【参加者募集中】「地域観光 進化論会議」12月12日(金)、東京で開催 高橋敦司氏がゲスト講師、西川丈次氏は2部で登壇

2025年11月6日(木) 配信

セミナー参加者を募集中

 おもてなし経営研究所所長、観光ビジネスコンサルタンツ代表の西川丈次氏は12月12日(金)の午後1時45分から、東京国際フォーラム(東京都千代田区)でセミナー「地域観光 進化論会議」を開く。

高橋敦司氏

 第1部は、ゲスト講師に元JR東日本びゅうツーリズム&セールス社長の高橋敦司氏を招き、自身の経験をもとに「地域で育む観光の未来と、地元旅行会社の役割」などを語る。第2部は西川丈次氏が登壇する。

 西川氏は、「これまでのビジネスをより良いものへと進化させるのではなく、新しい観光ビジネスに『進化』させなければならない。今回のセミナーでは、そこを考え、実行に移すヒントをたくさん得てもらいたい」と力を込める。

西川丈次氏

地域密着型や着地型旅行会社をはじめ、旅館・ホテル、タクシー、バス、鉄道、航空会社に加え、飲食・土産物店、観光協会など、幅広く参加者を募集している。

 セミナー費用は、早割(11月7日までの申込み)は2万円(税別)、一般は3万円(税別)。

 問い合わせ・申し込み=https://kankou-shinkaron.com/

☎06(6885)6335。

沖縄JTB、観光案内所3カ所に AIコンシェルジュを設置

2025年11月6日(木) 配信

那覇空港の国内線観光案内所にあるAIコンシェルジュ

 沖縄JTB(沖縄県那覇市)は、沖縄県から事業を受託し、10月1日(水)から県内3カ所の観光案内所に「沖縄観光多言語AIコンシェルジュ」のデジタルサイネージを設置した。サイネージ上のAIアバター(分身)と音声やタッチ操作で会話ができ、多言語対応による観光案内や混雑状況などの観光情報を回答する。

 観光庁の公募事業「令和7年度オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の一環で、DX技術を活用して観光課題の解決をはかる狙い。

 サイネージ上の2次元バーコードをスマートフォンで読み取ると、専用ページ上でチャットボットと対話し観光情報を取得できる。24時間利用可能。案内所の営業時間外や旅行中も確認できる。

 設置場所は、那覇空港の国内線観光案内所(2機)と国際線観光案内所(1機)、那覇バスターミナル旭橋2階の沖縄県観光情報センター(2機)の計5機。

 対応言語は、アバターが日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4言語で、テキストチャットボットが20言語以上に対応。沖縄観光コンベンションビューローが運営する沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」のコンテンツを基に、回答を構築する。

 実証期間は10月1日(水)~2026年1月末日までを予定。

ダイブ、サウナの水風呂として海に飛び込む グランピング施設「ザランタン東かがわ」で開始

2025年11月6日(木) 配信

水風呂として海を利用するようす

 人材サービスやグランピング施設運営などを行うダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)はこのほど、運営するグランピング施設「ザランタン東かがわ」(香川県東かがわ市)で桟橋から海に飛び込むサウナ体験「ととのいダイブ」を始めた。

 同体験では、テントサウナで汗をかいたあと、水風呂として目の前の瀬戸内海に飛び込む。安全対策として利用者にはライフジャケットを貸し出す。実施時間は午後2時30分〜3時50分、4時〜5時20分、7時30分~9時の3回。テントサウナの1サイト当たり定員は4人。料金は、1サイト2200円(税込)。なお、水着とサンダルのレンタルは別途有料でそれぞれ330円(税込)となっている。

ジョルダン、馬籠・妻籠をバスで 2日間乗り放題券を発売

2025年11月6日(木) 配信

北恵那交通の路線バス

 ジョルダン(佐藤俊和社長、東京都新宿区)は11月1日(土)、北恵那交通(川松昌市社長、岐阜県中津川市)が販売する「馬籠・妻籠周遊切符」をモバイルチケットで売り出した。北恵那交通と南木曽町地域バスの対象路線が、利用開始日当日と翌日の2日間で乗り降り自由になる。

 岐阜県の馬籠宿と長野県の妻籠宿は、江戸時代に東京と京都を結ぶ中山道の宿場町として整備された歴史ある観光地。馬籠宿は石畳の坂道沿いに江戸時代の街並みが残り、古民家を改装したカフェや土産屋を散策できるほか、落合の展望台からは木曽川沿いの美しい景観が一望できる。

 妻籠宿では、屋根や外壁を昔のままに保存した町並みを歩きながら、江戸時代の宿場の雰囲気を体感でき、伝統的な食事処や工芸品の店も点在し、地元ならではの味や文化に触れられる。

