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サイバーエージェントら 人型ロボットに関する共同研究事業開始へ

2018年4月18日
編集部:平綿 裕一

 2018年4月18日(水) 配信 

記者会見のようす。中央が石黒教授

 

サイバーエージェントと大阪大学、東急不動産ホールディングスの3者は4月18日(水)、ホテルにおける人型ロボットの共同研究事業について記者会見を開いた。単なる人手不足を補うのではなく、人型ロボットの新たなおもてなしの実現を目指す。多言語対応や客と直接応対できるレベルを、2020年までにカタチにしたい考え。ロボットからの情報による飲食店への誘導など、広告媒体としても展開を狙う。

 人型ロボットの強みは人よりも存在感が薄いことだという。同日の会見で、大阪大学の石黒浩教授は「ホテルの部屋にいても、プライバシーもプライベートも人型ロボットなら守られる。新たなおもてなしや役立つ広告(情報)の提供を人型ロボットが実現できる」と期待感を示した。

 サイバーエージェントと大阪大学石黒浩教授は昨年から、ロボットなどの接客対話の自動化の研究開発などを進めてきた。今回は東急HDがこれに参画。3月19日から東急ステイ高輪(東京都港区)で実験を行った。

 ロボットをエレベーター前と廊下に設置し、宿泊客に対して会話やあいさつを行わせた。アンケート結果では「押しつけがましくない」「楽しかった」など好評だったという。

 今後は人型ロボットの技術開発に本腰を入れる。多言語化やチェックイン時の質問対応や設備の説明、おすすめのレストラン・店舗の広告を打てるようにしていく。サイバーエージェントはロボットとIoTを活用したこの広告事業を、新たなビジネスモデルとして構築していく考えだ。

 石黒教授は「ホテルの中でロボットから情報を提供し、客と会話をして広告を打つなど、まだ実現されていない。まったく新しいチャレンジだ。3者が協力して初めての実現例を目指す」と意気込みを語った。

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