No.410 (株)全旅中間社長インタビュー、守りから攻めへ 大型投資に着手
(株)全旅中間社長インタビュー
守りから攻めへ 大型投資に着手
6月23日、株式会社全旅の代表取締役社長に中間幹夫氏(鹿児島県・アローツーリスト)が就任した。中間社長はこれまでの精算業務に加え、新たに営業本部を設立し、「攻める㈱全旅」に向けた大きな変革に挑む。来春3月17日には第11回国内観光活性化フォーラム、翌18日には第2回地旅博の開催も決まった。今後の㈱全旅の体制や着地型観光への考え方、来春のフォーラムについて聞いた。
【聞き手=増田 剛編集長、構成=丁田 徹也、松本 彩】
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――現在の観光をどのように認識されていますか。
訪日観光が全盛期で、ゴールデンルートを中心にホテルもバスも価格が高騰している。訪日観光の増加にともない、国内観光も予約が押さえづらい状況だ。
インバウンド特需の流れで国内旅行が活性化するという意見もあるが、我われ旅行会社からすれば、訪日観光客の増加が国内旅行の活性化に直結しているとはまだ実感できていないし、とくに地方の景気も改善していない。最近になって、ようやく国の観光政策が地方へとシフトしてきたので、我われもこの流れに乗り、インバウンドの活用を含め、国内旅行を活性化しなければならない。…
※ 詳細は本紙1598号または9月7日以降日経テレコン21でお読みいただけます。