クラツー、よしもと芸人らも参加の「テーマ旅フェスタ」 初のオンライン開催へ

2020年12月3日(木) 配信

よしもと芸人・房野史典さん(ブロードキャスト‼)は戦国時代の「歴史」について語る

 クラブツーリズム(CT、酒井博社長、東京都新宿区)は12月19、20日、テーマ旅行をより楽しむための講座を複数用意した「テーマ旅フェスタ」を行う。初のオンライン開催となる今回は、吉本興業所属芸人による歴史講座など、それぞれの趣味の知識を深めることのできる40講座を開講する。

 よしもと芸人・房野史典さん(ブロードキャスト‼)の講座「超現代語訳 戦国時代」(12月19日開講)は、歴史上の重大事件を分かりやすい言葉で説明する。歴史が好きな人はもちろん、これまであまり興味がなかった人も楽しく聴ける60分に仕上げる。

 このほか、哲夫さん(笑い飯)による「おもしろ仏教講座」(12月20日開講)や、お座敷列車からの生中継を交えながら鉄道旅の魅力を語る講座(12月19日開講)、写真、登山など、内容は多岐にわたる。

 参加費は、講座によって無料~2500円。すべて事前予約が必要となる。

日本旅行、22年度新卒採用見送り 抜本的構造改革を目指す

2020年12月3日(木) 配信

日本旅行は、2022年度新卒採用を見送ると発表した

 日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)は12月2日(水)、2022年度入社の新卒採用を見送ると発表した。これに伴い、インターンシップも中止する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい経営環境を踏まえ、経営体質の転換を早期実現するために、「抜本的構造改革」に取り組む意向を示し、今回の判断に至った。

 今後の採用情報については、日本旅行ホームページなどで知らせる。

〈観光最前線〉和歌山でパンダの赤ちゃん誕生

2020年12月3日(木) 配信

12月2日現在の姿 白と黒のパンダ模様が出始めている

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」に「いい夫婦の日」である11月22日、ジャイアントパンダのメスの赤ちゃんが誕生した。同施設でのパンダ誕生は17頭目で、2018年8月に生まれた「彩浜(さいひん)」以来、約2年ぶりとなる。

 同施設で2000年に生まれたメスの「良浜(らうひん)」と中国生まれのオス「永明(えいめい)」の間に生まれた子供で、出生時の体重は157グラム、全長は20・5㌢。母子ともに健康状態は良好という。永明は28歳と、人間ならば80歳を超える高齢で、飼育下で自然繁殖に成功した世界最高齢のオスのパンダという自身の記録を更新した。

 同施設では現在、今回生まれた赤ちゃんを含め、7頭のジャイアントパンダが暮らしている。

【塩野 俊誉】

琴平バス オンラインバスが好調 参加者が1千人を突破

2020年12月3日(木) 配信

楠木泰二朗社長(コトバスグループCEO)

 香川県・琴平町に本社を置く琴平バス(コトバスセールス&ツアーズ、楠木泰二朗社長)が実施する「オンラインバスツアー」が、5月15日の開始からこの11月中旬で、参加者1千人を突破した。コロナ禍で貸切バス利用が大幅に減少するなか、「お客様と会える場所を作り、リアルにつなげたい」との想いからオンラインバスツアーを企画した。「1千人達成は定員15人の積み重ね」と話す楠木社長に、この半年間の状況と今後の展開などを聞いた。

【九州支局・有島 誠】

 オンラインバスツアーは、自宅に居ながら仮想バスでZoomを活用した観光スポット巡りができる「新しい旅のカタチ」で、参加者は全国だけでなく、海外からも一緒に楽しめるのが特徴。

 車窓の風景動画を見るだけでなく、プランナー(添乗員)の案内で、車中で自己紹介やクイズなどを楽しむ。途中で土産店にも立ち寄り、ガイドお勧めの食べ物や土産を買って送ることもできる。

オンラインバスツアーのようす

 目的の観光地では、現地ガイドがライブ中継で登場。臨場感あふれる解説を聞きながら、イベントも体感できる。旅前には「旅のしおり」の特産物が旅先から自宅に届き、味覚でも旅を満喫させる。

