「JTBクルーズプラザ有楽町」4月20日(金)オープン

2018年4月19日(木)  配信

クルーズプラザ有楽町(イメージ)

JTB(髙橋広行社長、東京都品川区)は、4月20日(金)に「JTBクルーズプラザ有楽町」をオープンする。

 近年、クルーズ旅行は富裕層に留まらず、家族連れやハネムーン、女子旅といった幅広い層への拡がりをみせている。

 全国470のJTB店舗から選定された77のクルーズプラザには、日本外交客船協会(JOPA)が運営するクルーズコンサルタントや、豊富な知識と経験を持ったスタッフが常駐。Webオンライン予約が伸びている昨今だが、顧客の細かな要望に合わせた提案を受けられるのは実店舗ならでは。

 とくに「JTBクルーズプラザ有楽町」は、敷地面積約125平方㍍と広く、24人までの説明会が開催できる会場も備える。説明会会場では船会社・地域自治体と連動したイベントや、旅行参加者の集いの場などを実施していく予定だ。

オープニングイベント

開催期間:2018年4月20日(金)~22日(日)

参加費:無料(予約不要)

イベント内容
①    JTBチャータークルーズ・飛鳥Ⅱで航く「碧彩季航(あおいろきこう)・紅葉と味覚 秋を楽しむ日本一周」の5つの寄港地(八戸・秋田・七尾・唐津・別府)の写真展開催
②    飛鳥Ⅱキャプテンの制服展示
③    秋田「なまはげ」と写真を撮ろう!!
④    寄港地の日本酒の「振る舞い酒」寄港地の銘菓・特産品の無料配布

オープン記念特別商品概要

クルーズプラザ有楽町オープン記念
「碧彩季航 飛鳥Ⅱチャーター 紅葉と味覚 秋を愉しむ日本一周クルーズ10日間」

旅行代金:2人で88万円(キャビン指定不可、2人1組での申込限定)

特典: 寄港地観光オプショナルツアーに使えるクーポン8万円分(2人で)付き

旅行期間:横浜発着 /2018年10月22日(月)~31日(水)

発売日:2018年4月20日(金)/先着5組10人限定

販売個所:JTBクルーズプラザ有楽町(トラベルゲート有楽町内)

tel:03-6212-2898

1年間の成果を発表! エアビーアンドビー×吉野町(奈良県)

2018年4月19日(木) 配信

エアビーアンドビーが吉野町での民泊ビジネスの成果を発表した(写真はイメージ)

吉野町(奈良県)と、民泊仲介サイトのエアビーアンドビー(Airbnb)が提携をスタートして1年となる。 コミュニティハウス「吉野杉の家」を建設するなど、シェアリングエコノミーを生かし、来訪者と地域住民の交流促進に寄与している。エアビーアンドビーはこのほど、民泊ビジネスによる経済効果など、1年間の取り組みの成果について発表した。

 「吉野杉の家」の年間稼働率は 70%。年間収益は約 270 万円を突破した。住民ら30人が協力して運営するスタイルの民泊物件で、国内外からの旅行者をもてなしている。カフェでは、住民らによる朝食・ランチの提供も行っており、こちらの利益総額は約300 万円。収益の分配については、地域内で取り決めがなされている。なお、吉野民泊物件を運用するホストの年間平均収益は約 23 万円となった。

 民泊の活用は地域にとって、受入体制の要となる宿泊施設数を伸ばすことにつながる。来訪者に対し、宿泊時でも地域住民と交流できる環境を整えられるため、ローカル地域の文化・伝統に興味関心の高い旅行者を取り込むキッカケとして期待されている。

美しい写真で日本をPR、NAAが訪日外国人観光客向け観光情報サイト開設

2018年4月19日(木) 配信

サイト掲載写真にこだわる(画面イメージ)

成田国際空港が、訪日外国人観光客向け観光情報サイト「 TOKYO-NARITA JAPAN EXPLORER」を開設した。 空港利用客だけではなく、訪日旅行のきっかけとなるような訴求力の高い写真を多用。訪日観光のより一層の需要喚起をはかる考えだ。 

