山梨県・湯村温泉の塩澤寺で「厄除地蔵尊大祭」開く

2025年2月17日(月) 配信

塩澤寺への行列

 年に1度、どんな願いも聞き入れてもらえるという厄除地蔵尊大祭が今年も2月13日(木)~翌14日(金)まで、山梨県甲府市の信玄の湯 湯村温泉にある塩澤寺(えんたくじ)で開かれた。

 同祭は江戸時代から毎年、2月13日正午~14日正午に行われてきた。山梨県の指定文化財塩澤寺の石造地蔵菩薩像が同期間に、「耳を開いて願いごとを聞き入れてくれる。厄年の人は、年の数だけ1円玉やあめ玉などの丸い物をお供えすると厄を免れる」といわれている。

 期間中には甲州だるまや山椒を使用したお菓子切さんしょうなどの地域産品のほか、焼きそばやソーセージなどを売る露店が祭りの開始から終了までの24時間、寺に続く温泉街に出店。土日に開催され、参拝客が多く見込まれる年は、最大で約130軒が並ぶ。このため、年によっては参拝に並ぶ列が最大で約600㍍、待ち時間は約3時間になるという。

 こうしたなか、同温泉街にある常磐ホテル(笹本健次社長)は毎年、塩澤寺に並ばずに参詣でき、一般の参拝者が入れない場所で厄除けのお祓いを受けることができる宿泊プランを発売している。さらなる集客やリピーターが訪れる契機としたい考えだ。塩澤寺は参拝客の増加に期待を寄せる。

護摩焚きのようす

 同プランでは、ガイドが寺の由来や見どころを案内付きで紹介する。露店で商品の割引や増量などの特典もある。天皇や皇族が宿泊した客室や風雅な日本庭園を望める客室などで滞在する。

 常磐ホテルは2026年も、同様のプランを発売する予定だ。来年、同祭は金~土曜日に開催されるため、多数の来場者が見込まれるという。

鈴木おさむ氏が観光活性化にアドバイス 観光活性化フォーラムTOKYO2025を開催

2025年2月17日(月) 配信

 

鈴木おさむ氏

 東京都と東京観光財団(TCVB)は2月12日(水)、東京都内で「観光活性化のヒント~観光地の課題解消と持続可能なまちづくり~」をテーマに、「観光活性化フォーラムTOKYO2025」を開いた。元放送作家でスタートアップファクトリー代表の鈴木おさむ氏が基調講演「ヒットメーカーと考える観光活性のヒント」を実施。鈴木氏は自身の経験から、目線を変えることの大切さなどをアドバイスした。

鈴木勝専務理事

 冒頭、TCVBの鈴木勝専務理事は拡大する訪日観光客への施策として、今年度はナイトタイムに注力していることや、次年度は江戸の伝統文化を活用した観光振興に取り組むことなどを紹介した。

 一方、「観光需要が増えるとき、環境や経済、文化に配慮した持続可能な観光が重要になってくる」と言及。「将来に向かって持続可能な観光を皆さんと共に創り上げていきたい」と語った。

 講演では、鈴木氏が「マグロの刺身からカルパッチョになるように、同じ素材でも別のメニューになるのではないか」と既存のものの見方を変えることを提案した。

 見せ方としては、「綺麗な景色は見飽きている。例えば“365日のうち1時間しか見られない景色を見にきませんか”などの一言を添えて希少性を持たせることが大切」とした。

 また、届けている情報が古くなっていないか、ワクワクするかなどを確認したうえで、そこでしかない体験をもう一度掘り起こすべきだと助言。「企業や地域がPRしたいものと、視聴者の『見たい』やメディアの『おもしろい』が異なることが多い。客観視することが観光では非常に重要ではないか」と強調した。

 フォーラムはこのほか、地域の取り組み事例紹介や観光情報交換会を実施した。

【小学生以下の宿泊無料】萬国屋(山形県・あつみ温泉)、「春の家族旅行応援プラン」展開

2025年2月17日(月) 配信

米の娘ぶたしゃぶしゃぶがメインの和会席

 山形県・あつみ温泉の萬国屋(佐藤太一社長)は3月12日(水)~4月13日(日)まで、小学校6年生までの子供の宿泊が無料となる「春の家族旅行応援プラン」を展開する。