 コースは島根県の石見(いわみ)神楽鑑賞や徳島県の祖谷渓谷絶景、夏には岡山県の桃狩り、広島県のさくらんぼ狩りとワイナリー体験。ほかにも鹿児島、山形、福岡県のツアーなど20コースを設定している。

石見神楽鑑賞も

 楠木社長は「月間40―50本あったバスツアーがコロナで全滅し、まずお客様と会える場所を作ろうと思った」とオンラインのきっかけを話す。そして「地域の食の提供と現地の体験、ガイドや参加者との交流が、継続的な有料サービスとなる3つの価値」と強調する。

 料金は4980円と5980円の2本立てで、ツアー定員は15人。5月の第1回石見神楽ツアーは満席で出発した。ツアーは90分、交流30分で構成。「現地ガイドや参加者との交流は大事なポイント。とくに、ガイドはリアルになったとき、あの人に会いたい、と思う旅のフックになる」(同社長)と期待する。

 ツアーへの反響は「予想以上」(同)で、テレビや新聞・雑誌、Webなど100本以上の取材を受けた。参加者は全国の5割以上が首都圏で、海外からもインドネシアや英国など拡大している。

 参加者からは「面白い」「愛犬も一緒に旅行気分が味わえた」「全国の人と交流できた」「離れた家族とオンラインで旅行できた」などさまざまな声が寄せられる。

 既に、リピーターは1割を占め、1人で10回も参加したマニアも出現した。鹿児島のツアーでは、鶏卵農家の「タマゴ」の美味しさにハマった定期購入者もいる。

 楠木社長は「地域にお金が落ちて、地域が元気になればいい。オンラインならではの地域のオススメが、新たな需要掘り起しになる」と喜ぶ。

 全国の自治体や観光協会などから、問い合わせやツアーの引き合いも増えた。石川県・和倉温泉では、日本一の宿「加賀屋」のもてなしを体感する「オンライン宿泊」も近々に発売予定だ。ブランドの土産物も用意する。「オンラインで満足したら、リアルな旅に参加しなくなる、という話がある。現地に会いたい人がいれば、何度も訪ねる。それが旅の楽しみです」と自信を見せる。

 参加者には20代の孫娘と90歳の祖母もいる。リアルでの参加が難しい旅も、オンラインだから実現する。

 楠木社長は「お試し観光やバリアフリー、地方への欧米インバウンド誘致など、オンラインは新たな需要を掘り起こせる」と期待を強める。既に、米国の旅行会社と連携したオンラインツアーも10月から始まり、最大50人が参加した。

 12月には、首都圏の大企業や労働組合、大学など100人規模の団体予約も数多く発生している。

 楠木社長は「オンラインツアーのジャンルは始まったばかり。活用する市場はたくさんある」と先を見つめる。

 

DXで地域観光の発展を 米国大使館がウェビナー開く 観光庁後援

2020年12月2日(水) 配信

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 米国大使館は12月2日(水)、観光庁の後援で「ニューノーマル時代の地域観光経営と経済活性化」オンラインセミナーを開いた。観光産業に関わる人を対象に、地域社会の持続可能な発展を支援するため、最先端の技術を活用した観光経営について紹介した。

 冒頭のあいさつで、米国大使館商務担当公使のキース・カーカム氏は、「現状を確認し、これからの日本がツーリズム社会を形成していくための準備を整えてほしい」と期待を込めた。

 基調講演では、観光庁観光地域振興部観光資源課新コンテンツ開発推進室長の中谷純之氏が、「DX推進による観光イノベーション」をテーマに、同庁での取り組みや今後の方針について語った。

 中谷氏は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光需要が大幅に減少する一方で、「リアルの価値は向上した」と指摘する。観光産業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することで、反転攻勢に転じるための基盤を整備する意向を示した。

 また、AR(各超現実)やVR(仮想現実)単体でコンテンツを形成するのではなく、「既存の観光資源と組み合わせることで、破壊的イノベーションが起こる」とした。

 セールスフォース・ドットコム常務執行役員の田村英則氏は、「持続可能な地域経済活性化」というテーマで、観光ビジネスを中心に、持続可能な地域社会の発展に寄与するDXの新しいアプローチを紹介した。