  新ウェブサイトは、「成田空港とつながっている魅力的な日本を探訪」をコンセプトに、成田空港周辺や、首都圏とその周辺、成田空港から国内線(主にLCC〈格安航空会社〉)や高速バス(主に Air & Bus)でつながっている観光地情報やアクセス情報などを提供。文化や自然、食、アクティビティなどの分野別の情報をバランス良く配置しているほか、LCCや高速バスのチケット予約や体験アクティビティ予約、宿泊予約などにつながるサイト構成にしている。 記事は、ネイティブライターが観光地の情報を厳選し掲載。とくに写真にこだわり視覚からの訴求に注力した。また日本政府観光局(JNTO)の英語グローバルサイトや「japan-guide.com」、「Live Japan」、「MATCHA」 などの主要な訪日インバウンドメディアとも連携し情報を提供する。

3月訪客数260万人で過去最高、消費額は初の1兆円超え

2018年4月19日(木) 配信 

18日の会見時の田村長官

 

日本政府観光局(JNTO)によると、3月の訪日外国人旅行者数は前年同期比18・2%増の260万7900人で過去最高となった。韓国などの航空便数の増加が全体を底上げした。訪日外国人消費額は同17・2%増の1兆1343億円で、1~3月期として初めて1兆円の大台に乗った。

 主要20市場では、ベトナムが同60・9%増の5万6100人、スペインは83・9%増の1万1500人と急増。田村明比古観光庁長官は4月19日の会見で、「イースターが4月1日だったことで、その数日前から休暇となり、キリスト教圏のとくにカトリック系のフィリピンやスペインが大きな伸びを示した」と分析した。

 このほか韓国が61万9200人(同26・8%増)、中国が59万4900人(同16・9%増)、台湾が38万7300人(同14・0%増)となり、この上位3カ国で全体の6割を占めた。

 一方、消費額の費目別構成比は、買い物代が34・9%(3961億円)で最も高いが、前年同期と比べ4㌽近く減った。次いで宿泊費が27・9%(3164億円)、飲食費が20・5%(2324億円)の順。娯楽サービス費は6・1%(690億円)で、これら3つはそれぞれ前年同期比より割合が増えた。爆買いが収束し、日本での体験などを楽しむコト消費が増えているようだ。

 娯楽サービス費については、今年から費用項目を追加。「温泉・温浴施設・エステ・リラクゼーション」「マッサージ・医療費」「展示会・コンベンション参加費」「レンタル費」を加え、より詳しく調べていく考え。レンタル費はスノースポーツなどアクティビティ全般のレンタル用品や、外国人に人気がある着物を借りて街歩きをする費用などを含む。

 娯楽費サービス費の中身を国籍別でみると、購入率が1番高いのは豪州だった。「圧倒的にスキーリフト代が高い。全国籍・地域の平均は6・2%だが、豪州は48・2%と7倍近く購入率が高い」(田村長官)と調査を振り返った。

 なお、訪日外国人1人当たりの旅行支出は14万8891円(0・6%増)となった。

サイバーエージェントら 人型ロボットに関する共同研究事業開始へ

 2018年4月18日(水) 配信 

記者会見のようす。中央が石黒教授

 

サイバーエージェントと大阪大学、東急不動産ホールディングスの3者は4月18日(水)、ホテルにおける人型ロボットの共同研究事業について記者会見を開いた。単なる人手不足を補うのではなく、人型ロボットの新たなおもてなしの実現を目指す。多言語対応や客と直接応対できるレベルを、2020年までにカタチにしたい考え。ロボットからの情報による飲食店への誘導など、広告媒体としても展開を狙う。

 人型ロボットの強みは人よりも存在感が薄いことだという。同日の会見で、大阪大学の石黒浩教授は「ホテルの部屋にいても、プライバシーもプライベートも人型ロボットなら守られる。新たなおもてなしや役立つ広告(情報)の提供を人型ロボットが実現できる」と期待感を示した。

 サイバーエージェントと大阪大学石黒浩教授は昨年から、ロボットなどの接客対話の自動化の研究開発などを進めてきた。今回は東急HDがこれに参画。3月19日から東急ステイ高輪(東京都港区)で実験を行った。

 ロボットをエレベーター前と廊下に設置し、宿泊客に対して会話やあいさつを行わせた。アンケート結果では「押しつけがましくない」「楽しかった」など好評だったという。

 今後は人型ロボットの技術開発に本腰を入れる。多言語化やチェックイン時の質問対応や設備の説明、おすすめのレストラン・店舗の広告を打てるようにしていく。サイバーエージェントはロボットとIoTを活用したこの広告事業を、新たなビジネスモデルとして構築していく考えだ。

