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韓国初のクルーズ会社、3月15日 日本発商品開始

2012年3月1日
編集部
会見するハン・ヒソン会長(右から2番目)
会見するハン・ヒソン会長(右から2番目)

 韓国初のクルーズ会社として2月16日に運航を開始したハーモニークルーズ(ハン・ヒソン会長)は2月20日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区紀尾井町)で会見を開き、日本発商品を3月15日に運航開始することを発表した。

二階俊博衆議院議員を表敬訪問
二階俊博衆議院議員を表敬訪問

 ハン会長は「見るだけの韓流ではなく、体験できる文化商品も盛り込んで、顧客満足の最大化を目指したい」と力を込める。大阪―済州島―仁川3泊4日商品を3月15日、3月29日、4月12日出発の3回運航予定。日本発商品運航開始日となる3月15日出発のコースではK―POP男性グループ「TEEN TOP」の船上公演を行う。

 運航する船「クラブハーモニー」は総トン数2万6千トン、全長174メートル、幅26メートル。383客室を完備し、乗船人数は約1千人。料金は2人1室で1人6万3千円―12万6千円で設定し、仁川からの帰りの飛行機代は別途となる。

 ハーモニークルーズでは、初年度の乗客数を8万人、そのうち韓国人6割、日本人や中国人などで残りの4割と見込む。ただ、日本発商品は100%日本人客を想定し、日本語のできる韓国人乗務員と、日本人乗務員で対応する。ターゲットはシニア世代と30―50代の韓国に興味のある人。ハン会長は「普段からクルーズ船に乗っている層だけでなく、メインは一般の人。家族連れや若い人などに余暇を楽しんでもらいたい」と語る。

JATAを表敬訪問
JATAを表敬訪問

 今後は、5―6月には麗水博覧会をからめた商品も企画し、大阪発商品を7回(日本発着5回、日本発片道2回)運航予定。7―8月には横浜発着で北海道、ロシアのウラジオストックなどへの就航、下期には中国への就航商品も計画中という。また、4月中はチャ・グンソクと少女時代のユナ主演の「愛の雨」の船上撮影を予定し、映画公開時には撮影地ツアーも計画している。

溝畑宏観光庁長官を表敬訪問
溝畑宏観光庁長官を表敬訪問

 会見後には本紙の仲介により、ハーモニークルーズのハン会長、日本マーケティング部のキン・ジンヒョン部長、ハーモニークルーズ・ジャパンのユン・キジュン代表、藤原寛マネージャーの4人が、観光庁の溝畑宏長官、衆議院議員で全国旅行業協会(ANTA)会長の二階俊博氏、日本旅行業協会(JATA)の中村達朗理事長を表敬訪問した。溝畑長官は「観光立国の実現には日韓の交流拡大が重要な課題。震災後の交流回復に向けて、クルーズ船就航が起爆剤になれば」と期待を寄せ、「観光庁もできるサポートをしていきたい」と支援の声をかけた。

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