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22年第2次補正予算、観光は2555億円計上 「再生・高付加価値化」を複数年度で支援

2022年11月9日
編集部:馬場遥

2022年11月9日(水) 配信 

国交省は22年度第2次補正予算案で、観光関係に2555億円を計上したと発表した

 国土交通省は11月8日(火)、閣議決定した2022年度第2次補正予算案の概要を発表した。国交省関係の総額2兆216億円のうち、観光関係では「円安を活かした地域の『稼ぐ力』の回復・強化」に2555億円を計上した。

 

地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化

 コロナ禍からの需要回復と地域活性化を目指し、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」事業へ1000億円を充当した。さらに、複数年度の事業に対応できるように国庫債務負担行為で500億円を計上し、あわせて1500億円を予算に組み込んだ。

 同事業は、20年度第3次補正予算の「既存の観光拠点再生・高付加価値化推進事業」と、21年度経済対策関係予算の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の後継事業という位置付け。

 面的な観光地・観光産業の再生・高付加価値化を進めるために、宿泊施設や観光施設などの改修、廃屋の撤去、DX化などの取り組みの支援を行う。また、複数年度に渡る取り組みにも計画的・継続的に支援できるよう国庫債務負担行為を用いて制度を拡充した。

 国庫債務負担行為は、国が金銭給付を内容とする債務を、原則5年以内で次年度以降にも効力を継続できるもの。

 

インバウンドの本格的な回復に向けた集中的な取組等

 このほか、「インバウンドの本格的な回復に向けた集中的な取組等」に163億6400万円を充てた。インバウンドのV字回復をはかるため、文化や自然、食、スポーツなどの分野で特別な体験や期間限定の創出を支援し、全世界へ発信する。観光庁では、観光回復の起爆剤となるような取り組みを集中的に実施する考え。

 

インバウンドの地方誘客・消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業

 「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」では、観光事業者が連携して地域に根差した観光資源を磨き上げる取り組みを支援するとして、93億5000万円を計上した。

 

訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業

 ストレスフリーで快適な旅行を満喫できる環境や、災害などの非常時における安全・安心な旅行環境の整備に加え、宿泊施設・観光施設などのサステナビリティの向上に関する取り組みを支援する事業へ、25億8140万円を計上した。この「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」では、空港・クルーズ船の受入環境整備や、航空・空港関係の人材確保に向けた対策を推進する。

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