西九州を長期滞在エリアに 一社「肥前」設立 長崎・佐賀の12市町とHTB
2026年9月24日(木) 配信
髙村社長、江﨑理事長、宮島市長.jpg)
長崎県と佐賀県の12市町で構成する「西九州させぼ広域都市圏協議会」(会長=宮島大典・佐世保市長)と、「ハウステンボス」(HTB、髙村耕太郎社長)はこのほど、⻑崎県の県北および佐賀県の北⻄部にまたがるエリアで、広域連携による⻑期滞在型観光を推進する⼀般社団法⼈「肥前」を設⽴した。
同エリアは、自然や温泉、豊かな食、焼き物文化など、観光資源は豊富だが、2025年の延べ宿泊数は540万人泊とコロナ禍前を下回り、半数以上(52・4%)が1泊。インバウンド比率も7・1%と九州全体の平均(27・5%)を大きく下回っている。
「肥前」は、自治体の境界線に関係なく広域観光連携を推進し、同エリアを長期滞在型エリアへと成長させることで、観光消費の拡大、関係人口の創出、地域経済の発展及び地域資源保全の実現を目指す。
9月17日(木)に佐世保市の⼸張の丘ホテルで開かれた設立発表会で、「肥前」理事長に就任した江﨑信友氏(九州博報堂顧問)は「『肥前』の名には、県や市町の境界を超え、一つの大きな西九州エリアとして地域と共に挑む覚悟と、この地が歩んできた豊かな歴史文化への深い敬意が込められている。訪れた人に、また戻ってきたい、と思ってもらえる地域づくりに邁進したい」と抱負を述べた。
また、佐世保市の宮島市長は「単なる観光の通過点ではなく、心に残る滞在拠点としてのブランドを確立することで、地域資源の保全にもつなげたい」とあいさつ。HTBの髙村社長は「肥前全体の魅力を編集し、国内外の人に届けていきたい」と語った。
今年度は、準備フェーズとして食材・食文化を学ぶ人材育成や人材交流、食を軸とした情報発信事業に着手。来年度以降、本格始動する。







