test

静岡市、来年「今川復権まつり」開催 歴史文化施設の概要なども発表

2018年12月20日
営業部:後藤 文昭

2018年12月20日(木) 配信

静岡市が世界に誇る素材をPR

静岡県静岡市は12月19日(水)、東京都内で「世界に輝く静岡市」東京記者発表会を開いた。市が進める「歴史文化のまちづくり」の核となる歴史文化施設の概要や、駿府城天守台跡の発掘調査の状況、「今川復権まつり(仮称)」の開催などを発表した。

 来年は、静岡市にゆかりのある武将・今川義元の生誕500年の記念年にあたる。市や静岡商工会議所らは17年、「今川義元公生誕500年祭推進委員会」を組織。義元の功績を再評価し、地域活性化につなげるための広報事業などを展開してきた。来年5月3~6日、19日周辺の期間行われるまつりでは、駿府城公園周辺で行う歴史イベントなどを通じ、義元の実像を紹介する。また5月19日には、今川家の菩提寺臨済寺で、義元の胴塚がある愛知県豊川市の大聖寺との合同法要も営まれる。

 現在発掘調査が進む駿府城天守台跡からは、今年10月約330点の金箔瓦が出土した。豊臣秀吉が京都に築いた聚楽第に葺かれた金箔瓦と酷似することから、秀吉が築かせた城の瓦と確認された。出土物は、駿府城公園内に復原されている櫓などのほか、21年オープン予定の歴史文化施設でも展示を予定。同施設では、徳川家康75年の生涯と、家康に大きな影響を与えた今川氏についての史料などを紹介する。発掘調査の関係者は、「歴史に詳しくなくても、ガイドや調査員が分かり易く説明します。ぜひ今しか見られない景色もある発掘現場に訪れてください」とPRした。

出土した金箔瓦

 このほか、来年開園50周年を迎える日本平動物園などが話題を提供した。また、今年8月に逝去された静岡市出身の漫画家さくらももこ氏の功績も紹介。来年1月、さくら氏の原画などを展示する「さくらももこありがとうの会」がエスパルスドリームプラザ内で行われる。

さくらさんが寄贈したちびまる子ちゃんデザインのマンホール蓋

 静岡市の田辺信宏市長は冒頭、「さくらさんは、漫画「ちびまる子ちゃん」を通じ、市の魅力を世界に発信してくださいました。影響力の大きさを痛感しています」と哀悼の意を表した。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。