訪日外国人旅行者が訪れた「日本の城」を分析
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2026.04.02
株式会社ナビタイムジャパン
~アジア・欧米豪ともに、大阪城が1位。市場別TOP10や滞在時間、宿泊地の傾向を分析~
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)のNAVITIMEデータ分析チームは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』の利用状況から、2025年の1年間を通じて訪日外国人旅行者が訪れた人気の「日本の城」の分析結果を発表いたします。

日本の城は訪日外国人旅行者からの関心が高く、ナビタイムジャパンが毎年発表する、『訪日外国人観光客 目的地検索ランキング』TOP30においても、例年上位にランクインする人気の目的地となっています。
今回は、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人旅行者向けナビゲーションアプリの利用データをもとに、旅行者の「日本の城」への滞在状況を分析しました。
<分析内容>
・2025年1月~2025年12月に訪日外国人旅行者が訪れた「日本の城」の滞在数を分析
・アジア市場と欧米豪市場における人気ランキング、滞在時間分析、各市場特有の傾向がある城の分析
分析対象:ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ(『Japan Travel by NAVITIME』)から同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いて集計しています。
※「滞在」の定義は、ナビタイムジャパンが日本城郭協会「日本100名城」を参考に、独自に調査をした城を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)内に30分以上連続して測位が確認された状態です
※本分析におけるアジア市場は、台湾・タイ・香港・韓国・中国など、欧米豪市場は、アメリカ・オーストラリア・フランスなどを主な対象としています
■分析結果訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(アジア、欧米豪)
アジア、欧米豪の両市場において、最も人気の城は、大阪城となりました。名古屋城や熊本城、二条城、姫路城、江戸城も両市場のトップ10に共通してランクインしています。

アジア市場特有の傾向として、直行便が就航している地方空港から比較的アクセスしやすい、弘前城、犬山城、岡山城、松山城がランクインしています。
欧米豪市場特有の傾向としては、金沢城、広島城、松本城、小田原城がランクインしており、「ゴールデンルート」や「三つ星街道(金沢、白川郷、高山、松本などミシュラン観光ガイドで三つ星を獲得した名所を巡る広域観光ルート)」沿いからのアクセスの良さが背景にあると考えられます。
滞在時間を比較したところ、アジア・欧米豪の両市場ともに、滞在時間と城の面積に相関があることが確認できました。概ね面積が広い城ほど滞在時間が長くなる傾向にあります。両市場で1位となった大阪城は、平均滞在時間が長く観光される城の一つとなっています。
例外として、江戸城や、欧米豪市場でのみランクインしている金沢城があげられます。これらの城では、面積の狭い広島城などと同様に、訪問者の7割以上が60分未満の短時間滞在となっています。
※「城面積」の定義は、ナビタイムジャパンが日本城郭協会「日本100名城」を参考に、独自に調査をした城を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)です



※2026年4月2日追記:上記相関図のアジア市場に記載もれがございましたので訂正し、画像の差し替えを行いました。お客様ならびに関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
【訂正内容】
誤:弘前城の記載なし
正:弘前城を追加


次に、アジア・欧米豪の一方の市場でのみランクインした城に着目し、その中でも特に特徴的な傾向が見られた弘前城と松本城の分析結果を紹介します。
アジア6位:弘前城(青森県弘前市)
弘前城は4月に滞在者数が際立って多い結果となりました。これは日本屈指の桜の名所として知られる同城において、開花のピークに合わせて多くの来訪者が訪れたものと推測されます。
弘前市によると、「2025年、弘前市の外国人宿泊者全体に対するエリアの割合は、アジア圏が約7割、欧米豪が約2割、その他が約1割となっている。また、台湾からの宿泊者が全体の3割を占めている。月別の宿泊者数では4月・10月・11月が多く、4月はさくらまつり、10月・11月は紅葉やりんご収穫体験の時期ということもあり、宿泊者数が増加していると考えられる。季節ごとのまつりや周辺にある世界自然遺産 『白神山地』もあり、誘客促進につながっているものと思う」とのことです。

弘前城を訪問したアジア市場の旅行者の宿泊地を分析したところ、青森市を中心に仙台市、盛岡市、東京23区、函館市など新幹線駅が所在する都市での宿泊が多いことがわかりました。
滞在日前後での宿泊地の割合を比較すると、訪問前日は青森市が最も多く、次いで仙台市、盛岡市、東京23区と分散しており、青森県内での宿泊は全体の5割強でした。
訪問当日は青森市と城が所在する弘前市への割合が前日よりも増加しており、青森県内での宿泊が全体の約7割を占める結果となっています。
訪問翌日になると青森県内での宿泊割合が減少する一方で、仙台市や東京23区、函館市といった青森県外の都市での宿泊割合が増加する結果となり、弘前城の訪問後に県外へ移動する人が多い傾向がうかがえます。


