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3年ぶりに「八戸えんぶり」開催 豊作と春を呼び込む郷土芸能 2月17日(金)から4日間

2023年2月14日
営業部:鈴木 克範

2023年2月14日(火)配信

一斉摺り

 青森県八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能「八戸えんぶり」が、3年ぶりに開かれる。会期は2023年2月17日(金)~20日(月)までの4日間。およそ30のえんぶり組が1日を通して八戸市中心街や市内各所でえんぶりを披露する。

 えんぶりは苗作りから、田植え、草取り、稲刈りを経て、米俵を大地主の旦那に収めるまでの一連の流れを表現したもので、豊作を祈願する「田植踊」の伝統芸能だ。一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振って舞う「摺(す)り」。「田んぼの上をならすように摺る」ことに由来する力強い動きで、冬の間眠っている田の神を揺さぶり起こす。

 口伝で継承されてきたえんぶりは、組によって各所に特色がある。烏帽子の絵柄や摺りの動き、唄や口上などの違いが各組の個性となるなか、個々の組や舞手のファンいるという。

 期間中は、市内の長者山新羅神社で行う「奉納摺り」(2月17日)や、中心街で30以上の組が一堂に行う「一斉摺り」(2月17日)などが見られる。国の登録有形文化財・更上閣(こうじょうかく)の庭で披露される「お庭えんぶり」(2月17~20日、要予約、有料)は、甘酒と八戸せんべい汁を味わいながらの少しぜいたくな観覧だ。

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