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持続的な観光と双方向の交流発展を 鳥取県で日台観光サミット開く

2025年6月2日
編集部:飯塚 小牧

2025年6月2日(月) 配信

歓迎晩餐会のようす

 日台観光推進協議会(菰田正信会長、事務局=日本観光振興協会、日本旅行業協会)と台日観光推進協議会(簡余晏会長、事務局=台湾観光協会)は5月29(木)~6月1日(日)まで、鳥取県のANAクラウンプラザホテル米子などで「2025日台観光サミットin鳥取」を開いた。サミットには日台計約200人が参加し、「日台観光新章:交流の深化」について議論を実施。持続可能な観光と双方向の交流の発展に向け、「鳥取宣言」に合意した。

 日台観光サミットは日本と台湾の観光業界のトップが集い、相互交流の拡大を目標に、2008年から実施している会議。第1回目を台湾で実施して以来、日本と台湾で交互に開催されている。

 両者は鳥取宣言内で、「日台双方は『持続可能』を重要な指標とし、観光分野において未来志向で新時代に相応しい交流を継続的に推進するため、知恵と力を結集し、健全かつバランスの取れた交流を促進することで一致した」と発表。

 具体的な施策として、地方独自の文化や自然、食を旅行商品に取り込み、伝統・文化体験を通じてその魅力に触れることにより、地方誘客の促進と環境保全・経済発展を両立させ、サスティナブルツーリズムを推進していく。

 修学旅行を含め若者の相互交流は、スポーツ・文化の交流にサブカルチャーを加えたソフトコンテンツを活用するとした。また交流の飛躍のため、双方の政府や民間の観光部門が協力を継続する。

 サミットでは歓迎晩餐会や交流会、エクスカーションも実施。参加者は水木しげるロードや大山まきばみるくの里、鳥取県立美術館、鳥取砂丘などを視察した。

 なお、次回は2026年に台湾の高雄(びょうりつ)県で開かれる予定。

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