 夕食は、「米の娘ぶたしゃぶしゃぶ」がメインの和会席、子供には特製のお子様ランチを用意。朝食は、萬国屋名物の「鯛めし朝食」を提供する。

萬國屋の外観

 2023年12月にリニューアルした野趣あふれる源泉掛け流しの「庭園大露天風呂 桜里の湯」も堪能できる。

 無料となる子供は、1部屋に付き3人まで。大人と同じ食事が必要な場合は、大人の宿泊料金の70%となる。宿泊料金は1泊2食付き1万8700円~(2人1室利用時の1人当たり)。

クラブツーリズム、台湾工芸品に触れる 現地4日間のツアー発売

2025年2月17日(月) 配信 

竹藝をインテリアにした名物タケノコ料理レストラン

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)はこのほど、小学館編集室(同千代田区)、台湾観光庁と共同で企画した特別企画ツアー「台湾クラフトへの4日間」を売り出した。小学館発行の書籍「台湾クラフトへの旅」の著者・平野久美子氏が監修した。

「台湾クラフトへの旅」(小学館発行)

 同企画は、「台湾クラフトへの旅」で紹介されている、現地でつくられ日常的に使われる暮らしの道具や、センスを感じる雑貨、民族色の豊かな工芸品の数々を巡る旅。ツアーを監修した平野氏も一部同行し、直接解説し、古来さまざまな民族文化が育まれた台湾をより深く楽しめる。

 ツアーでは「国立台湾工芸研究所発展中心」や竹工芸工房、セデック族の織物工房、イグサ(蘭草)工房、アミ族のブランド工房などを見学。参加者には、書籍「台湾クラフトへの旅」1冊と、台湾観光庁提供のノベルティグッズを贈呈する。

 設定日は7月16日(水)。旅行代金は28万円(燃油サーチャージなど別途)。

休暇村陸中宮古が「防災ガイド」付宿泊プラン販売へ 3月1日から

2025年2月17日(月) 配信

被災した状態で保存されている「津波遺構たろう観光ホテル」

 三陸復興国立公園に位置する「休暇村陸中宮古」(嶋田哲也支配人、岩手県宮古市)は3月1日(土)から、「田老学ぶ防災ガイド&防災グッズ付き宿泊プラン」を売り出す。今年で14年が経つ東日本大震災を教訓に、記憶と経験を風化させることなく、災害の備えとするために企画した。

 同プランは宮古観光文化交流協会が案内する「学ぶ防災ガイド」を組み込んだプラン。防災ガイドでは、東日本大震災の凄まじさを伝える同市内の震災伝承施設のうち、津波遺構第1号の「たろう観光ホテル」と、100年あまり津波と戦ってきた「田老防潮堤」の2つの施設を案内する。

 たろうホテルは被災した状態で保存されている貴重な建物。防災ガイドに参加すると、震災当日に同ホテルで撮影された未公開の映像などを視聴できる。

 同宿泊プランは防災ガイドの通常コース(60分)と、防災グッズをセットにした1泊2食付きで、料金は平日2人1室利用で1人1万5500円(税込)から。予約は2人以上から受け付ける。期間は3月1日(土)~6月30日(月)まで。

めんたいパークとこなめ1400万人達成 2月21日~3月2日まで記念イベント

2025年2月17日(月) 配信

めんたいパークとこなめ外観

 かねふくめんたいパーク(大石靖忠社長、愛知県常滑市)は、運営する「めんたいパークとこなめ」の来場者が1400万人を達成したことを記念し、2月21日(金)~3月2日(日)まで、「めんたいパークとこなめ来場者1400万人達成記念イベントありがとう祭り」を開く。直売店で商品を購入した人先着1400人にプレゼントを用意する。

 めんたいパークとこなめは愛知県常滑市に2012年12月にオープン。大人から子供まで楽しめる明太子専門テーマパークとして、人気の施設となっている。

 記念イベント期間中は来場者全員に、公式キャラクター「タラコン博士」のなりきりメガネをプレゼント。また、直売店で4000円以上購入した人を対象に、外れクジなしのエアー三角くじを開催する。高校生以下の子供を対象にしたスタンプラリーも用意し、4つのスタンプを集めるとノベルティガチャクーポンに参加できる。参加費は無料、1人1回まで。

