沖縄県の離島で初の「旅先納税®」開始 竹富町が「りっかりっか旅ギフト」を発行
2025年5月12日(月) 配信

沖縄県・竹富町(前泊正人町長)はこのほど、ギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用。4月18日(金)から、ふるさと納税の一種である「旅先納税®」を沖縄県の離島で初めて導入し、返礼品として地域電子商品券「りっかりっか旅ギフト」の発行を開始した。
竹富町は沖縄本島の南西に位置し、東西約42キロ、南北約40キロの広範囲に竹富島や小浜島、西表島など9つの有人島と7つの無人島を有す島しょの町。西表島の自然は世界遺産に登録されており、亜熱帯のジャングルでエコツアーなどが楽しめるほか、西表石垣国立公園は星空保護区にも認定されており、満天の星空も広がる。
同町は世界遺産に登録された自然などを多くの人に体験してもらう機会を創出するとともに、町の持続的な発展につなげようと「旅先納税®」の導入を決定。今回の寄附金は「島々の自然と文化の継承」や「島人と来訪者の安全を確保」、「島々の持続的な発展を推進する事業」などに活用していく。
「りっかりっか旅ギフト」は、「さあ!行こうよ」という沖縄県の誘い言葉である「りっかりっか」から命名。5000円から50万円までの寄附額に応じて、1500円から15万円まで全7券種の「りっかりっか旅ギフト」が返礼品として贈られる。受け取りや利用にアプリは不要で、1円単位で利用可能。店舗側の処理も簡易なほか、読み取りと同時に消込処理が行われるため、不正利用を防ぐことができ、安心して導入できるという。
現在は町内の飲食店や観光施設など、加盟店33店舗で精算時に利用が可能だ。