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ジーリー、日本初の台湾限定日本酒売り出す 地方誘客の呼び水に

2019年11月22日
編集部:平綿 裕一

2019年11月22日(金) 配信

11月19日、喜多酒造で「これあらた(維新)」で完成披露記者会が開かれた。(左から)喜多社長、吉田代表

 台湾・香港向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)! 日本」を展開するジーリーメディアグループ(吉田皓一代表)は12月1日、台湾・台北で日本初となる台湾限定日本酒「これあらた(維新)」を売り出す。清酒発祥の地・奈良県の蔵元で、台湾人好みに作り上げた。「これあらた(維新)」を呼び水に、訪日客の地方誘客をはかる。

 企画から完成は1年を要した。日本の清酒の発祥ともいわれる「水もと」という古くから奈良県に伝わる独自の製法を採用。天然の乳酸菌を取り込んでいるため、「爽やかでフルーティーな風味が特徴」(同社)だという。同事業パートナーの老舗蔵元「喜多酒造」(喜多整社長、奈良県橿原市)で醸造し、喜多酒造では数量限定で販売も行う。

2000本限定で販売

 追い風も吹いている。近年、台湾への日本酒の輸出量は増加傾向で、とくに富裕層を中心に日本酒への人気が高いという。さらに2019年7月、台湾における日本酒の関税は、これまでの40%から、20%と大幅に引き下げられた。

 「台湾でのさらなる日本酒市場の拡大が期待される」(同社)と、今回の日本酒事業への参入を決めた。

台湾への日本酒輸出量は増加傾向にある

 11月19日には、喜多酒造で「これあらた(維新)」の完成披露記者会が開かれた。同社は「これあらた(維新)」をきっかけとし、台湾人に地方の日本酒の魅力を知ってもらうことで、地方部での観光振興に貢献していく考え。

 「これあらた(維新)」は純米吟醸(精米歩合60%)で、内容量は720㍉㍑、販売予定価格は約6700円。販売本数は限定2000本となる。

台湾限定日本酒「これあらた(維新)」

喜多酒造について

喜多酒造外観写真

 喜多酒造は享保3年(1718 年)、大和三山に囲まれた奈良橿原の地に創業した。

 「初代・利兵衞(りへい)は生来のこだわり者で、自身が納得いくまで酒屋として旗揚げしなかったと伝え聞いています」(喜多酒造)。

 その意思を引き継ぎ、300余年「美味しいお酒」にこだわり続けている。「私たちが思う美味しいお酒とは、造り手の思いが飲む人の心に伝わるお酒」(同)。

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