 石黒教授は「ホテルの中でロボットから情報を提供し、客と会話をして広告を打つなど、まだ実現されていない。まったく新しいチャレンジだ。3者が協力して初めての実現例を目指す」と意気込みを語った。

インバウンドの受入体制拡充に注力 (オリックス)

2018年4月18日(水) 配信

川越駅観光案内所(埼玉県川越市)で、QRコードを撮影し、情報にアクセスする観光客(同社報道資料より)

オリックスがインバウンドの受入体制拡充に注力する。4月18日(水)に、滞在期間中の情報収集に役立つインフラ整備を始めると発表。インバウンドの国内滞在時の利便性を向上させ、地域事業者の消費増に寄与する考えだ。

 オリックスの役割は、宿泊施設や飲食店の集客をサポートし、インバウンドの情報収集を助けること。メニューや部屋プランといった各店舗・施設情報を多言語に翻訳し、ウェブ上に掲載するとともに、2次元(QR)コードやNFC(近距離無線通信)といったコンタクトポイントを観光案内所などに設置し、来訪者(インバウンド)とのマッチングにを支援する。店舗・施設らは、有償でサービスを利用することとなる。

 広島市(広島県)や倉敷市(岡山県)、名古屋市(愛知県)ら26の自治体・団体が参画することとなっている。案内所でコンタクトポイントを設置するほか、自治体のホームページにもQRコードを掲載する予定。すでに、福岡市(福岡県)と嬉野市(佐賀県)、由布市(大分県)で実証実験を行っている。

国内は青森、海外はフィリピン スカイスキャナージャパン、GW人気旅行先ランキング発表

2018年4月18日(水) 配信

「弘前公園」では、今年で100周年を迎える「弘前さくらまつり」が開催される。(写真はイメージ)

国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスを提供するスカイスキャナージャパンが、「2018年ゴールデンウイーク 人気急上昇の旅行先トップ10」を発表した。最も予約の伸び率が高かった目的地は、国内では青森県、海外ではフィリピンという結果になった。

 国内1位の青森県は、東京(羽田)、大阪(伊丹)といった主要空港からの往復便の予約がとくに好調で伸び率は前年から143・8%増加した。2位の宮崎県は、昨年ジェットスター・ジャパンの東京(成田)―宮崎線が就航。東京(羽田)や大阪(伊丹)との往復便の予約も順調に伸び、68.6%増加した。3位は、ソラシドエアがGW中に臨時便を運航している東京(羽田)―長崎線が好調な長崎県で、47・7%増。4位は、NHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台として注目を集める鹿児島県で38・1%増の伸びとなった。

 海外旅行では、航空各社の新規就航が日本人観光客の増加を後押し、人気の急上昇に大きな影響を与えたようだ。海外1位は、3月はジェットスター・アジア航空の大阪(関西)―クラーク線が就航したフィリピンで、107・0%増と大幅な伸び。2位は、ルフトハンザ ドイツ航空の名古屋(中部)ーフランクフルト線が3月から増便したドイツで60・5%増の伸びを記録。3位は、昨年JALの東京(成田)―メルボルン線とカンタス航空の大阪(関西)―シドニー線が就航したオーストラリア(+58・2%)、4位は、ジェットスター・パシフィック航空が昨年に大阪(関西)―ハノイ線と大阪(関西)―ダナン線を就航させたベトナム(+56・1%)が続いた。

フィリピンは、さまざまな観光促進キャンペーンを実施(写真はイメージ)

 ランキング作成に当たっては、2018年のGW(4月28日~5月6日)中の国内全空港発着便のスカイスキャナーでの予約席数と、 17年のGW(4月29日~5月7日)中の予約席数を比較した。 なお予約席数は、 2018年のGWは18年3月26日時点、 17年のGWは2017年3月27日時点の値。 国内は2017年の予約席数が中央値、 海外は平均値を下回る目的地は除外している。

国内・海外トップ10

国内

1位  青森県  (+143・8%) 

2位  宮崎県  (+68・6%)

