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HIS、観光で持続可能な社会を考えるエシカルツアー売り出す 利用者にものの選び方など身近にしてもらう狙い

2020年3月12日
編集部:木下 裕斗

2020年3月12日(木) 配信

エタノール用の米を作る農家(イメージ)

 エイチ・アイ・エス(HIS)スタディツアーデスクは3月12日(木)、観光を通じて持続可能な社会を考え、触れる‘‘エシカルツアー’’として、「東北の循環型ビジネスと伝統的なものづくりをめぐる旅」を売り出した。参加者に生産者とのコミュニケーションや、商品が完成するまでの過程を伝えることで、ものの選び方や価値、消費のあり方などを考えるきっかけにしてもらう狙い。

 2015年から国連サミットで採択されたSDGsにより、世界中で「サステナビリティ」を意識した活動が展開されている。同デスクでは、持続可能な開発目標のSDGs目標12の「つくる責任 つかう責任」に効果的な「エシカル消費」を学べるツアーを提供している。

 「ものづくりの課題は、商品完成までの背景を知る機会を得ることが難しく、ものの価値や安全性が見えづらい」(同社)。同ツアーでは、ニットづくりを行う気仙沼ニッティングや、南部鉄器をつくる及源鋳造を訪れる。

 岩手県奥州市にあるファーメンステーションも行程に組み込んだ。参加者は米を発酵させてできるエタノールを作る。このほか、籾などを餌にする養鶏の糞を肥料に使用した米や、地元野菜を使う農家ランチづくりを体験する。

 エシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さんがコーディネーターとして、同行する。同ツアーは、鎌田さんと同氏主催のコミュニティ「Little Life lab」のメンバーが共同で企画している。

ツアー概要

ツアー代金:8万5千円、現地合流は5万5千円

出発日:5月30日(金)

宿泊: カフェ&ゲストハウスKAZIYA※2~4人1室の相部屋となる

食事:朝2回、昼1回、夕食なし

添乗員:鎌田さんのほかに同行する

最小催行人員:15人

ツアー掲載のウェブページ:

鎌田 安里紗(かまだ ありさ)さん

 衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響を意識する「エシカルファッション」に関する情報発信を積極的に行う。ファッションブランドとのコラボレーションでの製品企画、衣服の生産地を訪ねるスタディ・ツアーの企画などを手掛ける。暮らしのちいさな実験室Little Life Labを主宰している。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在籍。同大学総合政策学部非常勤講師。

鎌田安里紗さん

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