10月7日、京都に国内最大のチームラボが開業 日本初公開の作品を多数展示
2025年8月6日(水) 配信

チームラボ(猪子寿之代表、東京都千代田区)を代表とする、京都駅東南部エリアプロジェクト有限事業責任組合は10月7日(火)、京都府・京都駅の東南部に常設のアートミュージアム「チームラボバイオボルテックス 京都」をオープンする。
新施設はチームラボとして国内最大の延べ面積約1万平方メートルのミュージアムで、日本初公開の作品や新たな作品群が多数展示される予定という。日本未発表作品の一つ、浮遊する巨大な彫刻「Massless Amorphous Sculpture」は、「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトに、物体ではなく、特別な環境を創り、環境が生んだ現象によってつくられた作品。現在、アブダビのチームラボフェノメナ、マイアミのアートセンターで展示されている。
ミュージアムの日常の運営業務はひらかたパークを経営する京阪電気鉄道が受託。京阪グループはノウハウを活用して同エリアに国内外から人を呼び込み、新たな人の流れを生み出すことを目指す。アクセスは京阪電車七条駅から徒歩11分、開館時間は午前9時~午後9時となる予定。
「京都駅東南部エリアプロジェクト」は京都駅東南部エリアにおける市有地に、「新たな価値を生み出す創造・発信拠点」となる施設の設置・運営を行うもの。同ミュージアムのほか、アートセンターなど複合文化施設の整備で、「文化芸術都市・京都」の新たな文化ゾーンの創出に取り組む。
京都市の松井孝治市長は「今回のミュージアムの開業をきっかけに、長年多文化共生の取り組みを重ねてきた東南部エリアの歴史的な文脈に新たな風を吹き込み、京都のさらなる活性化にも大きく寄与するものと期待している」と歓迎。「市としても、本ミュージアムの開業をきっかけに、文化芸術によるまちづくりを一層進めると共に、日本中、世界中の人々から、住みたい、働きたい、活躍したいと思われ、選ばれるまちとなるよう、さまざまなチャレンジを重ねていく」とコメントしている。





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