「馬籠・妻籠周遊切符」対象路線

 対象路線は、北恵那交通が馬籠線(中津川駅~落合~馬籠)、坂下線(中津川駅~落合~坂下駅~妻籠~南木曽駅)。南木曽町地域バスが馬籠線(南木曽駅~妻籠~馬籠)、妻籠線(南木曽駅~妻籠)、保神線(南木曽駅~妻籠間のみ)。

 価格は税込で大人2700円、子供券の販売はない。ジョルダンが運営する「乗換案内」アプリからスマートフォンなどで購入できる。

「津田令子のにっぽん風土記(117)」金目鯛の煮付けといえば、おか田~ 静岡県・南伊豆編 ~

2025年11月6日(木) 配信

肉厚な金目鯛の煮つけ
伊豆の味おか田 2代目店主 岡田 正司さん

 美しい海と山、温暖な気候に恵まれた静岡県・南伊豆湊に、40年前の1985年に創業した郷土割烹「伊豆の味おか田」。お父様の時代から金目鯛や伊勢エビなど新鮮で味の良い魚料理を出す店として地元の方はもとより多くの観光客を受け入れてきた。とりわけ金目鯛の煮付けといえば、伊豆の味おか田といわれるほどの人気を誇る。2代目店主の岡田正司さんに人気の秘訣を伺った。

 コロナ禍には、「実際にお店に来られない方々に、店自慢の金目鯛の煮付けを食卓で食べていただけないものか」との思いから、「金目鯛の煮付けセットお取り寄せ便」の販売を開始した。今も好評だという。口コミなどが評判を呼び、売上も好調でリピーターが多いのも特徴だ。

 以前、主婦の友社発行の女性誌「ゆうゆう」の特集「私の好きなお取り寄せグルメ」で紹介させていただいた。取り寄せ便に同封されている美味しい食べ方のメモを見ながら、その通りに温めるだけでおか田の味が再現される、実にありがたい一品だ。2㌢もある肉厚の身を一気にほぐし口に入れるやいなや、南伊豆で食べたときの感動が甦る。身の柔らかさも、しっかりしみ込んだ煮汁も超一流。「僕ね、皆さんが美味しい、また来ますねって言ってくれるだけで満足なんですよ」と岡田さんは話す。

 南伊豆町は、伊豆半島の最南端に位置している。はるか大昔に海底火山の噴火によって陸地ができた。そして隆起してできた島が長い年月をかけて移動し、本州にぶつかり伊豆半島となったと記されている。「ここへ来たら、独特の地形と地質が作り出すエリアならではの魅力を満喫して、プラス僕の店の味を知ってほしいですね」。

 岡田さんは、店から車で5分ほどの場所にある「日本の渚百選」に選定されている弓ヶ浜にもぜひ立ち寄ってほしいと言う。「1㌔に及ぶ美しい海岸線が続く南伊豆きっての景勝地です。晩秋から冬にかけては浜も少し静かになるので、歩いた帰りにでもウチに寄ってもらえたらうれしいな」と語る岡田さんの笑顔が印象に残る。 

 来春には菜の花と、早咲きのみなみの桜(河津桜)の開花に合わせて、2月上旬から3月にかけて、青野川沿いの川岸には約4・2㌔にわたって桜並木が続く。約800本もの桜が濃いピンクの花を咲かせるのだ。足元には菜の花が黄色い絨毯のように咲き誇り、春らしいカラフルで華やかな光景になる。ぜひこれらの風景に出会いに行ってみては。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

【国土交通省】人事異動(11月1日付)

2025年11月6日(木) 配信

 国土交通省は11月1日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付・派遣 2027年国際園芸博覧会協会交通・輸送統括長(2025年日本国際博覧会 協会交通局長兼会場運営局担当局長)飛田章

 大臣官房付・派遣 2027年国際園芸博覧会協会交通対策室輸送対策部長(2025年日本国際博覧会協会広報・プロモーション局担当部長兼会場運営局審議役)木嶋淳

【第50回旅館100選】兵庫県・湯村温泉 「朝野家」

2025年11月6日(木) 配信

露天風呂「彦星」

日本文化三道の美が息づく、四季を味わう宿

 心を込めてたてた一服の抹茶で客を迎え、館内には季節ごとの花々を飾り、やわらかなお香が香る――。茶道、華道、香道。日本の美と精神を映す三道をおもてなしの根底に据える。

一品一品手作りにこだわった会席料理
朝野まり女将(右)と今井学調理長(左)

 自慢は季節のうつろいを感じる会席料理。「一品一品、心を込めて手作りする」という調理長の信念のもと、献立は毎月趣を変え、訪れるたび新たな味と出会える。山陰の海・山の幸を取り入れ、旬のものを最も美味なるかたちで提供。料理を引き立てる器にもこだわり、見た目も華やかに演出する。

