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「台湾で安心して旅行を楽しんで」(周永暉長官) 24年は訪台日本旅行市場を「完全回復の年」に

2024年4月12日
編集部:増田 剛

2024年4月12日(金) 配信

周永暉台湾観光庁長官

 台湾観光庁・台湾観光協会東京事務所(鄭憶萍所長)は4月11日(木)、東京都内で台湾観光庁の周永暉(シュウ・エイキ)長官(交通部観光署・署長)と、台湾観光協会の葉菊蘭(ヨウ・キクラン)会長率いる台湾観光代表団約50人の来日に伴い、旅行業界に向けた観光アップデートセミナー・商談会を開いた。

 周長官は冒頭、4月3日に台湾東部沖で発生した地震について、「日本の皆様にはたくさんの慰問と支援をいただき、感謝申し上げます」と謝意を述べた。

 地震発生からわずか1日で鉄道が復旧し、花蓮と宜蘭を結ぶ道路の蘇花公路にある下清水橋の修復も3日で完了。中横公路は7日で代替路を整備したと報告。

 そのうえで、周長官は「迅速な対応と強靭な回復力を世界に示した台湾は、安心して旅行を楽しんでいただける準備は万端です。日本の旅行者が台湾を訪れることを心より歓迎します」と力を込めた。

台湾観光協会の葉菊蘭会長

 葉会長は「最良の友人として、台湾への愛とご支援を(台湾を旅行するという)行動に移していただけることを、日本の皆様に期待しています」と語った。

 同セミナーは、「多角的な誘致と新時代への観光政策」をテーマに、2024年を「訪台日本旅行市場の完全リカバリーの年にする」ことを目指し、多目的な訪台旅行市場に向けた多様な誘致プロモーションの取り組みを発表した。

 23年の外国人訪台旅行者数は延べ648万6951人と、600万人の目標を達成した。一方で、日本からの台湾渡航者数は前年比約10・6倍の92万8235人と右肩上がりでの回復傾向にあるものの、訪台日本旅客はコロナ禍前の19年比の約43%に留まっている。

 台湾観光庁は、国内にシフトした市場の奪還と、新旅客市場の拡充を目指し、旅行会社に向けては、台北以遠を組み合わせた旅行新商品企画の造成や、グループ旅行の促進、コロナ禍で国内シフトした教育旅行の台湾への誘致、報奨旅行奨励やクルーズ船など、各種誘致プランを策定した。

 個人旅行者には、昨年から実施している5000台湾㌦(約2万円)の消費券や宿泊クーポンが当たる「台湾ラッキーランド」の継続や、台湾系航空会社4社とタッグを組んで「パスポート申請・更新で台湾へGO!」キャンペーンを4月1日からスタートした。

台湾と日本の観光交流促進を誓い、参加者全員でガッツポーズ

 セミナーでは、台湾と日本の観光交流のさらなる促進へ力を合わせていこうと、参加者全員がガッツポーズをして締めくくった。

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