2026年6月20日(土) 配信

京浜東北線の東十条駅南口から徒歩1分の場所にその店はある。都内三大どら焼きと言えば、上野や日本橋にある「うさぎや」、浅草「亀十」と東十条の「黒松本舗 草月」だ。それぞれ個性があるけれど、「あっさり系がいいわ~」という方は黒松のそれを「一番ね」と言う人は多い。「亀十」のを食べると「餡がたっぷりでやっぱり美味しいわね」となり、「うさぎや」は「流石だわ~」と唸ったりもする。その時々でトップが変動するのは私だけだろうか。
1個162円というリーズナブルな価格もうれしい黒松本舗 草月の「黒松」の紹介をしよう。松の樹皮のような模様から名づけられたというどら焼きのことだ。やや小ぶりなのもありがたい。(いくつでも食べられるから)手ごろな大きさも魅力のひとつだ。ふわっとして甘めの皮が特徴で、この甘さは黒糖とハチミツによるものではないだろうか。餡は粒々がはっきりした小豆餡だ。しっとりした甘みも上品で心が和む。餡は生地を引き立てるというが、黒松のメインはやっぱり生地だと思う。いずれにしても皮と餡の絶妙なマッチングが旨味に拍車を掛けているのだ。
先日、久しぶりに「黒松本舗 草月」を訪ねた。平日の午後3時だというのに、やはり行列ができていた。10分ほど並んだあとに、箱入りかバラか、さらに御遣い物か自宅用かなどを聞かれ再び購入の順番を待つことになる。さらに待つこと10分ちょっと。ようやく番が回ってきて、それぞれの注文に合わせて箱詰めや袋詰めを行い、お会計となる。この一連の流れを店員さんは手際よく見事に裁いているのだ。色々な要望や購入量により待ち時間はさらに長くなる。もちろん短くなることもある。
1番人気は「黒松」だが、最中や、夏場には水羊羹や、くず桜など冷やして食べる和菓子もそろう。定番人気の「黒松」と一緒に季節限定の生菓子を購入されるお客様も多いという。
黒松は、夏は2~3日、冬は3~5日の日持ち。早めに食べれば、出来立ての美味しさが味わえる。夕方には売り切れることも多い人気商品をぜひ。
(トラベルキャスター)

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