長野県旅館ホテル組合会青年部会、新部会長に河野克幸氏 会員に実りある活動を展開
2025年5月21日(水) 配信

長野県旅館ホテル組合会青年部会(小林篤史部会長、51会員)は5月19日(月)、ホテルメトロポリタン長野(長野県長野市)で、2025年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、河野克幸氏(やすらぎの宿 白樺、野沢温泉)が新部会長に就任した。新体制のテーマは「シンプルで、実りある青年部活動」。
河野新部会長は「事業継承や人手不足による外国人人材の採用、訪日客の急増など複雑な課題を抱えている。今こそ、青年部のつながりと行動力で解決をはかるときだ」と、さらなる結束を呼び掛けた。
テーマに掲げたシンプルについて、「不用なものを手放し、本質に向き合い、決断をすること」と説明。「私たち経営者は日々の事業で何を選び、捨てるか問われる。これに対応する質の高い学びを得ることができる場を築いていきたい。そして、地域の未来も切り拓けるよう、事業を進めていく」と意気込みを述べた。
今年度は、理事会とセミナーを同時に開催し、地域の魅力を再発見しながら、実務的な学びと交流を促進する。会員に全旅連青年部への積極的な参加を促し、視野拡大をはかる。協定商社との情報共有も強化する。
小林直前部会長は「昨年、青年部の資格年齢を45歳から50歳に引き上げた。今年は定年で退会する会員はおらず、新たに6人が入会したため、会員数を増やすことができた」と振り返った。
また、「河野新部会長はアウトドアの事業も展開しているほか、国際経験も豊富。長野県に新しい風が吹こうとしている」と期待を込めた。「来賓や全旅連青年部、協定商社の皆様も引き続き、サポートしてほしい」と呼び掛けた。
来賓の全旅連青年部の塚島英太部長は「日々の商いで抱えるさまざまな悩みを青年部の活動で相談してほしい。得たアドバイスを経営に生かし、観光業が日本の基幹産業となるよう、協力してほしい」と話した。
当日は協定商社の紹介や懇親会も開かれた。