【宮城県鳴子温泉】おおさき食楽まつり 10月1日(日)開催 4年ぶり、ご当地の「うまいもん」が集結

2023年9月12日(火) 配信

ご当地グルメや県内・近県の食が一堂に

 宮城県大崎市で2023年10月1日(日)、ご当地グルメや県内・近県の食が一堂に会する「おおさき食楽まつり」が4年ぶりに開かれる。会場は鳴子温泉街の「ゆめぐり広場」。 

 会場には市内の食を代表する店舗が集結。仙台発祥の牛たんや、大相撲の宮城野部屋直伝のちゃんこ鍋をアレンジした「なる子ちゃんこ鍋」などが楽しめる。このほか、地元の新鮮な野菜や三陸の海産物などの特産品を販売するほか、「食の応援団」として山形の郷土料理「芋煮」や岩手のB級グルメ「北上コロッケ」なども登場する。

 ステージでは「鳴子伝統踊り」の披露(午前中)や、食楽俳句コンクール入賞披露会、バンドの演奏(いずれも午後)なども行われる。

【ANTA支部長から~届けメッセージ~】和歌山県旅行業協会 青木査稚子理事長  地域活性化の旗振り役に

2023年9月12日(火) 配信

青木査稚子理事長

 コロナ禍で我われの業界は大変厳しい3年間を過ごしました。その間、「会員の皆さんの役に立つ旅行業協会」の思いを胸に、諸々への施策の対応や陳情を含め、和歌山県庁に足しげく通わせていただきました。

 頻繁に顔を出したことで観光関係部署の人たちと懇意になり、和歌山県観光のあり方などを話し合える関係になったことは、コロナ禍での大きな成果だと思っています。

 当協会が事務局を務める「わかやま12湯推進協議会」は和歌山県の温泉をベースに、県内にある観光資産を広く県内外に知ってもらうことを目的として、コロナ禍の2020年2月に発足させました。

 こちらについても、今では温泉に関する事案があれば、県の方から相談を受けるという関係を構築できたほか、12湯を通して和歌山大学や地元企業とも親しくなることができています。

 今年度は読売旅行からお声掛けのあった、観光庁の「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」として、和歌山の温泉を巡る湯めぐり事業にも取り組んでいます。

 当協議会の目玉事業である「わかやま12湯サミット」はこれまで自粛しながらの開催でしたが、10月4日(水)に開催する「第3回わかやま12湯サミットin白浜温泉」はコロナ禍を抜けての初めての開催なので、なんとしても成功させたいと思っています。

 今年2月には、東京ビッグサイトで開かれた全旅連青年部主催の旅イベント「宿フェス―宿観光博覧会」に出席し、和歌山県ブースで菅義偉元首相らに12湯をアピールしてきました。

 これからも和歌山県バス協会や、和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合の人たちの協力を得ながら、行政機関に旅行業協会会員にとってメリットがある働き掛けを実施し、常に「会員のために」を念頭に置きながら、地域活性化の旗振り役として、さまざまな事業を実施していこうと思っています。

ゆのくに天祥・新滝英樹社長インタビュー 「団体も個人客の集合」  “共有空間での過ごし方”重視

2023年9月12日(火) 配信

ゆのくに天祥代表取締役社長 新滝 英樹(しんたき・ひでき)氏

 

 ゆのくに天祥(新滝英樹社長、石川県・山代温泉)は今年6月、創業60周年を迎えた。コロナ禍で個人客に対応する客室や、食事処などの高付加価値化に取り組む一方、徐々に需要が戻りつつある団体旅行の需要取り込みにより、平日の稼動維持につなげる戦略だ。また、共有空間での過ごし方を重視し、社員からのさまざまなアイデアをかたちにしている。働きやすい職場環境へ、生産性向上やITを駆使して業務の省力化にも取り組む。北陸新幹線の福井敦賀への延伸を来春に控え、新滝社長に今後の宿の方向性などインタビューした。  【聞き手=編集長・増田 剛】

 

 

 ――ゆのくに天祥の歴史を教えてください。

 

 創業は1963(昭和38)年6月で、今年60周年の「還暦」を迎えることができました。

 

 建築関係に携わっていた祖父が木造2階建て10室の旅館を開業したのが始まりで、その後、増改築を繰り返していきました。団体客中心に観光や宴会の需要が伸び、1980年代には90室500人収容規模となりました。