見た目も美しい料理

 自家源泉4本から湧き出る豊富な温泉は、大浴場や露天風呂で心ゆくまで楽しめる。全客室の風呂、洗面の蛇口にも天然温泉を使用している。

通常和室12畳

 客室も多彩に揃え、露天風呂付客室やワンランク上の滞在が楽しめる「湯籠里(ゆこもり)」など、さまざまなニーズに応える。

NEW Asanoya STYLE 湯籠里(ゆこもり)

 2023年4月にオープンした、露天風呂付和洋室4室と露天風呂付洋室1室の計5室。客室内に専用ダイニングルームを備え、夕食・朝食ともプライベート空間で楽しむことができる。大型スマートテレビやスマートテーブルなど設備も充実し、客室に籠りながら、湯村温泉の湯を贅沢に堪能できる。

 

交通:《車》北近畿豊岡自動車道 八鹿・氷ノ山ICから国道9号を約40km、P100台(無料)
   《電車》JR山陰本線 浜坂駅からタクシーで15分、バスで25分  鳥取空港からタクシーで40分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕・朝食》個室食事処または部屋食
部屋:全68室
風呂:男女別大浴場、露天風呂、地熱サウナ
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉
料金:1泊2食1万9,800円~7万円(税込)

〒669-6821 兵庫県美方郡新温泉町湯1269
☎0796(92)1000 FAX0796(92)2010
https://www.asanoya.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【とっとり花回廊】イルミイベント11月14日から、園内を幻想的に彩る

2025年11月5日(水)配信

迫力の花火も楽しめる

 鳥取県・南部町の「とっとり花回廊」は11月14日(金)から、恒例のライトアップイベント「フラワーイルミネーション2025」を開催する。

 日本最大級のフラワーパークを100万球の光で彩る一大イベント。光のトンネルや霧とのコラボが楽しめる庭園など、園内10カ所以上のスポットで、趣向を凝らしたイルミネーションを展開する。

 開催は2026年1月12日(月・祝)まで。点灯時間は午後5時30分から9時。期間中の土・日・祝日やクリスマス、年末年始などには「花回廊冬花火」も開催。午後7時から約4分程度、約400発の花火を園内の「花の丘」から打ち上げる。ほかにも、コンサートやステージイベント、ワークショップなどを行う。

 園内を1周する「フラワートレイン」も光の装飾を行い、今春に導入したEVバスタイプの車両を今回初めて彩る。騒音と振動が少ないEVバスで、幻想的な園内をゆっくりと満喫したい。

 また、今年は地元の南部町の竹林整備で生まれた竹を活用した、「竹あかり」が登場する。イルミネーションとは異なる柔らかな明かりで、幻想的な光に包まれる空間が楽しめる。

WILLER TRAVEL、高速バスの予約時 PayPay、楽天ペイ、メルぺイ対応に

2025年11月5日(水)配信

PayPay、楽天ペイ、メルペイのQRコード決済を導入

 WILLER MARKETING(辻本宗男社長、大阪府大阪市)は11月4日(火)、移動予約サイト「WILLER TRAVEL」の高速バス予約で、新たにPayPay、楽天ペイ、メルペイのQRコード決済を導入した。

 利用者は決済手段の選択肢が広がり、学生などクレジットカードを持たない利用者も、コンビニ払いなどの手間がなくなり、日常的に利用している方法で決済が可能。よりスムーズに高速バスの予約を完了できる。

 また、QRコード決済で支払うとWILLERポイントに加えて、各QRコード決済ブランドのポイントも付与できる。

 なお、楽天ペイの取り扱いは11月下旬ごろから開始予定。

旅行会社「メルヘン」(鳥取県・湯梨浜町)など2社、破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)

2025年11月5日(水) 配信

  旅行会社「メルヘン」(湯村大介代表、鳥取県・湯梨浜町、登記面=大阪府大阪市北区)と、関係会社「タケウチ」(同代表、同所)は10月20日(月)、鳥取地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は2社合計で約4億6000万円。

 メルヘンは、1986(昭和61)年2月に設立された旅行会社。団体客によるバスツアー企画のほか、食事の提供や食品の通販も行い、2000年3月期の年間売上高は約10億900万円を計上していた。

 しかし、新型コロナの影響で、旅行需要が低迷し、業績が大幅に悪化した。コロナ禍収束後は、売上は改善傾向にあったが、「借入金の負担が重く、赤字が続いていた」(帝国データバンク)という。

 タケウチは、1975(昭和50)年創業、98(平成10)年9月に法人改組された鮮魚の卸売業者。鮮魚や青果などを地元の旅館に販売していたが、不採算の状態が続くなか、新型コロナの影響で2020年ごろから休眠状態となっていた。

 負債は、メルヘンが約2億8500万円、タケウチが約1億7500万円。