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津田令子の「味のある街」「びわのしずく」――ピース製菓(千葉県館山市)

2023年3月13日(月) 配信

ピース製菓「びわのしずく」5個入り1箱837円▽千葉県館山市北条1866▽☎0470(22)0699。

 東京都心からわずか90分で海と山の両方のリゾートを満喫できる千葉県館山市。東京ではまだまだ寒い時期に訪ねてみると、既に菜の花や、梅など冬から春への花があちらこちらで見ごろを迎えていた。寒さしらずのハウスの中での、イチゴ狩りは、既に暑さを感じるほどだ。大粒で甘みも強くお土産にも買ってきた。    

 

 今回は館山銘菓の1つ、種をとりのぞいた枇杷の果実をまるごと使い、ひと口サイズのゼリーに仕上げたピース製菓の「びわのしずく」を紹介しよう。

 

 はじけるようなみずみずしさと、枇杷の甘酸っぱい風味が口いっぱいに広がり、1つ、2つつとあっという間に平らげてしまう。ゼリーにも枇杷エキスをたっぷり使用したこだわりようだ。常温保存可能なのでお土産や持ち運びにも便利。家に帰って冷蔵庫で冷やして食べるとさらにうまみが増したように感じる。店主によると、「枇杷のみずみずしさを、季節を問わずいつでも気軽に味わっていただきたい」という思いから生まれた商品だという。

 

 店の創業は1948(昭和23)年。「房州の季節と歴史を御菓子にこめて、郷土の香りを全国へ」との思いを今も受け継いでいる。1994年には第22回全国菓子大博覧会菓子博栄誉賞受賞を皮切りに、翌年には全国商工会議所会頭努力賞、2002年には全国菓子大博覧会菓子博栄誉大賞受賞、翌03年には第54回全国植樹祭の折に、天皇皇后両陛下にお買い上げ賜ると記されている。

 

 「平和な世界になるように」の願いを込めてピース製菓と名付けて以来75年余り、地元に根ざし、買っていただいた方々が笑顔になれるような菓子作りに専念してきたという思いと手作りならではのぬくもりを感じながら、爽やかなお菓子を味わっていただきたい。店は館山駅東口交差点を右折して徒歩3分ほどの場所にあるので帰途に就く前に立ち寄っていただければ。

 

 今、枇杷から生まれた館山の銘菓「びわのしずく」を個包装から取り出し、再び味わっている。口に入れた途端、風光明媚で心に響く館山の風景が甦ってきた。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

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