 地域と都市部との間で拡大するデジタル格差を解消するためには、「最先端のクラウド基盤をベースにさまざまなオンライン技術を活用してオフラインと融合させる」(田村氏)ことが必要と解説した。

 「地域マーケティング・マネジメント変革」で、新しい交流時代を切り開く「観光を基軸とした地域DX」を語ったのは、JTB法人事業本部執行役員事業推進部長の檜垣克己氏。

 「観光の現場で分断されてしまっているプロモーションや顧客行動分析、商品価値提供などの情報を、素早く把握・検証することが重要」(檜垣氏)だと説明する。

 この問題解決のために用いるのが、同社が提供する最先端ICT(情報通信技術)サービスであり、プロモーションと地域内消費の相関関係を明確化する効果があるとPRした。

JNTO、外国人旅行者向けサイトの日本語版公開 国内旅行の新たな魅力発見へ

2020年12月2日(水) 配信

「Experiences in Japan」のスクリーンショット

 日本政府観光局(JNTO)は11月30日(月)、外国人旅行者向けの体験型コンテンツ紹介サイト「Experiences in Japan」の日本語版を公開した。外国人目線で選ばれた各地の魅力ある観光コンテンツを国内に周知することで、国内旅行の新たな魅力の発見につなげていく。

 「Experiences in Japan」は、都道府県やDMOなどから募った外国人旅行者向け体験型観光コンテンツを、JNTO海外事務所や外国人有識者らが278件に選定し、英語で紹介している。

 JNTOでは、英語版の公式グローバルサイト「Travel Japan-The Official Japan Guide」の日本語化を進めるにあたり、第1弾として「Experiences in Japan」の33コンテンツを日本語で公開した。

 今後、ほかのコンテンツも順次日本語で公開するほか、グローバルサイトの他ページも日本語で情報発信していく。

ふるさと祭り東京 2021年は初のオンラインで

2020年12月2日(水) 配信

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 ふるさと祭り東京実行委員会2021年1月8日(金)~11日(月・祝)の4日間、「ふるさと祭り東京2021オンライン-日本のまつり・故郷の味-」を行う。

 東京ドームで毎年行っている「ふるさと祭り東京-日本のまつり・故郷の味-」が、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったことを受け、初のオンライン開催となった。同日は、伝統のお祭りとご当地グルメ、ゲストトークショーなどをWeb上での無料動画配信で提供する。

 東京ドームから配信する動画は、グラウンドに設置されるメインスタジオからの生放送。「祭」のパートでは、ここでしか見られないオリジナル映像や東京ドームでの生演舞、トークショーなどさまざまな切り口で日本中の祭りを紹介。「食」のパートでは、全国各地から旬のグルメが集結し、出演者がその魅力を発信する。また、「ゲストトークショー」も企画されている。

 このほか、 ふるさと祭り東京公式HP、ECサイトと連動した企画も展開する。同イベントに合わせ開発されたご当地グルメや、ここでしか出逢えない初お披露目グルメが登場する。

 公式ホームページ上には自治体紹介コンテンツを設け、ご当地の知識を深められる仕掛けも用意。さらに、会期当日会場で配信のようすを観覧できる権利などがリターンとして提供されるクラウドファンディングや、東京ドームホテル レストラン「リラッサ」と連動しての「全国ご当地どんぶり選手権」出場どんぶりの提供なども実施する。

12月24日、変なホテルが小松駅前にオープン 外観は白山連峰などの自然をデザイン

2020年12月2日(水) 配信

ホテルの外観。客室も鉄の素材アルミパンチングパネルで白山連峰を表現した
 HISホテルホールディングス(岩間雄二社長)は12月24日(木)、北陸地区で2軒目、全国では18軒目となる「変なホテル 小松駅前」をオープンする。
 
 同ホテルは、JR小松駅に隣接し、同駅から徒歩で約30秒の場所に位置する。外観は、石川県にある白山連峰や木場潟などの自然を融合したデザインを施した。ロビーと客室は、「ものづくりのまち」小松にちなみ、鉄の素材のアルミパンチングパネルで白山連峰を表現した。
 
