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夏の屋外レジャーで42%が熱中症を経験 大正製薬が調査

2026年7月7日
編集部:飯塚 小牧

2026年7月7日(火) 配信

 大正製薬はこのほど、直近5年以内に夏季の屋外レジャーに出かけたことのある全国の20~60代の男女を対象に「夏の屋外レジャーにおける熱中症・事故対策に関する調査」を実施した。これによると、屋外レジャー中に自身や同行者が熱中症のような経験があると回答した人は全体の42%となった。

 調査では、夏の屋外レジャー中に熱中症のような症状を経験した、または同行者にみられたかという問いに対し、「熱中症のような症状を自分が経験したことがある」(22%)、「同行者に熱中症のような症状が出たことがある」(10%)、「自分も同行者も経験したことがある」(10%)との回答があり、全体の42%を占めた。

 熱中症対策として持参するものを聞くと、最も多かったのは「水・お茶」、次いで「スポーツドリンク」、「帽子」、「日焼け止め」、「タオル」の順となり、予防の観点で備えが効果的と思われる「経口補水液」や「アイスラリー・凍らせた飲料」は伸び悩んだ。

 熱中症対策として意識していることは、「こまめに水分補給をする」が最多となった。以下、「帽子や日傘で直射日光を避ける」「のどが渇く前に飲む」「日陰や涼しい場所で休憩する」が続く。

 これに対し同社は、「水分補給や日差し対策は浸透している一方、出掛ける前の体調管理や、無理をしない判断については、十分に意識されていない実態がうかがえる」とコメント。夏のレジャー前に正しい知識や備えについて、熱中症や救急医療に詳しい帝京大学医学部救急医学講座客員教授の医師・三宅康史氏の解説を紹介した。

 三宅氏は、熱中症は単に「暑さで具合が悪くなるものではない」とし、十分な睡眠が取れていない人や朝食を抜いている人はリスクが高まると指摘した。朝食を食べる時間がない、食欲がない場合にはゼリー飲料の活用をすすめる。あらかじめ行動ルールとして「頭痛がしたら休む」「吐き気があればすぐ移動する」「一定時間ごとに水分補給をする」などを決めて共有することも重要とした。また、子供は夢中になると暑さや体調不良に気づきにくいため、大人が意識的に休憩や水分補給を促すことが必要と説いた。

 水だけでは体内の電解質バランスが崩れてかえって体調不良につながることもあることから、ナトリウムやカリウム、また糖分も意識して摂取してほしい欲しいと訴える。「長時間の屋外レジャーや発汗量が多い場面では、スポーツドリンク、ゼリー飲料、経口補水液を必ず持参して、状況に応じて飲むようにしましょう」(三宅氏)。

 さらに、帰宅後の「時間差熱中症」にも注意が必要と呼び掛ける。「頭痛や吐き気、倦怠感、発熱、食欲低下、ぼんやりする、強い眠気などが見られることがある。レジャー後の入浴や飲酒による脱水が誘因となって起こることもある」と警鐘を鳴らしたうえで、「夏のレジャーを安心して楽しむためにも、出発前の準備、活動中のこまめな確認、帰宅後の体調チェックまでを一連の対策として意識しましょう」と注意した。

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