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誰もが気兼ねなく入浴できる環境を 共立メンテ、大きいサイズの入浴着の提供開始

2025年8月17日
編集部:飯塚 小牧

2025年8月17日(日) 配信

 共立メンテナンス(中村幸治社長、東京都千代田区)はこのほど、大きいサイズの「オリジナル専用入浴着」の提供を新たに始めた。これまでも手術跡や治療痕など、肌の露出に不安を感じる人へオリジナル専用入浴着を無料提供してきたが、より多くの人が気兼ねなく入浴できる環境づくりをはかる。

 大きいサイズの入浴着は全国の「ドーミーイン」「共立リゾート」全140施設で無料提供する。各ホテルでは、「専用入浴着ご利用歓迎」のポスターを掲出し、周りの人への理解促進につながる啓蒙活動を行い、より利用しやすいよう努めている。

 入浴着に関しては基本、利用客が持参するよう案内もしているが、より多く人に入浴着の存在を知ってほしいと、各ホテルのフロントに使い捨てのワンピースタイプの専用入浴着を用意し、希望者には無料で提供している。

 同社では、2023年3月から乳がんなどの手術痕がある利用客に向け、女性の大浴場で既製品の入浴着を無料で提供する取り組みを開始。その後、男性客からの「背中の手術痕から大浴場利用をためらっていた」という声を受け、体型や性別に関係なく対応できるオリジナル入浴着をメーカーと共同開発して制作した。

 専用入浴着は、伸縮性がある素材で着脱しやすく、水中でも浮きにくい設計に加え、体のラインを目立たせず、気になる手術痕をカバーできる工夫が施されているという。

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