小諸市動物園、開園100周年に向け大規模改修 2026年春リニューアルオープンへ
2025年6月6日(金) 配信

長野県小諸市の「小諸市動物園」(小泉俊博園長)は2026年春、リニューアルオープンする。1926(大正15)年に開園した同園は、開園100周年に向け、動物福祉と来園者体験の向上を目指し、大規模な施設整備とサービス刷新を行う。工事に伴い、すでに6月1日から全面休園しているが、日曜日のみ開園する。休園は26年3月末まで。
今回は、老朽化した動物舎やトイレ、来園者用設備の全面改修を実施。新たにプレーリードッグ、アルパカ、チンチラを迎え飼育エリアも整備する予定という。
また、デジタル技術も取り入れ、人気のフンボルトペンギンとムササビのようすをYouTubeで24時間ライブ配信していく。来園が難しくても動物たちを楽しめるほか、夜行性のムササビによる夜間の活動は、ライブ映像だからこそ観察できる貴重なものとなりそうだ。
なお、同園は26年3月31日までクラウドファンディングで、工事費用に関わる寄付を受け付けている。ふるさと納税型のプロジェクトで「小諸市動物園第2期整備で動物たちに快適な住環境を」と題し、募集している。目標金額は1000万円。