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欲しい情報を早く正確に、旅行予約サイトの新定番、フォルシア 検索システムSpook®

2010年2月1日
編集部

 フォルシア(屋代浩子社長、東京都新宿区)が独自に開発したデータベース検索システムSpook®(スプーク)は、サイト内の膨大な情報のなかから、欲しい情報を早く、正確に見つけ出すのに優れている。多くの検索対象情報を持ち、さまざまなニーズに合わせた結果を提供する必要がある旅行業界や通販業界などで、サイト開発に際し、Spook®を取り入れる企業が増えている。旅行会社の導入事例を同社広報の岩成万利子氏に聞いた。

(沖永 篤郎)

 旅行業界においては、JTBをはじめ、日本旅行、ANAセールスなど旅行業界大手サイトの60%以上で同社の検索システムが稼動。岩成氏は「リアルタイムに変化する旅行情報に対応し、膨大な量のデータから必要な情報を瞬時に提案する機能が評価されている」と話す。

 サイト利用者の8割以上の人が、検索結果のうち最初の3ページしか見ないといわれている。とくに情報量の多い旅行業界では、情報をいかにわかりやすく、探しやすく見せるかが、ネット販売成長のカギとなる。

 Spook®は、従来の旅行会社の情報データベースを再構築して、検索用に作り変える。処理速度は従来の検索システムの50―100倍。岩成氏は「従来のシステムでも忍耐強く時間をかければ検索できるが、Spook®は、同じことを超高速でできる」と語る。

 1つの画面のみで情報の絞り込みができる、ストレスのない操作性も特徴。JTBのサイトの1つ、「かんたん旅館・ホテル検索」をみると、日時や予算、人数などの基本的な検索条件以外に、「地図からの検索」のほか、温泉や露天風呂付客室、満足度85点以上、出張に便利、駅から徒歩5分以内、などの「こだわりで検索」のカテゴリーがあらかじめ用意されている。1画面上で、さまざまなニーズを組み合わせた検索ができる。「旅行会社の予約サイトとして定番化している」(岩成氏)という洗練されたレイアウトだ。

 例えば、「2月の連休に西伊豆で、満足度85%以上の旅館に泊まりたい」と検索すれば、即座に全5466軒の中から最適な5軒の宿が選び出された。

 同サイトは06年6月に稼動。稼動後、コンバージョンレート(商品購入や会員登録を行った人の割合)は、1・5倍に上がる成果を発揮した。

 日本旅行は、国内宿泊プラン以外にも航空セットプラン、国内、海外ツアーなどの検索にもSpook®を継続的に導入している。同社限定の「赤い風船フリープラン」は、宿泊プランとJRの列車がセットで選べる。同プランは、08年3月のSpook®導入後、利用は300―400%増になったという。

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