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100都市の安全情報更新を、新会長にサイトラベル・大畑氏(OTOA)

2010年6月11日
編集部

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA、安達要吉会長、137会員)は6月2日、東京都内で2010年度通常総会を開き、今年度は都市別安全情報の充実にさらに力を入れ、前年度未調査分を加えた100都市の更新を行うことなどを決定した。

 任期満了に伴う役員改選では、サイトラベルサービス代表取締役の大畑貴彦氏を会長に選任。安達会長は、顧問に就任した。

 安達会長は冒頭のあいさつで「今後は、オペレーターの企画力が否応なく商品の品質を決めることになっていく。我われの情報に付加価値をつけ、それを認めてもらえる旅行会社と一緒に商品造成を行い、共に生きていく時代だ」と語った。また、来賓として出席した観光庁の溝畑宏長官は「インバウンドを推進する前提として、アウトバンドを同時に進めることが大切だ。表裏一体だと考えている」とあいさつした。

 昨年度の事業については、都市別安全情報の充実として、93都市の調査・更新を行う予定だったが、52都市に留まったことなどが報告された。研修事業は2地域・4カ国で研修セミナーを実施した。調査・研究事業では、下請法への積極的な取り組みにより、法に抵触するような行為が改善するケースも増えた。速水邦勝専務理事は「1歩進んだ」との見解を示した。

 今年度は、(1)安全にかかわる情報のさらなる充実をはかる(2)「協働」して海外旅行需要の喚起や、各国の観光インフラ整備に努める(3)消費者への「良質な商品・サービスの提供」の観点から、事業者間取引の再検証、グローバルスタンダードの再推進――などを柱に事業を進める。具体的な取り組みとしては、2回目、3年ぶりとなる「OTOA会員の実情に関する調査」を実施する。また、中小企業庁の協力で6月17日に「下請法説明会PartⅡ」を開く。なお、公益法人改革への対応を本格的に進め、来年の総会に移行方針を上程する予定。

 新会長・副会長は次の各氏。

【会長】
大畑貴彦(サイトラベルサービス代表取締役)

【副会長】
ゲライトン・ホルト(THE J TEAM代表取締役)▽立身政廣(アイディツアーズサウスパシフィック代表取締役)

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