弘前城(青森県弘前市)
欧米豪9位:松本城(長野県松本市)
松本城は4月と11月に滞在者数が多い結果となりました。4月は桜の見頃、11月は紅葉のピークと重なっており、行楽シーズンに合わせて来訪者が増えたものと推測されます。
松本城管理課によると、「アジア圏と欧米豪の人数を比較すると、欧米豪はアジア圏の2倍ほど多かった。1年間を通して月別に比較すると、4月・5月・10月・11月が特に増加している。また、松本城とあわせて、上高地や安曇野市の大王わさび農場を訪れる人もいるようだ」とのことです。

松本城を訪問した欧米豪市場の旅行者の宿泊地を分析したところ、城が所在する松本市を中心に東京23区、長野市、翌日には高山市や金沢市といった三つ星街道上の都市がランクインしました。
滞在日前後での宿泊地の割合を比較すると、訪問日前日および当日は、いずれも松本市での宿泊が最も多く、東京23区、長野市が続きます。
訪問日当日は松本市での宿泊割合が前日よりも大きく増加しており、松本城訪問の当日は松本市をメインの拠点として滞在する方が多いことがうかがえます。
訪問翌日になると松本市での宿泊割合が減少する一方で、東京23区が最も多くなるほか、新たに高山市や金沢市といった都市での宿泊割合が増加する結果となりました。このことから、東京方面と三つ星街道へと、移動が二手に分かれる傾向がうかがえます。


松本城(長野県松本市)
ナビタイムジャパンのNAVITIMEデータ分析チームでは、訪日外国人観光客の動態を明らかにする行動データ分析を通じて、日本各地の様々な魅力の発掘や地域の活性化に貢献できればと考えています。
■訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(アジア)

■訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(欧米豪)

(HP:https://data.navitime.co.jp/)
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●関連プレスリリース
・(2026/3/5)2025年 全国市区町村別 インバウンド滞在増加率ランキング
・(2026/1/29)『インバウンドプロファイラー』、「宿泊・日帰りの比較」を追加
・(2025/12/10)『2025ナビタイム スポット検索ランキング』を発表
・(2025/7/17)訪日外国人旅行者が訪れる桜の名所を分析
●写真提供(順不同、敬称略)
・弘前城:弘前市
・松本城:松本城管理課
●「インバウンドGPS」データについて
「インバウンドGPS」データとは、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』(https://www.navitime.co.jp/pcstorage/html/japan_travel/english/)にてユーザーの同意を得て取得された、訪日外国人観光客の移動に関するデータです。
●インバウンド観光支援に関する取り組み
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「NAVITIME」「インバウンドGPS」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。
その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。
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~アジア・欧米豪ともに、大阪城が1位。市場別TOP10や滞在時間、宿泊地の傾向を分析~
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)のNAVITIMEデータ分析チームは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』の利用状況から、2025年の1年間を通じて訪日外国人旅行者が訪れた人気の「日本の城」の分析結果を発表いたします。

日本の城は訪日外国人旅行者からの関心が高く、ナビタイムジャパンが毎年発表する、『訪日外国人観光客 目的地検索ランキング』TOP30においても、例年上位にランクインする人気の目的地となっています。
今回は、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人旅行者向けナビゲーションアプリの利用データをもとに、旅行者の「日本の城」への滞在状況を分析しました。
<分析内容>
・2025年1月~2025年12月に訪日外国人旅行者が訪れた「日本の城」の滞在数を分析
・アジア市場と欧米豪市場における人気ランキング、滞在時間分析、各市場特有の傾向がある城の分析
分析対象:ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ(『Japan Travel by NAVITIME』)から同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いて集計しています。
※「滞在」の定義は、ナビタイムジャパンが日本城郭協会「日本100名城」を参考に、独自に調査をした城を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)内に30分以上連続して測位が確認された状態です
※本分析におけるアジア市場は、台湾・タイ・香港・韓国・中国など、欧米豪市場は、アメリカ・オーストラリア・フランスなどを主な対象としています
■分析結果訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(アジア、欧米豪)
アジア、欧米豪の両市場において、最も人気の城は、大阪城となりました。名古屋城や熊本城、二条城、姫路城、江戸城も両市場のトップ10に共通してランクインしています。

アジア市場特有の傾向として、直行便が就航している地方空港から比較的アクセスしやすい、弘前城、犬山城、岡山城、松山城がランクインしています。
欧米豪市場特有の傾向としては、金沢城、広島城、松本城、小田原城がランクインしており、「ゴールデンルート」や「三つ星街道(金沢、白川郷、高山、松本などミシュラン観光ガイドで三つ星を獲得した名所を巡る広域観光ルート)」沿いからのアクセスの良さが背景にあると考えられます。
滞在時間を比較したところ、アジア・欧米豪の両市場ともに、滞在時間と城の面積に相関があることが確認できました。概ね面積が広い城ほど滞在時間が長くなる傾向にあります。両市場で1位となった大阪城は、平均滞在時間が長く観光される城の一つとなっています。
例外として、江戸城や、欧米豪市場でのみランクインしている金沢城があげられます。これらの城では、面積の狭い広島城などと同様に、訪問者の7割以上が60分未満の短時間滞在となっています。
※「城面積」の定義は、ナビタイムジャパンが日本城郭協会「日本100名城」を参考に、独自に調査をした城を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)です



