Go Toに東京追加後の経路検索分析 新幹線・飛行機で温泉へ ナビタイム
2020年10月21日(水) 配信
ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)は、Go Toトラベル事業の東京都追加に伴う経路検索の傾向を分析した。調査では、新幹線や飛行機では遠くの都道府県へ、自動車では首都圏近郊への移動が多いことが分かった。また、スポット別では、温泉地が人気を集めた。
同社が提供する各種ナビゲーションサービスの経路検索条件データから、東京都内を出発地として検索されたデータを抽出。目的地として設定されたスポットを交通手段別に都道府県単位で集計した。
今回の調査では、9月最初の週末(9月4~6日)と、東京発着追加後の10月最初の週末(10月2~4日)を比較した。
公共交通では石川県が1位で、増加率は1・57倍だった。Go Toを利用した温泉宿の宿泊が人気で、なかでも多く検索されたのは、和倉温泉、山代温泉、加賀温泉だった。
2位は京都府(1・46倍)、3位長崎県(1・40倍)と、新幹線や飛行機で移動するような、東京から離れた都道府県が人気だった。また、京都では「清水寺」、長崎では「ハウステンボス」など、屋外の観光地が多く検索された。
自動車では福島県や群馬県など、首都圏近郊の都道府県が上位を多く占める結果となった。検索スポットとして最も人気だったのは、「国営ひたち海浜公園」や日光東照宮などを含む「日光エリア」だった。