3位  長崎県  (+47・7%)

4位  鹿児島県 (+38・1%)

5位  愛媛県  (+31・2%)

6位  沖縄県  (+29・2%)

7位  大分県  (+25・8%)

8位  熊本県  (+18・4%)

9位  宮城県  (+17・3%)

10位 兵庫県  (+14・2%)

海外

1位 フィリピン     (+107・0%)

2位 ドイツ       (+60・5%)

3位 オーストラリア   (+58・2%)

4位 ベトナム      (+56・1%)

5位 ロシア       (+48・3%)

6位 インドネシア    (+33・8%)

7位 タイ        (+28・6%)

8位 マレーシア     (+27・7%)

9位 中国        (+23・1%)

10位 カンボジア     (+21・9%)

セブン-イレブンに24時間対応の民泊チェックイン機導入

2018年4月18日(水) 配信

6月15日からサービス開始、全国展開を目指す

セブン-イレブン・ジャパン(古屋一樹社長、東京都千代田区)とJTB(髙橋広行社長、東京都品川区)は、6月15日(金)から東京都内の一部セブン-イレブン店舗に民泊チェックイン機「セブンチェックイン機」の設置を順次開始する。24時間365日いつでもチェックインと鍵の受け渡しが可能となる。

 住宅宿泊事業法(民泊新法)では、家主不在型の民泊施設は宿泊行為の開始までに名簿の作成と宿泊者の本人確認を行う必要がある。方法は対面、または対面と同等の手段としてICT(情報通信技術)を活用する。

 家主不在型民泊施設の運営管理をする業者にとって、鍵の受け渡しだけでなく、ガイドラインに則した宿泊者名簿の作成、本人確認を確実に行うことが課題となる。

民泊宿泊施設向けの合法的な運営を推進する

 JTBはゲストのチェックイン時のトラブル対応に備え、24時間対応の多言語コールセンターを設置し、サポートする。

 「セブンチェックイン機」は2018年10月までに50店舗への展開を予定している。さらに、2020年度までに1000店舗を目指す方針。

ニューツーリズムの進化系〈東京C観光〉始まる、地域貢献活動を観光コンテンツに

2018年4月18日(水) 配信

〈東京C観光〉は、非営利団体や任意団体による地域貢献活動を観光コンテンツに据えたもの、ニューツーリズムの進化系が早くも登場した

自分の住む地域・社会では何が起こっているのか? 個人の問題意識が明確であれば、今住むコミュニティの内側や近隣エリアに目を向けても新しい発見はあるはずだ。近年、環境やスポーツ、健康などをコンテンツに据え、外からの誘客増加を目指すニューツーリズムの試みが一般化している。そんななか、外からの誘客ではなく、地域住民の問題意識に応えることを目的とした商品も出てきた。

 東京都国立市を拠点に構えるスタートアップ企業・フィールドトリップ東京(菱沼秀行代表)は5月から、コミュニティ内の市民活動を観光コンテンツとして捉え、見学や体験を提供する試み〈東京C観光〉をスタートする。非営利団体シェア・マインドが主催する「無料スーパー」の運営見学・利用体験を皮切りに、地域貢献活動を実際に体験できる商品を開発提案する方針だ。

 「非営利団体や任意団体など、東京ではさまざまな分野で地域貢献に取り組む団体・組織がありますが、当事者でなければその内容を知ることは難しいのが現状です。これら活動を見学・体験できるプラットフォームをつくりたいと思い事業を立ち上げました」と同社の菱沼代表は本紙の取材に答えてくれた。

 シェア・マインド主催の「無料スーパー」は、食品ロスという豊かさ故に抱える社会問題に対応した取り組み。テレビや新聞で名前だけは知っているという人も多いが、運営の内実を知り、利用すれば問題の本質により深くタッチできる。フィールドトリップ東京では、参加者らによる気付きの共有や、ロス食品を利用したBBQを行うことで、理解促進を促すサポートを行う。

 「障害者が楽しめるバリアフリーディスコや、若者の就業と高齢者介護双方の課題解決を目指す取り組みなど、東京都内には知られていない活動がたくさんあります。主催する団体・組織の多くが慢性的な資金不足にあり、なかなか周知といった広報事業にまで手が回らないというところも少なくありません。〈東京C観光〉では情報発信を手伝うとともに、新たな収入源としての役割も果たしていきたいと考えております」。

