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【上天草市複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業】未来へ向けた健康づくり 子供たちも医療体験で学ぶ機会を

2019年3月22日
編集部:増田 剛

2019年3月22日(金) 配信

菜の花ウォーキング

 熊本県上天草市(堀江隆臣市長)は住民の健康意識の向上と交流人口の増加を目指して、2017年度から民間活力開発機構(里敏行理事長)と協力して、「複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業」に取り組んでいる。2月2日には、「菜の花ウォーキング」を実施。同イベントに合わせ、健康測定ブースを設置し、参加者の健康意識を高めた。また、昨年11月23日には、未来を担う子供から高齢者まで全世代が“楽しみながら健康について学ぶ”「け~な健康フェア」を開いた。

【増田 剛】

菜の花ウォーキング

 上天草市は楽しみながら健康意識を高めようと、ウォーキングやさまざまなスポーツイベントと合わせて、健康度を測定するブースを設置している。

 2月2日には、早春の恒例イベント「菜の花ウォーキング」を実施した。同市松島エリアの「100万本の菜の花園」を起点に、天草観海アルプスの高舞登山(標高117㍍)を目指す5㌔(約1時間30分)のコース。

 準備体操のあと、地元マスコットの「上天草四郎くん」が見送るなか、地元住民や県外からの参加者ら300人がスタート。菜の花畑を抜けて、高舞登山の山道をゆっくりと歩いた。

 山頂の展望台では心地よい汗をぬぐいながら、天草の島々や、五橋が織り成す絶景を一望。「運動と美しい景色によってリフレッシュできた」という声も聞かれた。

「まんさい汁」が振る舞われた
盛況だった餅まき大会

 その後、出発地点の松島総合センター「アロマ」に戻りゴール。ウォーキング終了後には、野菜や、だご(団子)がたくさん入った「まんさい汁」、“ヘルSEAメニュー”の1つ「サワラの南蛮漬け」が振る舞われた。また、宿泊補助券や航空券が当たるお楽しみ抽選会や、餅まきなど楽しいイベントも催された。

 健康福祉部健康づくり推進課は、健康測定のブースを設置。骨密度や血圧などをチェックしながら、健康志向の高い参加者に一層関心を高める活動を行った。

健康測定のブースを設置

け~な健康フェア

 昨年11月23日には、「市民の健康の大切さと病院の機能を認知してもらう機会に」(健康づくり推進課)と、市立上天草総合病院と協力して「上天草け~な健康フェア2018」を実施した。会場は、松島総合センター「アロマ」。

 同イベントは「未来へ向けた健康のテーマパーク」がテーマ。小学生以上を対象に、医師や看護師、薬剤師などの医療業務に慣れ親しんでもらうための“疑似体験コーナー”も実施。内視鏡をさわったり、薬(お菓子)を調剤したり、看護師さんに変身したり、遊びながら医療体験を楽しんだ。ライフキネティックにも挑戦した。

ライフキネティック体験

 小学生による「こんな薬あったらいいな」発表会なども行われた。

 健康チェックブースでは、肺年齢や各種健康測定を実施。レスキュー隊の指導による救急蘇生も多くの人が体験した。

肺年齢チェックのようす
レスキュー隊指導による救急蘇生体験

 ステージでは、園児による和太鼓子やみんなでエアロビ、子宮頸がん検診普及ボーカルユニット「S.K.K」のライブも行われた。くまもんも参加し、ダンスや発表のお手伝いをした。

 健康づくり推進課は「子供たちから高齢者まで全世代が楽しく健康を意識できる環境を提供していきたい」と話している。

子供たちが医師や薬剤師に

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