 

 先代(父)も観光ブームのなか、88年には「加賀 伝統工芸村ゆのくにの森」をオープンさせるなど、業容を拡大していきました。

 

 3代目となる私は、1995(平成7)年に宿に入りました。阪神淡路大震災が発生した年で、当時大阪で銀行勤務をしていました。

 

 震災が宿に入るきっかけとなりましたが、大規模化していくなかでバブル崩壊後の財務的な課題も山積しており、これらの整理に注力していかなければならない状況にありました。

 

 当時は団体旅行が中心で、小グループ化への兆しが現れている時期でした。団体自体も目的型へと変化しており、03年に新築した「天祥の館」は、全館48室が特別室で、また、大規模なコンベンションホールや宴会場も整備し、MICE需要も積極的に取り組んできました。

 

 その後、マーケットの変化を見ながら、湯めぐりを楽しめる3つの大浴場や「天祥の館」の24室をスイート客室(うち12室を温泉露天風呂付き客室)にリニューアルし、特別フロアを新設、新たに自家源泉を開湯するなど、時代に合ったかたちで商品整備を進めています。現在は全156室(700人収容)です。

 

 ――コロナ禍ではどのような取り組みをされましたか。

 

 当館がターゲットとしているファミリーのお客様の温泉露天風呂付き客室の需要が高まったため、22年には観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」事業を活用して、「白雲の館(2号館)」24室を温泉露天風呂付き客室にリニューアルしました。

 

 23年も同様に「高付加価値化」事業を活用して、「白雲の館(1号館)」16室を個人客向け客室に改修し、食事処なども整備する予定です。

 

 コロナ前は、団体4:グループ2:個人4という割合でしたが、徐々に団体の割合が減少傾向にあります。

 

 新型コロナが個人・グループ客中心に切り替えるきっかけになりました。スムーズに移行できたのは、コロナ前から食事処のリニューアルや、個人客に対応できるオペレーションの導入に取り組んでいたことも大きかったと思います。個人客への接遇のレベルアップを目指して、社員教育研修なども頻繁に実施しています。一方で、団体客の需要回復に向けた準備も整えています。

 

 ――高付加価値化に向けては。

 

 施設、サービスの充実に加え、利用形態を問わず高付加価値化と単価アップも目指しています。

 

 個人客はもちろんですが、「団体のお客様も個人客の集合」と捉え、これまで以上にご満足いただけるようなサービスの提供を目指しています。

 

 個人客への対応を基本に、平日はグループや団体の需要を取り込んで、上手くバランスを取って稼働を平準化していきたいと思っています。

 

 コロナ前に比べて客数が戻り切れていなくても、付加価値を高めることによって売上や収益率が改善するだけでなく、館内も落ち着いた雰囲気となります。お客様から「ゆったり過ごせた」という高い評価をいただくことも増えました。

 

 ――食事の提供方法に変化はありますか。

 

 コロナ禍を機に、ビュッフェと部屋食をやめました。接触回避という面もありますが、ハード部分を改修していく過程で、パントリーなどもスタッフが提供しやすい“効率的なオペレーション”へと、細かく見直していきました。今は夕食も朝食も会席料理を提供しています。

 

 また、食事会場のほとんどを2階に集約し、地下2階の厨房とパントリーがエレベーターで直結しているため、スタッフは横移動のみとなり負担が大幅に軽減しました。

 

 従来はプラン数が多かった夕食は3プラン程度に絞り、素材の吟味と献立の工夫に努めています。団体の献立も個人客のメニューに準じたものを提供しています。

 

 食事会場は、個室やグループ客で利用できるレストランなど多種多様です。ほかのお客様に気を使わなくてもよいように小さなお子様連れのファミリーを集めた食事処なども用意しています。朝食は「満足度を高めたい」と考え、品質を上げて統一し、評価は上がっています。

 

 ――生産性向上の取り組みについて。

 

 デジタル化によって、フロントや調理のスタッフが、インジケーターで一元化した情報を共有しています。予約処理や各部課の手書き業務も、高度なデジタル化による自動化・省力化に取り組んでいます。

 