 〈東京C観光〉は、連携先の団体・組織の活動を見学・体験できる有料商品。連携先は活動を通じて副収入を得られる仕組みとなっている。「随時見学を受け付ける組織・団体もありますが、我われはそれを有料で行うことのできるプラットフォームとなっています。共生社会関連だけでなく、地域に根付く伝統文化・芸能の見学・体験とも好相性だと考えています」。

 商品を企画販売するフィールドトリップ東京は旅行事業者ではないため、事業内容は見学・体験の販売のみ。イベントの販売サイト Peatix 上で販売するほか、KNTーCTウエブトラベルが運営するオプショナルツアー販売サイト(旅の発見)での販売に向け準備を進めている。オンラインに特化した販売サイトも視野に入れているという。

 「ここ数年、工場視察ツアーといった大人向けの社会見学が話題となっています。小学や中学生ら子供ら向けコンテンツが大人にもウケることは自明となっています。地域貢献活動をコンテンツ化することで、社会見学のサードウェーブをつくっていきたいと考えているのです。旅行業法については、抵触しないようしっかり対応していくつもりです」。

 代表を務める菱沼氏はこれまで、地域の情報発信に特化したオウンドメディアや、生涯学習事業の立ち上げに従事しきた経歴を持つ。同事業では、地域や人をつなげてきた経験を生かしていきたいという。

「ストレスのない県」ランキング 1位は愛媛県!その秘訣は

2018年4月18日(水) 配信

左から有田氏秀穂氏、鈴木奈々さん、眞鍋かをりさん、恒吉明美社長

化粧品販売を行うメディプラスと関連会社メディプラス研究所(恒吉明美社長、東京都渋谷区)は4月17日(火)、女性の「ストレスオフ県ランキング2018」の発表会を開き、ゲストとしてタレントの眞鍋かをりさんと鈴木奈々さんが出席した。1位は愛媛県で、昨年に続き2連覇。2位が静岡県、3位に佐賀県と続いた。

「ストレスオフ県ランキング2018」 全国結果

 首位に輝いた愛媛県は、ブルーライトなどのデジタルストレスの少なさに加え、リズム運動の習慣がある。また、サイクリングやガーデニングが盛んで日光を浴びる時間が多いという。

 「日光浴はセロトニンを増やし、我われに良い影響を与えてくれる」とメディプラス研究所顧問で東邦大学名誉教授・医学博士の有田秀穂氏が解説。

 同県出身の眞鍋さんも、「瀬戸内海は気候が温暖で海も穏やか。幼いころは無人島で遊んでいた。自転車で1から2時間かけて隣町まで出かけることもあり、外に出る機会は多かったが、この結果に結びつくとは思っていなかった。とても嬉しい」とほほえんだ。

 鈴木さんの地元茨城県は37位となり「都内への満員電車でストレスが溜まっているのでは」と持論を展開していた。 

 2位の静岡県には温泉が多く、日常的に湯船で身体を温めることやスポーツ頻度が高いこと、3位の佐賀県は睡眠時間が長いことなどが理由として挙げられる。

 「ストレスを溜めないためには睡眠時間を6から8時間は取ることや、グルーミング(人との触れ合い)を意識して取り入れることなどが効果的」と有田氏は提案した。

 後半には、涙を流してストレスを「オフ」する方法「涙活(るいかつ)」に眞鍋さんと鈴木さんが挑戦。闘病中の母娘の短編映像が流れると、2人は号泣。涙を流したあとは「すっきりした」と効果を実感した。

1カ月に2~3分「涙活」をすることを推奨

 同社は「日常に心地よさを感じていて、ストレスに対して心のバランスが取れている状態」を「ストレスオフ」とし、全国の20~69歳の男女各7万人を対象に調査。その結果をもとに、女性の「ストレスオフ県」を都道府県別のランキングにした。

 恒吉明美社長は「上位県がどのような工夫をしているのかを参考に、自身のセルフケアに取り入れてほしい。ストレスオフを広め、将来的には文化になっていくことを目指したい」と意気込んだ。

自律神経のバランスを崩し肌荒れが再発したという自身の経験から、肌と心のさまざまな活動を行っている(恒吉明美社長)