【日本旅行】入社式開く 26年度の新卒者採用は66人 吉田社長「”自ら業を創る”人材へ」
2026年4月1日(水) 配信

日本旅行(吉田圭吾社長、東京都中央区)は4月1日(水)、千葉県内の会場で2026年度入社式を実施した。26年度の新卒者採用は66人で、グループ全体では91人。
また、入社式に先立って、今年度から初となる西日本旅客鉄道(JR西日本)グループ入社式も開催され、約2000人の同グループ新入社員の一員としてオンラインで参加した。
吉田社長は新入社員に向けて、社会に新たな価値を提供していくために、「自ら業を創る」ことの大切さを語った。
吉田社長のメッセージ全文は以下の通り。
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新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。社長の吉田です。
当社は1905年に滋賀県草津の地に創業し、「地域のため」、「お客様のため」を第一に考え、その精神を大切にしながら、昨年、創業120年を迎えることができました。
そして次の100年を目指して新しい「日本旅行グループ理念」及び、中期経営計画「新章」を策定し、今年からその取り組みをスタートしています。そのような大きな節目の年である、今日この場に、66名の新しい仲間を迎えることができ、大変嬉しく思います。
皆さんは、コロナ禍に大学に入学されたかと思います。皆さんが学生生活を制限されているのと同様に、コロナの世界的流行は、社会の在り方そのものを大きく変化させました。とくに旅行業界においては、世界中の人々の移動が制限されるという、旅行業の根幹が大きく揺らぐ事態に直面しました。
そのなかで当社は、長い間培ってきた、「イベント運営」や「ホスピタリティ接客」などのノウハウを活かして、地域・自治体が行う感染症対策事業や経済対策事業、誘客事業などに取り組み、コロナ禍という大きな危機を乗り越えることができました。
特殊な状況にあったとはいえ、社会的に大きな貢献を果たすことができたこの経験は、当社にとって未来につながる大きな財産になりました。私たちは、この経験を経て、単なる旅行代理店から、社会課題解決を目指す「ソリューション企業」へと進化いたしました。この変革は、当社を未来に向かって力強く前進させるものだと考えています。
私たちを取り巻く環境は、AIの進化、キャリアや施設の直販化、OTAの拡大、情報の一般化などにより、刻々と変化しています。その中において、当社は社会に「新たな価値」を提供していかなくてはなりません。
そのために、重要なテーマがあります。それは、「自ら業を創る」ことです。
当社はこれまで、新たな探究型教育事業の提案や、サステナブルツーリズムへの挑戦、そして宇宙事業といった取り組みなどを行ってきました。
また、今年から当社は「コンテンツ開発」を本格スタートさせます。従来のようにコンテンツを組み合わせて販売する「仲介」ではなく、観光コンテンツを“当社が”開発・保有し、社会に提供していく「サプライヤー」になる事を意味しています。通常の旅行手配の仕事を進化させ、観光分野における新しい価値を創造していくのです。
これらの取組を進めていくためには、新入社員の皆さんも含めた「全社員」の力が不可欠となります。既成概念にとらわれない柔軟な発想と行動力、そして若い感性で、将来を切り拓く中心的な存在となっていただきたいと考えています。
最後になりますが、皆さんを含めた「社員」は、「日本旅行という家を守る家族」です。困っている時は助け合い、失敗しても見捨てず、苦しい時も調子がいい時も、皆で分かち合っていきたいと思います。そして、私たちとともに、新たな未来を創っていきましょう。
皆さんの入社を心より祝福し、私からの歓迎のメッセージといたします。





