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鉄道応援の「テツふる」、日本鉄道賞「特別賞」を受賞(旅行読売出版社など)

2025年9月16日
編集部:長谷川 貴人

2025年9月16日(火) 配信

地方鉄道と沿線自治体の支援への特化などが評価

 旅行読売出版社(長谷川由紀社長)が中心となって取り組んでいる鉄道のあるまち応援プロジェクト「テツふる」が、第24回日本鉄道賞で日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞を受賞した。

 日本鉄道賞は、「鉄道の日」創設の趣旨である鉄道に対する国民の理解と関心を高める優れた取り組みを表彰するもの。日本鉄道賞表彰選考委員会によって、全応募案件32件を各委員が評価・議論のうえ、「日本鉄道大賞」および「日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞」が選定された。

 「テツふる」は、現地消費型ふるさと納税を活用して日本各地の「鉄道があるまち」への訪問と、現地にある店舗などでの購買を通して、沿線地域の活性化を目指すプロジェクトの総称。専用サイトから「テツふる」に参加している自治体にふるさと納税すると、寄付額の30%相当のデジタル商品券が返礼品として即時発行される。デジタル商品券はその自治体にある加盟店で1円単位から利用でき、鉄道グッズや特産品、特別な鉄道体験の購入に充てられる。

 同取り組みは、旅行読売出版社をはじめ、読売新聞大阪本社やTOPPAN、TOPPANデジタル、エスツー、DGフィナンシャルテクノロジーの6社が連携して運用している。

 選考委員からは、疲弊する地方鉄道と沿線自治体の支援という喫緊の課題に特化していること。加えて、初期費用やランニングコストが不要で小規模からの導入も可能なことなどから、自治体や鉄道会社、地元店舗、利用者にとって、「四方よし」の関係を作っていることが高く評価された。

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