 社内チャットの活用も進め、画像も含めて伝達がスムーズになりました。情報共有のためのミーティングが減ったことで、社員に好評です。お客様に褒められたコメントなどは全社員に共有し、モチベーションの向上にも貢献しています。

 

 人手不足の問題もありますが、コロナ禍も一定程度採用を継続していたため、社員数は大きく変わっていません。IT化によりオペレーションが改善できた分、より丁寧なおもてなしに注力できるようになりました。生産性の向上へ業務改善を続けながら、働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。

 

 ――旅館での過ごし方も工夫されていますね。

 

 パブリックエリア(共有空間)での過ごし方はとても重視しています。試行錯誤を繰り返し、さまざまなアイデアをかたちにしています。具体的には、ロビーに午後3時から10時、朝は午前11時まで無料ドリンクコーナーを設けています。

 

 温泉旅館らしさを出すために、「温泉」と「自家製」にこだわり、自家源泉を活用した蒸し饅頭や、調理部がゼリーやスイーツなどを作ってお客様に振る舞っています。

 

 朝は温泉で蒸し立てのジャガイモやわらび餅、白玉ぜんざいなどの甘味もドリンクと一緒に楽しんでいただいています。

 

 生たまごをネットに入れて、お客様自身が温泉たまごを作って召し上がっていただくことも、大変好評を得ています。お客様満足度が上がっているだけでなく、厨房スタッフもやりがいを感じてくれているようで、さらに進化させていきたいと考えています。

 

2023年6月、ゆのくに天祥は60周年を迎えた

 

 ――他館との差別化していく部分は。

 

 おもてなしをどのように表現するかと考えたときに、「お客様を客室までご案内する」部分はしっかりと残していきたいという考え方です。

 

 当館は導線がやや分かりにくいこともありますが、お客様との接点を保つために館内の色々な施設を客室までご案内しながら、滞在中の過ごし方などを説明しています。

 

 ――省エネへの取り組みや効果について。

 

 東日本大震災後から環境負荷低減への取り組みを進めています。コロナ禍にも空調・熱源・LEDという3つの柱で省エネ投資を行いました。

 

 BEMS(ビルエネルギ―マネジメントシステム)を導入し、館内のエネルギー使用状況をリアルタイムで把握できるように「見える化」しており、どこに問題が発生したかも即時にピンポイントで原因が分かるため、対応も迅速にできます。

 

 ――来春北陸新幹線が福井敦賀へ延伸します。

 

 首都圏からのお客様は増えることが予想されますが、何よりも延伸効果を一過性ではなく、持続させていくことがとても大事です。地域の魅力の底上げや、商品の磨き上げが必要となります。

 

 ――今後の方向性について教えてください。

 

 お客様へ良いサービスを提供するためにも、最前線で接客する社員が働きやすい環境づくりを第一に考えています。

 

 お客様に満足していただくおもてなしこそが、ゆのくに天祥らしさを表現できる部分ですので、さらに強化していきたいと思っています。

 

 一方で、地域全体の魅力がなければ、お客様を呼び込むことは難しい。山代温泉の温泉街も魅力アップに向けた整備も着々と進んでいます。

 

 コロナ禍にも「温泉地全体を楽しみたい」というニーズを強く感じましたので、地域のイベントや事業と一体感を持たせて宿を運営するように心掛けています。

 

 ――ありがとうございました。

 

泊まっておトクに岐阜旅行 日曜含む平日1泊あたり1000円分の「ぎふ旅コイン」を付与

2023年9月11日(月) 配信 

 岐阜県は、じゃらんnet 、楽天トラベルと連携し、2023年12月29日(金)まで、対象宿泊プランで予約すると 1 泊あたり1000円分の電子観光クーポン「ぎふ旅コイン」を付与する“「おトクな平日★ぎふとりっぷ」キャンペーン”を実施している。

 付与の対象となる宿泊日は、9月11日(月)~12月28日(木)。ただし、土曜日と9月17日(日)、10月8日(日)、11月3日(祝)は対象外。じゃらんnet と楽天トラベルのキャンペーンタイトルがついた宿泊プランで、1人1 泊あたり5000 円以上の宿泊に対して、1000 円分の「ぎふ旅コイン」を付与(3泊3000円分が上限)する。

