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全国初、子育て世代受け入れの観光地づくりを開始

2017年11月9日
編集部:平綿 裕一

2017年11月9日(木) 配信 

物部川DMO協議会はこのほど、ミキハウス子育て総研と共に、高知県物部川地域(南国市、香南市、香美市の3市で構成される地域、「ものべがわエリア」)で、子育て家族層向け観光地づくりを一体となって推進していくことで合意した。

それぞれのロゴマーク

 

 今回、ものべがわエリアはミキハウス子育て総研から、「ウェルカムファミリーの観光地」の認定も受けた。ものべがわエリアの約10団体の観光施設などが、同総研の定める基準をクリア。「観光地」を認定し、地域と一体となって子育て世代受け入れのための本格的な観光地づくりを進めていくのは全国初の取り組みだ。引き続き、エリア内の観光施設に加え、飲食店や医療分野、公共施設などの、新たな認定を増やし、子育て家族層の受入態勢を整えた観光地づくりを強化していく。

物部川地域の概要

これまでの背景と、展望

 物部川地域では、2015年10月に四国銀行や地域経済活性化支援機構などが出資する高知県観光活性化ファンドが設立され、パイロット地域とした観光まちづくりを推進してきた。物部川DMO協議会は、16年6月に地域内の24の会員からなる任意団体として発足。16年9月に設立された、ものべみらいとともに、子育て家族層をターゲットとした観光地づくりに力を入れてきた。

 ミキハウス総研は、16年11月に高知県との間で「高知県の地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」を締結。移住促進と、観光振興、少子化対策の3分野で、同県の産業振興をはかってきた。今回の取り組みを全国他地域に発信しうる先進モデルとして位置付け、今後も地方創生に関する施策を強化していく予定だ。

 同エリアでは物部川DMO会員らの行政や、民間事業者などが手を組み、観光による受入態勢づくりを担ってきたなか、認定事業へと至った。今回の認定で、「当エリアの観光施設と受入態勢の構築」「子育てママ向けのサービス意識の向上」「家族で安心して楽しい思い出をつくることができる上質な観光客受入集団」であることのブランディングなどに注力し、観光消費額の増大も目指していく。

子育て層の受入態勢を整える(画像はイメージ)

 

ウェルカムファミリーの観光地認定施設

・オフィシャルパートナー

施設名:西島園芸団地(分野:観光、地域:南国市)

施設名:のいち動物公園(分野:観光、地域:香南市)

施設名:創造広場「アクトランド」(分野:観光、地域:香南市)

施設名:道の駅やす/ヤ・シィパーク(分野:観光、地域:香南市)

施設名:ザ・シックスダイアリーかほくホテルアンドリゾート周辺施設群(分野:観光、地域:香美市)

・ウェルカムサポーター

施設名:龍河洞(分野:観光、地域:香美市)

施設名:秦山公園(分野:公共、地域:香美市)

施設名:空港緑の広場トリム広場(分野:公共、地域:南国市)

施設名:道の駅南国風良里(分野:観光、地域:南国市)

施設名:大釜荘(分野:観光、地域:香南市)

施設名:ほっと平山(分野:観光、地域:香美市)

認定基準

エリア認定:観光で訪れる子育てファミリーを受け入れる中核施設となるオフィシャルパートナー事業者群5施設以上と、ウェルカムサポーター事業者群で構成することが必要。

オフィシャルパートナー:ミキハウス総研が定める認定基準20項目中、16項目以上を充足した施設を認定士が認定。

ウェルカムサポーター:ミキハウス総研が定める簡易認定基準5項目中、2項目以上充足した施設を当協議会職員が認証する。

 

ミキハウス総研概要

商号: ミキハウス子育て総研株式会社

代表者: 代表取締役社長 藤田 洋

所在地: 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地2-6-12 小学館ビル4階

設立: 2000年10月2日

資本金 : 2億8500万円

事業内容: 子育てファミリー向けフリーマガジン「Happy-Note」発行、認定事業、教育事業

物部川DMO概要

団体名: 物部川DMO協議会

代表者: 会長 岩村 大志(西島園芸団地 専務取締役CEO)

役員(副会長):山本 弘志(南国市観光協会副会長)、丸岡 克典(香南市観光協会会長)、依光 陽一郎(香美市観光協会 会長)、古川 陽一郎(ものべみらい社長)

会員: 正会員24団体(うち、観光施設事業者4団体、観光関連一般事業者7団体、教育機関4団体、各市観光協会、各市商工会、各市)、協力会員1団体、連携団体(高知県産業振興推進部、高知県観光振興部地域観光課)

所在地: 〒783-0004 高知県南国市大そね甲1705-5 桜ビル2階(事務局)

設立: 2016年6月30日

事業内容: 高知県物部川地域の観光マーケティングや、観光まちづくりの戦略立案、地域観光情報の収集・発信など。

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