KNT-CTHD連結第1四半期、万博反動で減収減益 売上高1.1%減の727億円
2026年8月13日(木) 配信

KNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)が8月6日(木)に発表した2027年3月期第1四半期(26年4~6月)の連結決算によると、売上高、経常利益、当期純利益が前年同期比を下回り、減収減益となった。
売上高は前年同期比1.1%減の726億6800万円と減少した。営業利益は同53.3%減の9億2900万円、経常利益は同42.4%減の13億2900万円、当期純利益は同32.4%減の13億1300万円。前年の大阪・関西万博需要の反動や中東情勢の影響に加え、人的投資やシステム経費などの費用面の増加が減少要因となった。
国内旅行は、宿泊費を含む旅行代金の上昇や生活コスト増による消費者の節約志向が続くなか、需要が伸び悩んだ。個人旅行では、クラブツーリズムの添乗員同行ツアーで季節商品やゴールデンウイーク商品の販売に注力し、テーマ性の高い旅行商品の造成を進めた。団体旅行では、近畿日本ツーリストが法人の社員研修や、学生の合宿・遠征などの需要獲得に努めた。教育旅行では、4月に「教育旅行オンラインコンタクトセンター」を新設し、オンラインで全国の学校への均質なサービス提供に取り組んだ。
海外旅行は、円安基調や渡航先の物価上昇、燃油サーチャージの上昇などで旅行代金の高騰が続くなか、コロナ禍以前への回復が徐々に進んでいる。個人旅行では、クラブツーリズムの添乗員同行ツアーで中東情勢の影響を受けた南欧・東地中海方面が伸び悩んだが、北欧・英国など一部のヨーロッパ方面、アジア・オセアニア方面、スポーツ観戦の米国ツアーが好調に推移した。団体旅行では、近畿日本ツーリストが企業イベントや報奨旅行に加え、スポーツイベント関連の受注拡大に努めた。
訪日旅行では、円安の継続や航空座席供給の増加を背景に、韓国・台湾など一部のアジア市場からの訪日客が堅調に推移した。一方、日中関係や中東情勢に伴う航空便の減少などの外部環境の影響により、訪日全体では前年同期を下回って推移した。クラブツーリズムの多言語対応のグローバルWebサイトでは、季節商品の添乗員同行ツアーが人気を博した。
□通期連結業績予想、公表数値を据え置く
通期連結業績予想は、26年5月に公表した予想数値を据え置く。売上高が同8.6%増の2980億円、営業利益が同7.6%増の65億円、経常利益が同7.7%増の73億円、当期純利益が同11.5%減の68億円を見込む。



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