 フロントには北陸地区初の「光のホログラムチェックイン」を導入し、衣類クリーニングマシーン「LGスタイラー」を全客室に完備した。このほか、ホテル業界では初というエアマッサージ器「ドクターメドマー」を設置し、ロビーには1800冊のコミックを有する大型ブックシェルを置いた。
 
 宿泊料金は47室を用意したダブルルームが1泊1室当たり5100円から。62室を設けたツインルームは5525円からとした。

「DXの推進を」ナビタイムジャパンが地域観光セミナー開く

2020年12月2日(水) 配信

中谷純之氏。DXが訪日客の増加に必要なことを訴えた

 ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)は12月1日(火)、「DX推進や観光データを活用した地域観光」を探るオンラインセミナーを開いた。

 観光におけるDX推進のあり方について、観光庁新コンテンツ開発推進室長の中谷純之氏が講演した。

 中谷氏は観光庁が進める2030年までに訪日客を6000万人と、消費額を15兆円に向けた新しい価値創出策として、DXの重要性を示した。「デジタル技術などの活用により、サービスやビジネスモデル、組織の文化などを変える。『競争の優位性』確立が期待される」と力を込めた。

そのうえで、同庁が18年度に中部国際空港でVR(仮想現実)を用いた忍者体験によって、愛知県内にある忍者体験施設の訪問の促進につながった事例などを報告した。

 DXによる観光サービスの変革と需要創出へ、オンラインツアーを活用した来訪意欲増進や、GPSで消費者行動と把握するための調査などに21年度の概算要求に盛り込んだことも伝えた。

 続いて、ナビタイムジャパンの渡辺俊彦セールスマネージャは自治体などが同社のサービスを活用した事例を説明した。

 スタンプラリーイベントでは、「ゴールまでの具体的な経路や交通手段、道中で立ち寄った場所などが分かる」と紹介。「さまざまなデータを得ることで、マーケティングなどに活用できる」とデジタル技術の導入を勧めた。

地域に力点を置き、まちづくりを行うプロフェッショナルを育てる 國學院 22年観光学部開設へ

2020年12月2日(水) 配信

西村幸夫教授

 國學院大學は11月26日(木)、東京都内で「観光まちづくり」フォーラムを開き、2022年開設予定の観光学部観光まちづくり学科(仮称)の構想を発表した。

 新学部設置準備室長の西村幸夫教授は、学部開設にあたり「神事の継続や地域の縮小に対し危機感を抱いている神社界からの要望もあった」としたうえで、「地域に力点を置き、まちづくりを行うプロフェッショナルを育てることが使命になる」と力を込めた。併せて、現場に出て学ぶ演習が同学部での学びの基礎になることも示した。

 観光学部は①地域から観光を考える②理論と実践の両面から学ぶ③文系と理系の垣根を越えて学ぶ――の3本柱を掲げ、「持続可能なまちづくりを具体化させることで地域に貢献する」気概のある人を育てることをコンセプトに据える。西村教授は「現象の解釈だけではなく、問題解決の視点で知識を磨き上げようと現場に立ち向う人材を育てることが、地域文化を体現し、地域づくりに邁進できる人材を生むことにつながる」と持論を展開した。

 また、地域マネジメント研究センター(仮称)を設置し、自治体やDMOなどさまざまな外部組織と連携し、研究支援やアイディアの共有、地域課題の提案などを実施。「地域を見つめ、地域を動かす」をモットーに、「新しい観光の在り方」を生み出す。

針本正行学長

 針本正行学長は冒頭、観光学部の設置は、「2017年に学校法人國學院大學が策定した中期計画の一環」と説明。「中期計画では、建学の精神は『伝統と創造』、『個性と共生』、『地域性と国際性』の調和にあるとし、社会貢献と地域連携を重要な施策に位置付けた。観光学部は、日本文化の担い手とまちづくり、観光を連携、関連付けることで、より一層地域の活性化に貢献できる人材の育成をはかることが役割」と強調した。