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GoToトラベル参加の宿54施設を調査 感染拡大防止へ12施設に改善指導 観光庁

2020年8月12日
編集部:馬場遥

2020年8月12日(水) 配信

観光庁

 観光庁は、Go Toトラベル事業参加の宿泊施設新型コロナウイルス感染拡大防止策の実施状況を調査した。この結果、54施設のうち12施設が改善の指導を受けた。「Go Toトラベルを利用される方が遵守すべき事項」の旅行者への周知は、実施が不十分だった施設が7施設と、最も多く指導された。宿泊施設内での掲示や旅行者への紙の配布などで改善をする。

 8月6(木)~7日(金)に、各地方運輸局が施設に出向いて調査した。実施が不十分な点は個別に指導、相談を行った。

 指導内容として、エレベーターの人数制限を行っていない(1施設)、レストランの座席間隔が足りない(1施設)、チェックイン時の密集対策が不十分(1施設)――など。

 旅行者への検温や、3密対策は、大半の施設が確実に実施していた。

 また、「非対面でチェックインができる特別客室を設定する」「使い捨ての綿棒を用意し、エレベーターのボタンに直接触れずボタンを押せるようにする」「大浴場の入浴人数を、客室のテレビで把握できる」――など、各施設が独自の工夫をしていることも分かった。

 観光庁は、「実施が不十分であった点は再度徹底をはかり、工夫例についても周知をしていく」と調査をまとめた。

 8月中に中小規模の宿泊施設等を対象に、第2弾を実施する。今後も必要に応じて調査を行う予定。

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