、自社予約システム「FleBOL(フレボル)」の開発の進捗状況を発表した。

 同社は重要文化財「旧奈良監獄」(奈良県奈良市)の運営権を国から継承。宿泊施設「星のや奈良監獄」と、史料の整理や展示を行う日帰り施設「奈良監獄ミュージアム」を展開し、観光の力による保存と活用をはかる。

 このうち、星のや奈良監獄は6月25日(木)に開業する。コンセプトは「明けの重要文化財」で、建築の歴史を未来につなぐ想いを込めた。重要文化財である旧監獄に泊まる唯一無二の宿泊施設として、全48室すべてをスイートルームとしてオープンする。

 客室は、往時の舎房を連結し、高級感を感じられるプライベートな一室へ改装していく。客室タイプ「The 10-Cell」は、独居房を10房分つないでいる。漆喰で覆われていた壁の下に現れた100年前の手積みのレンガ壁、太い鉄柱などを鑑賞することができる。

 1泊1室当たりの宿泊料金14万7000円から(税・サ込)。

中東情勢は「影響ない」 27年連泊の食事の組合わせ自由に

 星野代表は中東情勢の影響について、「星野リゾートでは、訪日客の予約減少などの影響を受けていない。航空券の値上げが懸念されるなか、同時に円安も進んでおり、訪日客にとって日本への旅行は安くなっている」と説明。さらに、双方向交流の拡大が訪日需要の増加につながる考えを示しながら、「一部の日本人が海外旅行へ行きにくい状況になり、国内旅行に変更する。短期的に国内の宿泊需要が伸びる」と予測した。

 また、同社は昨年10月、利用者が客室や食事、アクティビティを自由に組み合わせて予約し、変更もできるシステム「FleBOL(フレボル)」を開発し、導入した。現在は日程、人数、宿泊プラン、部屋タイプを変更できる機能まで開発が進み、界と、山ホテルブランド「LUCY」で稼働している。2027年度に全ブランドでの導入のほか、食事のみのキャンセルをウェブで受け付ける機能を追加する。29~30年にアクティビティや外部レストランの予約などにも対応し、フレボルを完成させる予定だ。

 星野代表は「食事付きプランを連泊で予約すると、毎日同じ場所で食事をすることになっている。連泊が増加傾向にある訪日客や日本人の連泊を増やすうえで、マイナスの影響があった」と説明した。

日本観光施設協会、5月8日(金)に26年度第13回定時総会

2026年4月27日(月) 配信

 日本観光施設協会(井上喜昭会長)は5月8日(金)午後3時から、東京都港区のチサンホテル浜松町で2026年度第13回定時総会を開く。

 総会後の講演会では、「観光産業におけるBtoB決済のキャッシュレス化構想について」を予定。

 午後5時からは懇親会を開く。

【KNT-CTHD】近鉄GHDの上田尚義氏が専務に 6月総会で正式に決定

2026年4月27日(月)配信

上田尚義氏

 KNT-CTホールディングスは4月24日(金)に取締役会を開き、近鉄グループホールディングス取締役常務執行役員の上田尚義氏が専務取締役に就任する人事を内定した。6月に開催予定の定時株主総会と取締役会を経て、正式に決定する。

 退任予定の代表取締役専務の中之坊健介氏は、6月の近鉄グループホールディングスの定時株主総会で、同社取締役専務執行役員に就任予定。今回の異動は、KNT-CTグループの事業構造改革のさらなる推進をはかるため、新たな経営体制で社業の発展を目指す。

 上田 尚義(うえだ・なおよし)氏 1964年生まれ。87年4月近畿日本鉄道(現近鉄グループホールディングス)入社。2015年5月近鉄百貨店執行役員、19年5月同社常務執行役員、20年5月近商ストア取締役社長を経て、24年6月から現職。