※2026年4月2日追記:上記相関図のアジア市場に記載もれがございましたので訂正し、画像の差し替えを行いました。お客様ならびに関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
【訂正内容】
誤:弘前城の記載なし
正:弘前城を追加


次に、アジア・欧米豪の一方の市場でのみランクインした城に着目し、その中でも特に特徴的な傾向が見られた弘前城と松本城の分析結果を紹介します。
アジア6位:弘前城(青森県弘前市)
弘前城は4月に滞在者数が際立って多い結果となりました。これは日本屈指の桜の名所として知られる同城において、開花のピークに合わせて多くの来訪者が訪れたものと推測されます。
弘前市によると、「2025年、弘前市の外国人宿泊者全体に対するエリアの割合は、アジア圏が約7割、欧米豪が約2割、その他が約1割となっている。また、台湾からの宿泊者が全体の3割を占めている。月別の宿泊者数では4月・10月・11月が多く、4月はさくらまつり、10月・11月は紅葉やりんご収穫体験の時期ということもあり、宿泊者数が増加していると考えられる。季節ごとのまつりや周辺にある世界自然遺産 『白神山地』もあり、誘客促進につながっているものと思う」とのことです。

弘前城を訪問したアジア市場の旅行者の宿泊地を分析したところ、青森市を中心に仙台市、盛岡市、東京23区、函館市など新幹線駅が所在する都市での宿泊が多いことがわかりました。
滞在日前後での宿泊地の割合を比較すると、訪問前日は青森市が最も多く、次いで仙台市、盛岡市、東京23区と分散しており、青森県内での宿泊は全体の5割強でした。
訪問当日は青森市と城が所在する弘前市への割合が前日よりも増加しており、青森県内での宿泊が全体の約7割を占める結果となっています。
訪問翌日になると青森県内での宿泊割合が減少する一方で、仙台市や東京23区、函館市といった青森県外の都市での宿泊割合が増加する結果となり、弘前城の訪問後に県外へ移動する人が多い傾向がうかがえます。


弘前城(青森県弘前市)
欧米豪9位:松本城(長野県松本市)
松本城は4月と11月に滞在者数が多い結果となりました。4月は桜の見頃、11月は紅葉のピークと重なっており、行楽シーズンに合わせて来訪者が増えたものと推測されます。
松本城管理課によると、「アジア圏と欧米豪の人数を比較すると、欧米豪はアジア圏の2倍ほど多かった。1年間を通して月別に比較すると、4月・5月・10月・11月が特に増加している。また、松本城とあわせて、上高地や安曇野市の大王わさび農場を訪れる人もいるようだ」とのことです。

松本城を訪問した欧米豪市場の旅行者の宿泊地を分析したところ、城が所在する松本市を中心に東京23区、長野市、翌日には高山市や金沢市といった三つ星街道上の都市がランクインしました。
滞在日前後での宿泊地の割合を比較すると、訪問日前日および当日は、いずれも松本市での宿泊が最も多く、東京23区、長野市が続きます。
訪問日当日は松本市での宿泊割合が前日よりも大きく増加しており、松本城訪問の当日は松本市をメインの拠点として滞在する方が多いことがうかがえます。
訪問翌日になると松本市での宿泊割合が減少する一方で、東京23区が最も多くなるほか、新たに高山市や金沢市といった都市での宿泊割合が増加する結果となりました。このことから、東京方面と三つ星街道へと、移動が二手に分かれる傾向がうかがえます。


松本城(長野県松本市)
ナビタイムジャパンのNAVITIMEデータ分析チームでは、訪日外国人観光客の動態を明らかにする行動データ分析を通じて、日本各地の様々な魅力の発掘や地域の活性化に貢献できればと考えています。
■訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(アジア)

■訪日外国人旅行者の市場別 人気の日本の城TOP10(欧米豪)

NAVITIMEデータ分析チームについて
ナビタイムジャパンの移動データ事業部データ分析チームでは、道路交通や公共交通、国内観光や訪日外国人について、移動に関する各種ビッグデータを活用した分析を行っています。(HP:https://data.navitime.co.jp/)
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・(2025/7/17)訪日外国人旅行者が訪れる桜の名所を分析
●写真提供(順不同、敬称略)
・弘前城:弘前市
・松本城:松本城管理課
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「インバウンドGPS」データとは、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』(https://www.navitime.co.jp/pcstorage/html/japan_travel/english/)にてユーザーの同意を得て取得された、訪日外国人観光客の移動に関するデータです。
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