 さらに、2月23日(日)と24日(月・祝)は公式キャラクターの「タラコン博士」と「タラピヨ」とのグリーティングイベントを行う。1部は午前10時から、2部は午後1時からで、一緒に写真撮影ができる。各回30分。

仙台発着で銀山・蔵王を巡る定期観光バス運行中 山交バスが3月9日まで

2025年2月17日(月) 配信

山交バスの車両

 山交バス(山形県山形市)は3月9日(日)まで、仙台駅発着で銀山温泉と蔵王温泉を巡る定期観光バスを運行している。

 バスは午前8時15分に仙台駅東口を出発。銀山温泉に向かい、ここで約70分滞在し、大正ロマンあふれる街並みを散策。山形市の「ぐっと山形」で買い物を楽しんだあと、最終目的地の蔵王温泉で約120分過ごし帰路につく。仙台駅東口到着は午後6時30分。

 料金は大人9500円、子供4500円(幼児は座席を使用しない場合無料、使用する場合は子供料金適用)。希望日の前日までのWeb予約(発車オーライネット)が必要。なお、3日前まで予約がゼロの場合は運休になる。

 このほか、同社では3月23日(日)まで山形駅―銀山温泉間の予約制の直行バスも1日3往復運行している。料金は片道大人3500円、子供1800円。

「日本秘湯を守る会」50周年CP 5000円クーポンを抽選で700人に

2025年2月16日(日) 配信

5000円分のクーポンを700人にプレゼント

 「日本秘湯を守る会」(星雅彦会長)は今年創立50周年を迎える。これを記念して、「日本源泉湯宿を守る会」「日本文化遺産を守る会」とともに、5000円分のクーポンを抽選で700人にプレゼントする3部会合同キャンペーンを展開する。

 応募期間は2025年2月12日(水)~4月25日(金)チェックイン分まで。当選者は5月ごろに直接通知される。

 各3部会の公式予約サイトから予約・宿泊した人が対象。すでに予約済みの人も可。アンケートの回答も必要。クーポンの適用は25年9月30日(火)チェックアウトまで。

【先着300人限定プレゼント】「北海道どさんこプラザ25周年記念 くしろフェア㏌有楽町」2月19日(水)~25日(火)まで開催 

2025年2月15日(土) 配信

くしろ地域の絶品がそろう

 北海道釧路総合振興局は2月19日(水)~25日(火)までの7日間、北海道どさんこプラザ有楽町店(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館)で、北海道くしろ地域の商品を販売する「北海道どさんこプラザ25周年記念 くしろフェア㏌有楽町」を開催する。時間は午前10時~午後8時。

 同フェアの商品を購入し、アンケートに協力すると、先着300人限定で「シマエナガさん®のボールペン」がプレゼントされる。

 また19~23日はオフィス木下の「くまざさTEA」の試飲販売も予定。観光パンフレットの配架などによる観光PRも行われる。

 くしろ地域は、北海道の東に位置し、8市町村(釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町)から構成される。

ハワイ州観光局公式日本語サイト「allhawaii」を一新 「Shakaちゃん」グッズ当たるCPも

2025年2月14日(金) 配信

「allhawaii(オールハワイ)」

 ハワイ州観光局日本支局(ミツエ・ヴァーレイ局長、東京都千代田区)は2月14日(金)、公式日本語サイト「allhawaii(オールハワイ)」をリニューアルした。これを記念し、アンケートへの回答でハワイ州観光局の公式キャラクター「Shakaちゃん」グッズが当たるプレゼントキャンペーンを実施する。

 旅行者の求める情報が細分化するなか、必要な情報をスムーズに探せるようサイトの構成や検索機能を強化した。直感的で使いやすいデザインにしたほか、スマートフォンからの操作性も向上した。

 また、最新の観光情報を充実させ、目的別に旅の計画の参考になる「旅のプラン」と、より深くハワイを紹介する「特集」ページを新設。「特集」ページでは、リニューアルと同時に「2025年ハワイのバレンタインデー」など5本を公開した。

 プレゼントキャンペーンは2月28日(金)までサイトで受け付けている。