八雲パッケージ販売開始、人気「ラフカディオ珈琲」、中村茶舗
2025年10月21日(火) 配信

創業1884(明治17)年の老舗茶舗「中村茶舗」(中村寿男社長、島根県松江市)は9月11日から、同社の人気ドリップバッグコーヒー「ラフカディオ珈琲」に、小泉八雲にまつわるエピソードと怪談を収録した「文庫型パッケージ」の新バージョンをラインナップした。
「八雲を身近に感じる珈琲」をコンセプトに企画し、収録の怪談が異なる「母の幻影」「つながり」「耳で聞く」と名付けた3種類を揃えた。母の幻影には「飴を買う女」、つながりには「持田の浦の話」、耳で聞くには「小豆とぎ橋」をそれぞれ収録。コーヒーも通常版とは異なるブレンドをそれぞれに採用している。
1つ(1冊)30㌘(10㌘×3)入りで1100円。 3冊セット版は専用ケース入りで3564円。
ラフカディオ珈琲は1988年に誕生した同社のオリジナル商品。八雲の曾孫である小泉凡氏らに相談しながら、地元のコーヒー店オーナーと試行錯誤を重ねて完成したものという。
同社はこれまで、ギリシアやアイルランドなど八雲ゆかりの地での国際シンポジウムに参加するなど、国際交流にも積極的に取り組んできた。そうした活動で得た八雲の「オープン・マインド」の精神が、今回の新商品のコンセプトになっている。




