第25回料理コンテストを開催 日本ハウス・ホテル&リゾート 最優秀賞は藤原蓮氏(ホテル森の風立山)に
2025年2月25日(火) 配信

日本ハウス・ホテル&リゾート(山栄共靖社長、東京都千代田区)は2025年2月20日(木)、ホテル東日本宇都宮(栃木県宇都宮市)で「第25回料理コンテスト」を開き、最優秀賞には藤原蓮氏(ホテル森の風立山)の「海鮮ちらし寿司ご飯 ガトー仕立て鯛の清ましスープを添えて」が選ばれた。
年に1度開いている社内コンテストで、従来はSDGsやベジタリアンなどのテーマを設けてきたが、今回は原価600円という条件だけを課し、「お客さまが喜ぶことを徹底的に楽しもう」(相澤敬一常務取締役グループ総料理長)と取り組んだ。35人が挑んだ予選を経て選ばれた、藤原氏、中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)、高砂勇人氏(ホテル四季の館那須)、鈴木悠大氏(ホテル東日本宇都宮)の4人が創作料理を披露した。

本紙を含む4人がそれぞれの料理を、見栄えや味、アイデアなど、5つの観点から審査した。藤原氏は女性をターゲットに、味はもちろん目で見て楽しんでもらえるよう、海鮮ちらしずしをフレンチの盛り付け方であるガトー仕立てで創作。味覚に変化をつけるため大葉のソースも添え、口直しには魚の骨でとったスープをつけた。審査員の評価が高かったアイデアの発芽は、旅行先で食べた料理。「(このカタチを)和食でやったらどうなるだろう」(藤原氏)と考え、創作した。
山栄共靖社長は「(取り組みが)自分の目標を定められるスタート地点になれば」と、参加者の今後に期待を込めた。同社はサービス面でのコンテストも計画中で、さらなる顧客満足度向上に取り組む。