 ぎふ旅コインは、岐阜県内約2800の登録店舗で1ポイント1 円として使用することができる。ただし、宿泊代金での使用は不可。利用期限は24年2月29日(木)。

道内各地から約300店集結 国内最大級のグルメイベント「2023さっぽろオータムフェスト」 9月30日(土)まで

2023年9月11日(月) 配信

5 丁目会場「北海道 BAKU BAKU PARK 」

 国内最大級の食の祭典「2023さっぽろオータムフェスト」は2023年9月30日(土)まで、札幌市の「大通公園」を会場に開かれている。「北海道・札幌の食」をテーマに、道内各地から約300店舗が出店し、旬の食材やご当地グルメを販売する。

 道内各地の「食」のアンテナショップとしての役割を果たし、道全体の活性化に貢献することを目的に開いている。コンセプトの異なる7つの会場(大通公園4丁目~8丁目、10丁目、11丁目)があり、何度足を運んでも楽しめるよう工夫されている。

 過去最大の出店数という大通公園5丁目会場「北海道  BAKU BAKU PARK」は、道産小麦を使ったおすすめグルメと北海道のご当地食が楽しめる。道内のラーメン店15店舗が3期に分けて出店する「HOKKAIDOラーメン祭り」や、「さまざまなカレー屋さんの味を一皿で味わいたい」が叶う「札幌カリーキングダム」などが人気だ。

 6丁目会場「食と音楽奏デリシャス!」はグルメだけでなく、知る人ぞ知るグルメやイベント限定のグルメも味わえる。地元のテレビ番組と人気店のコラボによる、道産素材を生かした数々のメニューも登場する。

 7丁目会場「大通公園7丁目BAR」は、道産ワイン、清酒、焼酎など、過去最大のラインナップ。道産ワインは3期に分けて提供する。4年ぶりに屋台コーナー「北海道・酒×肴屋台」も復活。おつまみとのペアリングを紹介する。このほか、道内各地の肉の人気店が集結する「10丁目会場」や道内市町村・団体約80ブースが出店する「8丁目会場」なども。

ANAのCAソムリエと山梨のワイナリー巡る オンラインツアー販売

2023年9月11日(月) 配信

オンラインのワインツアー開催

 ANA X(轟木一博社長、東京都中央区)はこのほど、11月11日(土)に実施するANAトラベラーズオンラインツアー「ANA現役CAのソムリエと訪ねる!ワイナリーツアーin山梨」を売り出した。ツアーは丸藤葡萄酒工業(大村春夫社長、山梨県甲州市)と連携して行う。

 ANA Xは日本のワインの認知度向上を目的に、「日本ワインを楽しもう 秋のワインフェス」を実施している。8月には無料のワイン講座を実施したほか、9月上旬には長野のワイナリー見学を開いた。今回は第3弾となる。

 山梨県は日本一のワイン産地と呼ばれており、勝沼町は日本のワイン発祥の地。同地で133年の歴史がある丸藤葡萄酒工業を巡りながら、工場長とソムリエ資格を持つ現役国際線CAがブドウ畑やワインの醸造過程、ワインセラーなどを紹介し、山梨ワインの魅力に迫る。

 プランは視聴のみ(税込1980円)のほか、事前配送のワイン付きプランも用意。白1本(税込4980円)から赤・白、スパークリングの3本付セット(税込9980円)まで選べる。なお、スパークリングワインは同オンラインツアーが先行販売となる。

東武トップツアーズ、農林水産省と共催「農村RMO推進研究会」

2023年9月11日(月) 配信

9月22日(金)にオンラインで実施する

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は9月22日(金)、農林水産省との共催で「令和5年度第1回農村RMO推進研究会」を実施する。農村型地域運営組織(農村RMO)の普及・啓発、農村RMOに取り組もうとする関係者の知見向上をはかる。

 農村RMOとは、複数の集落の機能を補完し、農用地保全活動や農業を核とした経済活動と併せて、生活支援など地域コミュニティの維持に資する取り組みを行う組織。農村地域、とくに中山間地域では、高齢化や人口減少が急速に進行し、集落単体では、農用地の保全や農業生産だけでなく、集落機能の維持も難しくなる状況にある。このことから、広域的な範囲で支え合う組織づくりが進むよう、総合的な対策を講じる農村RMOが必要とされた。

 「第1回農村RMO推進研究会」は午後1:30~4:30まで、オンラインで実施する。テーマは「農用地保全のためのプロセス学習」。参加費無料。申し込みは「農村RMO推進研究」専用サイトから。

こちらのQRコードから申込可能

JALグループ、離島17空港で「御翔印」販売へ 第3弾で全55空港を網羅

2023年9月11日(月) 配信

「御翔印」と「御翔印帳」

 日本航空(JAL)とJALUXは9月16日(土)から、JALグループが就航する離島の17空港で「御翔印(ごしょういん)」と「御翔印帳」を売り出す。2022年9月に11空港で販売を開始し、今回で第3弾となる。これにより、JALグループが就航する国内55空港すべてを網羅する。今後、全55空港の御翔印購入者には記念品の贈呈を予定する。

 また、販売開始から1周年を記念し、9月20日(水)の「空の日」に、「1周年の記念御翔印」を第1弾空港の11空港で売り出す。枚数限定で、各店舗無くなり次第終了となる。

 今後、海外空港への展開や御翔印をテーマにしたツアーも検討するなど、同コンテンツを生かして交流人口の拡大などをはかっていきたい考え。

 なお、御翔印の価格は第3弾空港が各350円(税込)、1周年記念が各600円(税込)。

「TAIKI圏内で体験」 日旅など4者が北海道・大樹町の観光振興目指すパートナーシップ結ぶ

2023年9月11日(月) 配信

左から小谷野社長(日本旅行)、富田社長(キャリオ技研・ジュラテクノロジー・日本カレラクラブ)

 日本旅行(小谷野悦光社長)とキャリオ技研(富田茂社長、愛知県名古屋市)、ジュラテクノロジー(同、北海道広尾郡)、日本カレラクラブ(同、京都府京都市)の4者はこのほど、北海道・大樹町において、HOSPO(北海道スペースポート)などを活用した観光振興と航空・宇宙のまちづくりを目的としたパートナーシップ協定を結んだ。

 「TAIKI圏内で体験」をコンセプトに、観光商品の企画開発を行う。北海道スペースポート滑走路を活用して、小型機操縦体験やスポーツカー滑走路走行体験などのコンテンツを開発する。また、パイロットライセンス取得のパッケージツアー造成や、小型航空機運行の検討、ジビエ料理と食育メニュー開発などに取り組む。

 このほか、国内外旅行者の受け入れ環境整備について、スモールエクセレントホテル「十勝宿場おきばる」宿泊プランを、ふるさと納税返礼品としての造成も含め検討している。

JTB、農業も観光も体験 「りんご農家ボランティアツアー」

2023年9月11日(月) 配信

リンゴ収穫(イメージ)

 JTBは、青森県弘前市、アサヒビール、ニッカウヰスキーと連携して、10~11月にかけて、「りんご農家ボランティアツアー」を企画、実施する。4者の連携により農業の人手不足解消への貢献とともに、援農を起点とした地域活性化、関係人口の創出・拡大による地方創生を目指す。

 多くのリンゴ農家を抱える青森県弘前市は、高齢化や人口減少により、後継者の確保と合わせてとくに農繁期での人手不足が大きな社会課題となっている。このため、農業現場での作業支援を起点とした、地域活性化や地方創生に向けた取り組みが急務。今回、JTBによる地域や観光事業者の課題を解決する支援を行ってきた取り組みに共感し、同ツアーを企画、実施することで協業するに至った。

 「りんご農家ボランティアツアー」は、人手不足に悩む農家に対して、主に都市の在住者が農作業を手助けすることを主眼にしたボランティアツアー。ツアーを通じて、困っている農家を支援できることはもちろん、農家をはじめとした地域との交流など、普段はできない体験や経験が期待できる。

 今回は日本一のリンゴ産地である弘前市のリンゴ農家を、サポート・応援したい地域外の住民や企業などが1日かけてリンゴ収穫の農作業を手伝う。リンゴ収穫作業のほか、葉取りや運搬などを想定している。NIKKA弘前工場でつくられた「ニッカシードル」の土産付き。

 出発日は10月15日(日)、22日(日)、29日(日)、11月4日(土)、12日(日)の日帰り計5コースを設定する。募集人数は各開催日ごとに60人。プログラム参加費は0円だが、これ以外の交通費・宿泊費は自己負担となる。

 申し込みは「ひろさき援農プロジェクト」Webサイトから。